柚子の上手な絞り方を解説します。
柚子の絞り汁をムダなく簡単にとる方法についてです。
ポイントは、次の3つです。
- 半分に切り分ける際に、横向きに包丁を入れると、果汁がムダに流れ出ない。
- 手で絞るときには、横半分に切ってから外皮を下に向けて絞ると、外皮から滲み出たエキスが絞り汁と一緒に摂れるため、風味や栄養効果がアップする。
- レモン絞り器を使ったり、果肉をザルに広げてヘラで押し付けるなどすると、無駄なく絞れる。
それぞれについて詳しく解説します。
柚子の絞り方
使用する柚子がかたい場合は、そのまま電子レンジに入れて、500〜600Wで20〜30秒ほど軽く温めると、外皮が少しソフトになって絞りやすくなります。
黄柚子は柔らかい場合がほとんどですが、青柚子の果汁を絞る時には便利です。
柚子の果汁を無駄にしない切り方
続いては、柚子の汁をムダにしない切り方についてです。
まず、柚子を横半分に切ります。
この時、包丁を最後まで下ろさずに、途中で止めます。
包丁を下まで入れない
そのため、途中で包丁を止めて、果汁の流出を抑えます。
そして、柚子を横向きにして、包丁を最後まで入れます。
このように切ると、柚子の果汁が流れ出ません。
柚子の風味や栄養がアップする絞り方
次に、柚子の風味や栄養がアップする搾り方について解説します。
柚子を手で握って絞る場合は、横半分に切り分けたうえで、外皮を下に向けて絞るのがおすすめです。
皮を下にすると風味&栄養UP
このようにして絞ると、種が落ちにくくなるうえに、果汁が外皮を伝って下に落ちるため、外皮から滲み出た風味や栄養も一緒に摂ることができます。
柚子の外皮には、精油成分の「リモネン」や「リナロール」が含まれています。
こうした成分が絞り汁に加わると、香りが良くなるだけでなく、血行促進効果やリラックス効果なども期待できます。
果汁を無駄にしない絞り方
手で握って果汁を絞る方法はとても手軽ですが、やはり、多少の絞り残しは生まれます。
もし、柚子の果汁をきれいに絞り取りたい場合は、まずは、レモン絞り器を試してみてください。
レモン絞り器を使うと、手では絞りきれなかった部分までガッツリと絞ることができます。
ただ、柚子は、レモンとくらべて種が多くて果肉部分がスカスカですし、そのうえ、絞っている間に房が外皮から剥がれやすいです。
そのため、レモン絞り器だと少し絞りにくいと感じることもあるかもしれません。
そういう場合は、こちらの方法を試してみてください。
ザルとヘラを使った方法です。
まず、柚子の房を外皮から取り出します。
そして、房をザルの上にのせて、ヘラ(もしくはすりこぎ等)で押し付けて果汁を絞ります。
このザルを使う方法は、意外と無駄なく果汁が取れます。
さらに根こそぎ果汁を取りたいという場合は、最後に、残った柚子の薄皮を手でぎゅっと握って絞るといいです。
ここまですれば、かなりきれいに絞り取れます。
絞り汁の保存
絞った柚子の果汁は、冷蔵や冷凍することで、ある程度日持ちさせることが可能です。
柚子の絞り汁の保存期間は、冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月ほどと考えてください。
長期保存すると風味が落ちるので、これくらいの日数を目途にしてなるべく早めに使い切るのがおすすめです。
絞り汁の使い方
また、絞った柚子の汁には、幅広い使い道があります。
爽やかな風味がクセになるので、ぜひ積極的に活用してください。
なお、残った外皮は、「柚子ピール」にして食後のちょっとしたおやつにするのがおすすめです。
さらに、残った種は、「柚子化粧水」に加工して、捨てずに活用することもできますよ。
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