
練乳(コンデンスミルク)の作り方をご紹介します。
練乳は、わざわざ買わなくても、牛乳と砂糖さえあれば自宅で簡単に手作りできます。
作り方は、牛乳と砂糖を鍋に入れて、煮詰めるだけです。
鍋を使うと簡単で失敗しにくい
鍋を使うメリットは、初心者でもラクに作れることです。
レンジを使うよりもずっと失敗しにくいですし、加熱時間を柔軟に調整できるので、少量欲しい時にも便利です。
練乳を使った料理のおすすめレシピも合わせてお伝えします。
練乳(コンデンスミルク)の作り方

まずは、練乳の作り方をご紹介します。
レシピの分量通りに作ると、80~100mlくらいの練乳ができます。
材料
牛乳 | 200ml |
砂糖 | 50g |
作り方
- 牛乳と砂糖を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、木べらでかき混ぜながら30分くらい煮詰める。
- 木ベラで混ぜて底が見えてきたら、火を止める。
- 水を張ったボールに鍋ごと入れ、すぐに冷やす。できあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

用意するものは、牛乳と砂糖だけです。

牛乳と砂糖を鍋に入れて火にかけ、沸騰させます。
牛乳が吹きこぼれないように注意しましょう。
煮立ったら弱火にし、木べらでかき混ぜながら弱火で30分ほど煮詰めます。

30分ほど煮詰めると、木べらでかき混ぜた時に、上の写真のように鍋底が見えるようになります。
ここで火を止めます。

加熱し終えたらすぐに、熱い鍋底を水につけ、練乳を冷やします。
砂糖が再び固まるのを防ぐためです。
ちなみに、固まってしまった場合は、レンジで再加熱するか、お湯を少し入れてかき混ぜると元通りになります。

できあがりです。
ところで、練乳は、少し酸味のあるイチゴにかけて食べるととても美味しいものですが、ヨーグルトとマヨネーズを加えてトーストに塗ったり、卵を加えてフレンチトーストを作っても美味しいですよ。
練乳を使った料理レシピ
最後に、練乳を使ったおすすめ料理7品をご紹介します。
練乳クリームを使ったミルクフランス

「ミルクフランス」
練乳を使ったクリームといえば、ミルクフランスに使われるミルククリームがとても人気があります。
ミルククリームは、練乳とバターを混ぜるだけで作れます。
市販のフランスパンにはさめば、手作りミルクフランスの完成。
簡単につくれるので、おやつやお弁当におすすめです。
王道の練乳エビマヨ

「エビマヨ」
練乳を使うお料理と言えば、スイーツではなく、まずエビマヨを思い出す方も多いのではないかと思います。
練乳をエビマヨの味付けに使うと、味に深みが出て美味しいですよ。
こちらは、中華の名店「広東名菜 富徳」の料理長 伊藤信夫シェフのレシピ。
料理の鉄人・周富徳さんの味を受け継ぐこちらのお店。
エビマヨは、お店の人気メニューの1つです。
わずか15分という調理時間で、4人分のエビマヨが作れます。
海老なし練乳エビマヨ

おうち料理研究家のみきママのレシピ。
その名の通り、エビを使わないで作ります。
エビの代わりに使うのは、3種類の練り物。
チクワとサツマ揚げとカマボコです。
みきママによると、チクワ・サツマ揚げ・カマボコに片栗粉をまぶして揚げると、エビのようなプリプリの食感が再現できるとのこと。
また、マヨネーズにコンデンスミルクを加えてソースを作ると、味に深みが出て、本格的なエビマヨの味に仕上がるとのこと。
実際に作ってみたところ、安い練り物で作ったとは思えない、食べ応えのあるお料理ができましたよ。
さっぱり味の練乳エビマヨ

「初恋エビマヨ」
料理愛好家の平野レミさんのレシピ。
インパクトのあるメニュー名が付けられたこのお料理は、まるで初恋のような、爽やかで甘酸っぱい味が楽しめる、おしゃれな一品です。
甘酸っぱさのもとになっているのは、生のパイナップル。
生のパイナップルをたっぷり使った、ちょっぴり刺激的な味が魅力です。
練乳コロッケ

「練乳入りコロッケ」
ゆうこりんこと、タレントの小倉優子さんのレシピ。
続いてご紹介するのは、練乳を隠し味に使ったコロッケです。
練乳のほのかな甘みとコクが、ジャガイモと相性ぴったりです。
練乳フレンチトースト

人気パン教室の先生で、ちぎりパンの考案者でもある、Backe晶子さんのレシピ。
牛乳と砂糖は使わず、練乳と卵だけで作る、濃厚な味わいのフレンチトーストです。
練乳トースト

バタートースト評論家の梶田香織さんのレシピ。
ヨーグルト・練乳・マヨネーズを混ぜて食パンに塗り、とろけるチーズをのせて焼いたトーストで、チーズケーキのような味が楽しめます。
以上、練乳の作り方とおすすめの料理のレシピ7品でした。
練乳は簡単に作れて便利ですよ。