厚揚げ(生揚げ)は、開封前であれば袋のまま保存できるので、とても便利です。
冷蔵した場合の日持ちは、3〜4日。
さらに長持ちさせたい場合は、冷凍することもできます。
冷凍すると食感がかわる
ただし、厚揚げを冷凍すると、食感がかなり変わります。
厚揚げの中心部分には豆腐のなめらかな食感が残っていますが、冷凍するとそれが失われ、高野豆腐のような、ややボソッとした食感に変化します。
これは、厚揚げの原材料である豆腐を冷凍保存した場合も同様です。
豆腐にしても厚揚げにしても、冷凍することでボソッとした食感になってしまう理由は、中の水分が失われてしまうため。
冷凍すると生地の中に氷の塊ができますが、解凍するとその氷が溶けて、氷があった部分が空洞となって残ります。
ですから、食感が変わってしまうのを避けたいのなら、厚揚げの冷凍はおすすめしません。
冷凍するメリット
一方で、厚揚げを冷凍することにもメリットはあって、内部に空洞ができることで、味染みが良くなります。
厚揚げを高野豆腐のような食材として割り切ったうえで、煮物などに使うのであれば、それはそれで十分アリだと思います。
厚揚げの冷凍方法
さて、以上の点を踏まえて、厚揚げの冷凍の仕方をご紹介します。
厚揚げは、開封前なら、袋のまま丸ごと冷凍することもできます。
ただ、冷凍した厚揚げは解凍せずに調理に使えるので、冷凍前に下処理を済ませておくと便利です。
必要に応じて油抜きをしたうえで、好みの大きさに切り分けておくと、解凍後の調理がラクチンに。
切った厚揚げは、保存袋に入れ、袋の中の空気を抜いて冷凍庫で保存すると、1ヶ月ほど日持ちします。
ちなみに、油抜きというのは、厚揚げの油っぽさをおさえる下ごしらえの方法のことです。
詳しくは「油揚げの油抜き」を参考にしてください。
厚揚げの煮物を冷凍するのももちろんアリです。
ただし、先にお伝えした通り、食感が変化してしまうことを知っておいてください。
厚揚げの冷蔵保存方法
厚揚げは、すでにお伝えした通り、冷凍すると食感がかわるので、冷蔵保存までにとどめて食べ切ることに越したことはありません。
開封前の厚揚げだったら、袋のまま冷蔵庫の冷蔵室に入れて、3〜4日を目安に、パックに記載された賞味期限内に食べ切ってください。
封を開けたあとに厚揚げが残ったら、ラップでぴったり包んで、同じように冷蔵室に入れます。
厚揚げを油抜きする場合は、買った時にまとめて行うよりも調理の直前にする方が、油臭さがきれいに取れるので効果的です。
最後に、残ってしまった厚揚げの大量消費におすすめのレシピをいくつかご紹介します。
どれも簡単につくれるうえに美味しく仕上がりますよ。
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