肉巻きおにぎりのレシピをご紹介します。
甘辛い味付けが食欲をそそる、食べごたえのある一品です。
ご飯をお肉でしっかりと包み込むことで、ご飯が崩れずに、簡単にきれいに作れます。
夕食のおかずとしても人気がありますし、冷めても美味しいので、お弁当おかずとしてもおすすめです。
材料
ご飯 | 200g |
豚バラ薄切り肉 | 8枚 |
塩こしょう | 少々 |
サラダ油 | 小さじ1 |
いりごま | 少々 |
砂糖 | 小さじ2 |
生姜汁 | 小さじ1 |
みりん | 大さじ2 |
酒 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
レシピ・作り方
- 俵型にする
- 塩胡椒をふる
- ① ご飯(200g)を4等分して、それぞれをラップで包み、少し丸みのある俵型のおにぎりにして冷まします。
- ② 豚バラ薄切り肉(8枚)を広げ、上面に塩こしょう(少々)を振ります。
補足:俵型にする理由
- 肉を縦に巻く
- 肉を横にも巻く
- ③ 豚バラ肉1枚を、おにぎりの長辺に沿って、縦方向に巻きます。
豚バラ肉の「塩こしょうを振った面」が内側にくるようにして、少しずつ位置をずらしながら巻いていき、巻き終わりは、おにぎりの両サイドに肉が少しはみ出るようにします。(写真左) - ④ 横方向にも同じようにお肉を1枚巻いて、ご飯をしっかりと包み、巻き終わりをぴったりとくっつけます。
そして、残りのおにぎり3つも同じように包みます。
補足:崩れないように巻く方法
- たれを作る
- 砂糖を用意する
- ⑤ 砂糖以外のたれの材料を合わせておきます。
合わせるのは、生姜汁(小さじ1)・みりん(大さじ2)・酒(大さじ1)・醤油(大さじ1)の4つです。 - ⑥ 砂糖(小さじ2)を用意します。
- 中火にかける
- 焼き色を付ける
- ⑦ 小さめのフライパンにサラダ油(小さじ1)を引き、肉巻きおにぎりの巻き終わりを下にして並べ、中火にかけます。
- ⑧ フライパンが温まったら弱めの中火にして、転がしながら3分ほど焼き、全面に焼き色を付けます。
このとき、両サイドの側面にも焼き色を付けてください。
- たれを加える
- たれを絡める
- ⑨ 火を弱め、混ぜておいたたれの材料と砂糖を加え、転がしながら、両サイドを含めた全体に味を絡めます。
- ⑩ たれが少しになったら火を止めて、皿に盛ります。
フライパンに残ったたれをかけて、いりごまをトッピングしたら完成です。
少量の生姜汁をたれに加えているのがポイントで、たれの味が引き締まり、豚肉の美味しさをいい感じに引き立ててくれます。
甘辛くて濃厚な味なので、パクパクと食が進みます。
にんにくを使っていないため、お弁当のおかずとしても便利です。
肉巻きおにぎりに合う献立やお弁当の詰め方などについて、詳しく解説しています。
レシピの補足説明
崩れない巻き方
お肉を崩れないように巻くには、次の手順がおすすめです。
まずは、1枚目の豚肉から。
-
(a)
ご飯の中心線を
肉の端に重ねる
-
(b)
肉の先端を
ご飯にかぶせる
-
(c)
ずらしながら
巻く
-
(d)
巻き終わり
続いて、2枚目の豚肉です。
-
(e)
肉の端を
おさえる
-
(f)
肉の端にのせて
巻く
-
(g)
ずらしながら
巻く
-
(h)
巻き終わり
以上のように、おにぎり全体が見えなくなるようにきっちりと巻くと、このあとに焼いたりタレを絡めたりしても、崩れる心配はありません。
肉が剥がれないよう焼く方法
おにぎりを焼き始める際に、お肉の巻き終わりをぴったりとくっつけたうえで、その部分を下にしてフライパンに置くと、お肉がはがれずに焼くことができます。
側面に焼き色を付ける方法
おにぎりの両サイドの側面は、フライパンの上に立たせて焼きます。
おにぎりを俵型にする理由
肉巻きおにぎりを下ごしらえする際には、おにぎりを俵型にしておきます。
そうすると、側面を下にして立たせることもできるので、フライパンで焼く時に、全体にまんべんなく火を通すことができます。
本場宮崎の肉巻きおにぎり
最後に、肉巻きおにぎり発祥の地・宮崎県より、本場の肉巻きおにぎりについて解説します。
こちらは、「元祖にくまき本舗」の肉巻きおにぎりです。
同店は、肉巻きおにぎり発祥のお店として知られています。
お肉の種類は、先にご紹介したレシピと同じく、豚バラ薄切り肉を使っています。
味付けは、万人ウケする甘辛味。
ご飯はやや硬めでしっかりとした食感があり、お肉は香ばしく焼けています。
また、ご飯に胡麻が混ざっており、お肉にも胡麻がトッピングされているのが特徴です。
ここで肉巻きおにぎりをテイクアウトすると、ハンバーガーのようにバーガー袋に包んで渡されます。
それに付属のタレを付けて、ガブッとそのまま食べるのが、元祖肉巻きおにぎり流です。
なお、同店は、チーズ味や柚子胡椒味などのアレンジ肉巻きおにぎりも扱っており、冷凍したものをネットでも販売しているようなので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
「元祖にくまき本舗」の肉巻きおにぎり
@宮崎市
こちらは、宮崎空港の中にある人気郷土料理店の肉巻きおにぎりです。
肉巻きおにぎりには豚肉が使われるのが定番ですが、こちらでは、牛肉(宮崎牛)を使ったリッチな肉巻きおにぎりを食べられます。
たれはやや少なめで、しつこさはありません。
中身のご飯にも軽めに味付けされており、刻んだ大葉を混ぜてさっぱりと仕上げているのが特徴です。
こちらのお店は空港内という立地で、「冷や汁」(写真右)や「チキン南蛮」など、他の宮崎の郷土料理も堪能できるので、旅行者におすすめです。
郷土料理店「夢かぐら」の肉巻きおにぎり
@宮崎 ブーゲンビリア空港
肉巻きおにぎりは、ご飯に肉を巻いて甘辛く味付けしたシンプルなお料理ですが、B級グルメらしく、胃袋を鷲掴みにされるような美味しさがあります。
また、見た目にもインパクトがあるので、話題性も十分です。
食卓に出せば、きっと家族に喜ばれますよ。
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