ふっくら柔らかい昆布の佃煮のレシピをご紹介します。
昆布のだしがら(出がらし)を使った甘辛煮になっていて、だし汁を取ったあとに残った「使用後の昆布」を活用して作ります。
このだし用の昆布は、煮物用のものと違って、食感がとても硬い場合が多いです。
そのため、佃煮としてリメイクするには少し工夫が必要です。
このレシピでは、だし昆布でも十分に柔らかく仕上げるために、昆布を細切りにしたうえで、さらに酢を加え、少し気長に30分ほど煮ています。
酢を加える効果は絶大です。
昆布に含まれる食物繊維の「アルギン酸」は、酢を加えると水をよく吸い込み、柔らかくなる性質があります。
そのため、酢を加えない場合とくらべると、断然食べやすく仕上がります。
ちなみに、使用する酢は少量なので、酸味は残りません。
甘さ控えめの優しい味付けで、ご飯との相性も抜群です。
材料
昆布だしがら | 30g |
生姜 | 3g |
砂糖 | 小さじ1/2 |
みりん | 大さじ1と1/3 |
醤油 | 小さじ2 |
酢 | 小さじ2/3 |
水 | 300ml |
このレシピは、少量のだしがら昆布でも作れる分量になっていますが、昆布の大量消費がお望みなら、2倍・3倍量でも同じように作れます。
その際には、水以外の材料の分量をそれぞれ2倍・3倍に増やして、汁気が少なくなるまで煮てください。
なお、出汁を取った後に残った昆布は、冷蔵はもちろんのこと、冷凍もできます。
作り方
まず、昆布のだしがら(30g)を細切りにして、皮を剥いた生姜(3g)を千切りにします。
次に、昆布のだしがらと生姜を小鍋に入れ、砂糖(小さじ1/2)・みりん(大さじ1と1/3)・醤油(小さじ2)・酢(小さじ2/3)・水(300ml)を加えて、火にかけます。
沸騰したら火を少し弱め、汁気が少なくなるまで30分ほど煮ます。
だし用昆布は、煮物用昆布と比べると食感がかたい場合が多いので、細切りにしたうえで酢を少し加え、気長にコトコト煮ることで柔らかく食べやすく仕上げます。
汁気がこれくらい少なくなったら完成です。
出がらしとは言え、昆布の風味はしっかりと残っていて、旨味も十分に感じられます。
また、煮る際に酢を加えているので食感も適度に柔らかく、とても食べやすく仕上がります。
ご飯のお供にぴったりの、甘辛い味の一品。
残っただし昆布を無駄なく美味しく食べられますよ。
日持ち:冷蔵で10日・冷凍で1ヶ月
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