玉ねぎで目が痛くならない方法を3パターン解説します。
おすすめ順に並べると、涙対策にはこれらの方法が有効です。
- コンタクトをしてマスクをする
- 玉ねぎをレンジで加熱する
- 玉ねぎを冷蔵庫で冷やす
目と鼻を覆うのが一番簡単
一番最良の方法は、コンタクトレンズをしたうえで、マスクで鼻を覆う方法です。
コンタクトがない場合は、ゴーグルでも同様の効果がありますが、メガネだと隙間がある分、効力は落ちます。
玉ねぎを切った際に目が痛くなって涙が出る原因は、玉ねぎに含まれる「硫化アリル」という成分にあります。
玉ねぎに包丁を入れると、硫化アリルが空気中に拡散されて、それが目や鼻から入ることで、目にしみるのです。
ですから、その成分が目や鼻から入るのを防げば良いというわけです。
もし、コンタクトなどをお持ちでない場合は、電子レンジで加熱する方法もおすすめです。
玉ねぎを加熱して使うのなら、この方法もとても簡単ですし、効果があります。
加熱時間は2分ほどで済むうえに、皮付きのままレンチンすると、皮がむきやすくなるというメリットもあります。
また、時間を30分ほどかけて良いのなら、玉ねぎを冷蔵庫に入れて冷やしてから切るという方法もあります。
玉ねぎを冷やすと、硫化アリルが気化するのを抑えることができます。
レンジで加熱
目にしみる原因となる成分「硫化アリル」は、熱に弱く、加熱すると無くなるという性質があります。
この性質を利用したのが、電子レンジで軽く加熱する方法です。
玉ねぎは、皮ありで加熱してもいいですし、皮をむいてしまった後なら、皮なしで加熱してもいいです。
皮ありのまま加熱すると、皮がむきやすくなるというメリットがあります。
皮ありの場合
まずは、玉ねぎを皮付きのままレンジで加熱して、目にしみなくする方法を解説します。
材料
玉ねぎ | 1個 |
作り方
- 玉ネギの上下を切り落とし、皮の部分に縦に1か所だけ切り込みを入れる。(上の写真参照。)
- ラップをせずに、電子レンジ(500w)で2分加熱する。
- 切り込みを入れた部分から、皮を一気にめくる。このあと包丁で切っても、涙が出ない。
切っても目にしみにくくなるだけでなく、皮もスルッとむきやすくなります。
私はこの方法には効果があると感じていますが、一方で、まったく効果を感じないという方もいらっしゃいます。
感じ方には個人差があるようなので、試してみてください。
皮なしの場合
玉ネギの皮をむいてしまった後でも、レンジで軽く加熱すれば、同様の効果があります。
皮をむいた後の玉ねぎの場合は、少し短めにレンジで加熱します。
材料
玉ねぎ | 1個 |
手順
- 皮をむいた玉ねぎを丸ごとラップで包み、電子レンジ(500〜600w)で30秒加熱する。
- このあと包丁で切っても、涙が出ない。
ラップについては、なしで加熱してもあまり効果は変わりません。
ラップの有無については、お好みでOKです。
レンジで玉ねぎに火を通す
ちなみに、上でご紹介した方法では軽く加熱するだけにとどめていますが、よりしっかりと火を通すと、「硫化アリル」がさらに蒸発しやすくなります。
その結果、玉ねぎが本来持っている甘みだけが残り、甘みが十分に感じられるようになります。
玉ねぎの中まで火を通しても良い場合は、こちらを参考にしてください。
冷蔵庫で冷やす
- 短期間冷蔵
- 長期間冷蔵
玉ねぎをサラダなどにして食べるのなら、冷蔵庫で冷やすという手もあります。
時間は30分ほどかかりますが、加熱する必要がないため、玉ねぎを生で食べる際に便利です。
材料
玉ねぎ | 1個 |
手順
- 玉ねぎを冷蔵庫に30分以上入れて冷やす。
皮をむいた玉ねぎは、ラップで包む。皮付き丸ごとの玉ねぎは、ビニール袋で密閉する。
(丸ごとを長期冷蔵する場合は、新聞紙などの紙類で包んだうえでビニール袋で密閉する。) - このあと包丁で切っても、涙が出にくい。
玉ねぎを十分に冷やすことで硫化アリルの気化を抑えられるため、比較的、目が痛くなりにくくなります。
玉ねぎの冷蔵保存
なお、玉ねぎは常温で保存することができますが、常に冷蔵保存しておけば、目にしみにくい状態をキープできるので便利です。
また、玉ねぎを冷蔵しておくと、発芽を抑えられるというメリットもあります。
5月〜秋口の時期は気温が高いため、玉ねぎを常温に置いておくと芽が出やすくなります。
でも、冷蔵庫の野菜室に入れておけばそうしたことを防げるため、安心して保存できます。
丸ごとの玉ねぎを長期冷蔵する場合は、新聞紙などの紙類で包んだうえでビニール袋で密閉するのがおすすめです。
より詳しく:玉ねぎの保存方法
割り箸をくわえながら切る
最後に、ちょっと変わった方法を1つご紹介します。
割り箸を口にくわえて玉ねぎを切る方法です。
手順
- 割り箸(普通の箸でもOK)を横にして、真ん中あたりを口でくわえる。
- 1の状態のまま玉ねぎを切る。
割り箸を口でくわえると、自然と唾液が出てきます。
そうすると涙よりも唾液の分泌が優先されるため、玉ねぎを切った時に涙が出にくくなるというわけです。
でも、実際のところ、効果の有無は微妙です。
私自身は、はっきりとした効果を感じませんでした。
もしかすると、個人差が結構あるのかもしれません。
また、この理論で行けば、ガムや梅干しなんかも効果がある気もしますが、これらの方法については、私はまだ試していません。
以上、玉ねぎが目にしみにくくなる方法でした。
確実な効果を得たいのなら、一番最初に紹介した「目と鼻を覆う方法」が最もおすすめです。
また、「レンジで加熱する方法」や「冷蔵庫で冷やす方法」もそれなりに効果があります。
ぜひ、試してみてください。
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