ステーキの焼き方をご紹介します。
厚さ1.5〜2.5センチ程度のごく一般的なステーキを、フライパンで美味しく焼く方法です。
強めの火力で効率良く焼き目を付けた後に、ごく弱火に落とし、好みの焼き加減に仕上げます。
レア・ミディアム・ウェルダンに対応した焼き時間表も記載していますので、合わせて参考にしてください。
材料
ステーキ用牛肉 | 1〜2枚 |
塩 | 牛肉の重量の0.6% |
粗挽き黒こしょう | 少々 |
サラダ油 | 適量 |
焼き方
ここでは、1.5〜2センチ厚のステーキを例にして、焼き方を解説します。
2.5センチ厚の場合は、この後の焼き時間表を参考にしてください。
- ① ステーキ用牛肉(1〜2枚)をトレー容器に入れたまま、30分ほどかけて常温に戻します。
牛肉の水気をキッチンペーパーで拭き取り、さらにトレーの中もきれいに拭き、肉を戻し入れます。
補足:肉を常温に戻す理由
- ② 牛肉の重量をはかり、その重量の0.6%分の塩を用意します。
塩とこしょうを両面に万遍なくまぶします。
- ③ フライパンにサラダ油を薄く引き、強めの中火で十分に温めます。
牛肉を入れて、片面を1分焼き、しっかりとした焼き目を付けます。
- ④ ひっくり返して、もう片面を1分焼きます。
レアに仕上げる場合は、これで完成です。
- ⑤ ひっくり返して、ごく弱火に落とし、ミディアムなら30秒、ウェルダンなら1分焼きます。
補足:ごく弱火で火を通す
- ⑥ 再びひっくり返して、ミディアムなら30秒、ウェルダンなら1分焼いたら完成です。
ステーキはとてもシンプルなお料理なので、牛肉の肉質が味と食感に面白いほどよく出ます。
ですから、縁あって手元にある牛肉そのものをじっくりと味わうのが、一番の醍醐味だと私は思います。
焼き時間
ステーキの焼き時間は、厚さによって異なります。
1.5〜2センチ厚のステーキの場合は、下の表が目安になります。
レア | ミディアム | ウェルダン |
---|---|---|
強めの中火で 両面1分ずつ |
強めの中火で 両面1分ずつ ↓ ごく弱火で 両面30秒ずつ |
強めの中火で 両面1分ずつ ↓ ごく弱火で 両面1分ずつ |
2.5センチ厚のステーキの場合は、下の表が目安です。
レア | ミディアム | ウェルダン |
---|---|---|
強めの中火で 両面1分ずつ ↓ ごく弱火で 片面1分 |
強めの中火で 両面1分ずつ ↓ ごく弱火で 両面1分ずつ |
強めの中火で 両面1分ずつ ⇓ ごく弱火で 両面2分ずつ |
レシピの補足説明
肉を常温に戻す理由
ステーキを常温に戻してから焼くと、短時間で効率良く火が通るため、外側が焦げすぎることなく均一に焼けます。
また、厚みのあるステーキを焼く場合やレアに仕上げたい場合に、内部が冷たい状態で焼き上がるのを防ぐこともできます。
0.6%の塩の計算方法
ステーキは、別途ステーキソースを用意しなくても、塩とこしょうで味付けするだけで美味しくいただけます。
塩の量は、ステーキの重量の0.6%にするのがおすすめです。
例えば、ステーキが200gの場合、塩の量は1.2gになります。
塩の量を計算する際には、小さじ1の塩が何グラムかを知っておくと役立ちます。
食塩の場合は小さじ1が約6g、粗塩の場合は約5gです。
これを元に塩の量をはかってください。
筋切りは不要
筋切りは、する必要がないと私は考えています。
一般的な牛ステーキ肉(厚さ1.5センチ以上)は、筋切りをしなくても、焼いている途中で反り返ることはほぼありません。
肉に適度な厚みがあるうえに、豚肉と違って、赤みを残す焼き加減に仕上げることが多いためです。
また、筋切りをしたからといって、肉の食感が特別柔らかくなるわけでもありません。
ごく弱火で火を通す
日本で一般的な厚さ(1.5〜2.5センチ程度)のステーキ肉は、強めの中火で表面に焼き目を付けた後に、ごく弱火で、中まで火を通すのがおすすめです。
この厚さのステーキは分厚過ぎず、わりと火が通りやすいため、後半はごく弱火で加熱する方が、好みの焼き加減に仕上げやすくなります。
また、後半にごく弱火に落とすことで、前半に強めの火で焼いた肉を休ませ、肉汁を閉じ込めることもできます。
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