干し椎茸の戻し汁を使って、美味しい味噌汁を作るコツを解説します。
干し椎茸の戻し汁には椎茸の旨味がたっぷりと溶け出しているため、味噌汁やスープの材料として活用するとムダがありません。
ただ、そのまま使うだけだと、独特のクセが少し気になることも。
そのうえ、かつおだしなどと比べると旨味が控えめなため、だしの代わりとしてはやや物足りなく感じます。
そこでおすすめなのが、ねぎなどの薬味をたっぷりと添えて、なおかつ、顆粒だしの素を少し加えることです。
キレのある風味をプラスすることでクセっぽさが抑えられ、だしの素を補うことで旨味がアップします。
もちろん、顆粒だしの素の代わりに、本格的なかつおだしや昆布だしなどを使ってもOKです。
干し椎茸には「グアニル酸」という旨味成分が含まれていますが、鰹節に含まれる「イノシン酸」や昆布に含まれる「グルタミン酸」など、他の旨味成分を合わせることで、旨味の相乗効果が働いて、より美味しくいただくことができます。
材料
油揚げ | 1/2枚 |
乾燥わかめ | 2g |
長ネギ | 1/2本(50g) |
味噌 | 大さじ1強 |
干し椎茸の戻し汁 | 350ml |
顆粒だしの素 | 小さじ1/2 |
※干し椎茸の戻し汁と鰹だし(もしくは昆布だし)を合わせたものを350ml使ってもOK。
作り方
まず、油揚げ(1/2枚)をキッチンペーパーで挟み、手でおさえて油を取って、1センチ幅の短冊切りにします。
長ネギ(1/2本:50g)は、斜め薄切りにします。
油揚げの表面をキッチンペーパーを使ってくっと押さえると、ほど良く油が抜けて、油っぽさがやわらぎます。
次に、干し椎茸の戻し汁(350ml)・顆粒だしの素(小さじ1/2)・油揚げを鍋に入れ、油揚げにさっと火を通します。
干し椎茸の戻し汁だけだと旨味が少し控えめなので、顆粒だしの素を少量を補います。
顆粒だしの素の代わりに、「干し椎茸の戻し汁」と「鰹だし(もしくは昆布だし)」を合わせたものを350ml使ってもいいです。
続いて、乾燥わかめ(2g)と長ネギを加え、すぐに味噌(大さじ1強)を溶かし入れます。
ネギは加熱しすぎると風味が飛んでしまうので、味噌を溶かす直前に加えます。
軽く温めたら完成です。
ねぎなどを加え、さらに別の旨味を補うことで、飲みやすい味に仕上がります。
もちろん、椎茸の風味はしっかりと残っているので、椎茸が苦手な方にはおすすめしませんが、椎茸が好きな方であれば、美味しく飲んでいただけると思います。
椎茸の旨味と香りを活かした、味わい深いお味噌汁ですよ。
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