冷凍も便利！しいたけの保存方法と保存期間。生椎茸を日持ちさせるコツ

しいたけ（生椎茸）の上手な保存方法を解説します。
しいたけは常温保存には向かない食材なので、冷蔵庫に入れるのが基本です。

また、しいたけを安心して長期で保存したいのなら、冷凍保存することもできます。

冷凍すると食感が劣化する野菜が多いなか、しいたけをはじめとしたきのこ類は、食感がほとんど変わらないうえに、旨味がアップするというメリットがあります。

きのこ類を冷凍すると、細胞が破壊され、旨味成分が出やすくなるためです。

冷凍での日持ちは1ヶ月

しいたけを冷凍する際には、調理しやすい大きさに切ってから、保存袋に入れます。

というのは、凍ったしいたけは、解凍せずにそのまま料理に使うことができるからです。
切って冷凍しておくと、すぐに使えてとても便利です。

また、一度に大量のしいたけを冷凍保存する場合は、1回で使いやすい分量を小分けにしておくと、使う時によりラクチンです。
その際には、小分けにしてラップで包んだうえで、保存袋に入れてください。

なお、椎茸の冷凍保存期間は1ヶ月ほどです。

冷凍したしいたけは、生のしいたけと同様に、幅広い料理に使えます。

たとえば、スープの具材にするなんていかがでしょうか。
スープにすれば、冷凍しいたけの旨味を余すことなくいただくことができます。

別記事の「しいたけスープ」では、生のしいたけを使ったレシピを紹介していますが、そっくりそのまま冷凍しいたけに置き換えることも可能です。

また、しいたけは、加工してから冷凍することも勿論できます。

時間がある場合は、佃煮などに加工して冷凍するのもありです。

冷蔵での日持ちは10日

手元にあるしいたけを割と早めに食べ切るつもりであれば、ひとまず冷蔵保存するのがおすすめです。

しいたけは、常温でも1〜2日ほど日持ちしますが、早めに冷蔵庫に入れる方が長持ちします。
しいたけの冷蔵保存期間は10日ほどです。

しいたけは湿気に弱い食材なので、冷凍するにあたっては、しいたけをキッチンペーパーや新聞紙などで包んでから、ビニール袋に入れて口を縛ります。
そうすると、ビニールの中に湿気がこもりにくくなるので、比較的日持ちさせることができます。

しいたけは、水気を多く含んだ傘の部分から傷みはじめるので、保存する際には、生えていた時と同じ向きになるように、できるだけ傘の方が上になるように置きます。

そして、なるべく重ならないように箱に詰めたうえで、箱全体をビニール袋で覆うと、長持ちしやすくなります。

干すと消費期限半年に

ところで、しいたけの生食にこだわらないのなら、乾燥させてから保存するのもおすすめです。

「干す」と聞くと、ちょっと面倒そうに思えるかもしれません。
でも、しいたけは、屋内でも日当たりさえ確保できれば、簡単にカラカラに乾かすことができます。

乾かす日にちは、薄切りにすれば1〜2日、丸ごとだったら3〜4日ほどです。

ただし、手作りの干し椎茸は、特殊な乾燥を施している市販品ほど日持ちしません。
冷暗所での保存期間は半年ほどです。

「自家製干し椎茸の作り方と使い方」については、別記事で詳しく解説しています。
リンク先もぜひ参考にしてください。