ギリシャサラダ(グリークサラダ)のレシピを、現地ギリシャの情報を交えて詳しくお伝えします。
ギリシャサラダとは、ギリシャ産の「フェタチーズ」ときゅうりやトマトなどの野菜を使ったシンプルなサラダのこと。
フェタチーズの塩気がある程度しっかりしているので、ドレッシングの代わりにオリーブオイルと酢をかけるだけでOK。
さっぱりとした味がクセになる、ギリシャ料理の超定番メニューですよ。
なお、この記事は、エーゲ海の島々のなかで最もロマンチックと言われている、ギリシャの「サントリー二島」からお伝えします。
ギリシャサラダの作り方
「ギリシャサラダ」のレシピです。
主な材料については、後ほど写真をもとに詳しく説明します。
トマト | 2個 |
きゅうり | 2本 |
紫玉ねぎ | 1/4個 |
フェタチーズ | 150g |
ブラックオリーブ | 8個 |
ケッパー | 好みで少々 |
オレガノ | 小さじ1/2 |
オリーブオイル | 適量 |
酢 | 適量 |
塩 | 好みで少々 |
- トマトを小さめの一口大に切る。きゅうりの皮をピーラーで半分ほどむき、小さめの一口大に切る。紫玉ねぎを薄切りにする。
- 1・ブラックオリーブ・ケッパーを器に盛り、フェタチーズをのせ、オレガノを振る。
オリーブオイルと酢を回しかけ、軽く塩を振ったらできあがり。
写真をもとに、ギリシャサラダの主な材料とレシピを説明します。
ギリシャサラダの主な材料
ギリシャサラダの具材として最も重要なのは、なんと言っても、ギリシャのチーズ「フェタチーズ」です。
これがないと、ギリシャサラダは始まりません。
フェタチーズは、普通のスーパーで置いているところは少ないですけど、成城石井・コストコ・アマゾンなどで入手可能です。
羊あるいは山羊のミルクで作るチーズですが、クセが少なく、さっぱりとした味。
食感がしっかりしていて、フォークでほろっと簡単に崩すことができます。
また、塩気がけっこう効いています。
ちなみに、昔のフェタチーズは、今のよりもずっと塩辛かったそうです。
真空パックなどの技術がない時代には、長期間保存するためにたっぷりの塩をまぶしていました。
ですから、当時のフェタチーズは塩抜きが必須。
現在では、保存技術の発達により塩の量が控えめでも保存がきくため、そのままでも食べられます。
実際、ギリシャの方に話を聞いてみたところ、フェタチーズを塩抜きせずにサラダなどに使っているそうですよ。
フェタチーズを塩抜きして使いたいという方は、「フェタチーズの塩抜き」を参考にしてください。
ギリシャサラダに使う野菜は、トマト・きゅうり・玉ねぎという組み合わせがポピュラーで、これらに、オリーブの実とケッパーなどが加わります。
また、ピーマンも、ギリシャサラダの具材として人気があります。
中でもよく使われるのが、薄い黄緑色のピーマンです。
上の写真をご覧ください。
これは、ギリシャの首都アテネの市場の様子。
右上に写っているのが、その黄緑色のピーマンです。
このピーマンは、苦味が少なく食べやすいので、日本の野菜で作る場合は、パプリカで代用すると良いと思います。
ちなみに、トマトは日本と同じくらいの大きさで味もあまり変わりません。
また、きゅうりは日本の品種よりもやや肉厚。
皮をむいて調理することが多いです。
では、ギリシャサラダの作り方を説明します。
ギリシャサラダのレシピ
【工程1】
まず、トマト(2個)を小さめの一口大に切ります。
次に、きゅうり(2本)の皮をピーラーで半分ほどむき、小さめの一口大に切ります。
そして、紫玉ねぎ(1/4個)を薄切りにします。
きゅうりの皮は、お好みでむかずにそのまま使ってもOKです。
【工程2】
続いて、トマト・きゅうり・紫玉ねぎ・ブラックオリーブ・ケッパーを器に盛ります。
そして、フェタチーズ(150g)を丸ごとのせ、オレガノを振ります。
最後に、オリーブオイルと酢(各適量)を回しかけ、塩(好みで少々)を振ったら完成です。
ギリシャサラダは、基本的に、フェタチーズを崩しながらいただきます。
フェタチーズとオリーブの実の塩気がしっかりしているので、塩なしでも十分美味しいですよ。
ギリシャで食べたギリシャサラダ
続いて、本場ギリシャで出会ったギリシャサラダを写真でご紹介します。
こちらは、ギリシャの首都アテネの人気レストラン「KOTILI」で食べた「ギリシャサラダ(GREEK SALAD)」です。
具材は王道で、冒頭で紹介したレシピとだいたい同じ。
まず、一番上にフェタチーズがどっさりのっていて、その下の具材は、トマト・きゅうり・紫玉ねぎ・ピーマン・オリーブの実・ケッパーです。
味付けはシンプルで、オリーブオイル・オレガノ・塩こしょう・酢を使っています。
こちらは、エーゲ海に浮かぶギリシャ有数の観光地、ミコノス島のタベルナ(カジュアルレストラン)の「ギリシャサラダ」です。
特徴は、ピーマンがたっぷり入っていることと、ケッパーを使っていないこと。
オリーブオイル・オレガノ・酢を使った、オーソドックスな味付けです。
素材の持ち味を存分にいかしていて、美味しいです。
こちらは、トルコにほど近い、ギリシャのロドス島で食べた「ギリシャサラダ」。
フェタチーズが中央にドンとのっていて、オーソドックスな野菜の他に、レタスを使っているのが特徴です。
アイデア次第で、野菜のバリエーションはいくらでも増やせます。
以上、ギリシャサラダについてお伝えしました。
ギリシャサラダの魅力は、フェタチーズの存在感と素材の味が引き立つシンプルな味付けにあります。
すっきりとした爽やかな味なので、こってりとした肉料理にもよく合います。
日本でも手軽に作れるので、是非お試しください。
ところで当サイトでは、現地ギリシャでの経験をもとに、ギリシャ料理やギリシャの観光スポットについて、別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせてご覧ください。
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