ジェノベーゼパスタのおすすめレシピをご紹介します。
バジルとチーズをふんだんに使った、風味豊かな一品。
イタリア・ジェノバの伝統料理で、ジェノバのパスタといえばこのパスタを指すほど、人気の高いお料理です。
具材は、じゃがいもといんげんが超定番ですが、いんげんの代わりにアスパラやズッキーニが使われることもあります。
味の決め手は、やはり、濃厚な味のパスタソースです。
バジルの風味とチーズのコクが口の中に広がって、とても美味しくいただけますよ。
材料
パスタ | 160g |
じゃがいも | 1個(150g) |
いんげん | 50g |
パスタの茹で汁 | 大さじ2 |
生バジルの葉 | 25g |
粉チーズ ※2 | 30g |
松の実 ※3 | 10g |
にんにく | 7g |
オリーブオイル | 35ml |
粗塩 | 少々(小さじ1/12) |
- ジェノベーゼソースの全量を使い切るレシピになっていますが、多めに作った場合は、大さじ6を目安にパスタに混ぜてください。
- 粉チーズをパルミジャーノチーズ(20g)とペコリーノチーズ(10g)に変更してもOKです。それらのチーズを使うと、より本格的な味が楽しめます。
- 松の実の代わりにカシューナッツを使っても美味しいです。
レシピ・作り方
パスタソースの作り方
- にんにくを切る
- バジルを洗う
- ① にんにくを縦半分に切り、芯を取り除いたものを7g用意して、薄切りにします。
- ② バジルを優しく洗い、キッチンペーパーなどでそっとおさえるようにして、水気をしっかり取り除きます。
補足:バジルは優しく扱う
- 葉を外す
- 撹拌する
- ③ バジルの葉を手で茎から外し、25g分用意します。
- ④ 粉チーズ(30g)・松の実(10g)・にんにく・オリーブオイル(35ml)・粗塩(少々:小さじ1/12)をフードプロセッサー(もしくはミルミキサー)に入れ、ペースト状になるまで撹拌します。
- 更に撹拌する
- ボールに移す
- ⑤ バジルの葉を加え、ふたたび撹拌してペースト状にして、ジェノベーゼソースを作ります。
- ⑥ すぐにボールに移し、変色しないように表面にぴったりとラップをかぶせます。
補足:ラップで変色を防ぐ
なお、この記事では、ジェノベーゼソースの作り方をとても簡単に解説しています。
より詳しくは、別記事「ジェノベーゼ」で解説していますので、合わせて参考にしてください。
リンク先のジェノベーゼソースを使っても、全く同じようにジェノベーゼパスタが作れます。
ジェノベーゼパスタの作り方
- 具材を切る
- 茹でる
- ⑦ じゃがいも(1個:150g)の皮をむき、1センチ幅の輪切りにして、さらに1センチ幅の棒状に切ります。
いんげん(50g)のヘタと筋を取り、3センチの長さに切ります。 - ⑧ 湯(1.5リットル)を沸かし、粗塩(15g:分量外)を加えて、じゃがいもといんげんとパスタを一度に茹でます。
じゃがいもといんげんは8分、パスタは指定時間通りに茹でて、同時に茹で上がるようにタイミングを調整します。
補足:パスタと具を一緒に茹でる
- ソースを温める
- 茹で汁を加える
- ⑨ 茹でている間に、「ジェノベーゼソースが入ったボール」と「パスタを盛り付ける皿」を鍋の上にかざして、鍋から上がってくる湯気で温めます。
- ⑩ 茹で上がる直前に、ジェノベーゼソースにかぶせたラップを外し、パスタの茹で汁(大さじ2)をボールに加えます。
補足:ソースの量・茹で汁は混ぜずに加える
- ザルに上げる
- ソースと和える
- ⑪ 茹で上がったら、じゃがいもといんげんとパスタを一気にザルに上げ、水気を切ります。
- ⑫ ジェノベーゼソースが入ったボールに、じゃがいもといんげんとパスタを加え、手早く和えます。
皿に盛り付けたら完成です。
バジルのキレのある風味と、チーズのまったりとしたコクが合わさって、とても味わい深く仕上がります。
また、じゃがいもといんげんの控えめな存在感もいい感じです。
それらの食材がところどころにあることで、味のアクセントになって、パスタソースの美味しさがより際立ちます。
なお、このパスタは、バジルをたっぷりと使っている分、時間が経つと色が変わりやすいため、できたてをすぐにいただくのがおすすめです。
多少色が変わってきても味に変化はありませんが、見た目に関しては、できたてが一番綺麗ですよ。
レシピの補足説明
バジルは優しく扱う
バジルは少しの衝撃でも黒く変色しやすいので、優しく洗ってそっと水気を拭き取ってください。
チーズの種類を変えてより本場風に
このジェノベーゼパスタは、粉チーズを使っても十分美味しく仕上がります。
ただ、粉チーズ(30g)の全量を、パルミジャーノチーズ(20g)とペコリーノチーズ(10g)を合わせたもので代用すると、チーズの旨味がよりしっかりと感じられて、さらに本場風の味に仕上がります。
なお、パルミジャーノチーズとペコリーノチーズは、粉チーズよりも塩気が控えめなことが多いです。
そのため、これらのチーズで代用する場合は、粗塩の量を少々(小さじ1/12)〜小さじ1/4くらいで微調整してみてください。
松の実がない場合
材料の1つである「松の実」がない時は、カシューナッツを使っても良いです。
くるみで代用するレシピもありますが、カシューナッツの方が本場に近い味に仕上がります。
ラップで変色を防ぐ
ジェノベーゼソースは、空気にふれると黒っぽく変色しやすいので、すぐにラップでぴったりと覆って、空気を遮断します。
完成したパスタソースをすぐに使わない場合は、保存袋に入れ、袋の中の空気をしっかりと抜いて、冷蔵庫に入れておいても良いです。
日持ちは、冷蔵保存で2週間です。
パスタと具を一緒に茹でる
本場イタリアのジェノベーゼパスタにはじゃがいもやいんげんが使われることが多く、そうした具材は、パスタと一緒に茹でて火を通すのが定番です。
じゃがいもといんげんは、少し柔らかめに茹でた方がジェノベーゼパスタに合いやすく、その場合の茹で時間は8分ほどが目安です。
そのため、パスタの茹で時間が8分よりも長い場合は、パスタを先に茹ではじめ、逆に短い場合は、パスタを後から茹ではじめて、一緒に引き上げられるようにタイミングを調整してみてください。
ジェノベーゼソースの量
このレシピは、できあがったジェノベーゼソースの全量を使いますが、ジェノベーゼソースを多めに作った場合は、大さじ6を目安にボールに取り分けて、ボールごと温めてください。
茹で汁は混ぜずに加える
ソースに茹で汁を加える際には、混ぜなくていいです。
ジェノベーゼソースを混ぜるのは、パスタを加えたあとでOKです。
あまり早いうちに混ぜると、空気が入って変色しやすくなります。
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