玉ネギを切っても涙が出にくくなる方法を3パターンご紹介します。
- 玉ねぎを丸ごと電子レンジでチンする
- 玉ねぎを冷蔵庫で冷やす
- 割り箸を口にくわえながら玉ねぎを切る
電子レンジが一番簡単
いちばん手軽なのは、電子レンジです。
この方法は日本テレビの「得する人損する人」で話題になりました。
実際に試してみると、玉ねぎを切っても涙がでにくくなるように感じます。
また、実はこの方法にはメリットがもう一つあります。
皮付きをそのままチンすると、玉ねぎの皮がむきやすくなるんです。
一石二鳥。
玉ねぎを生で食べるのでなければ、この方法をまずは試してください。
生で食べる場合は冷やす
では、サラダなど、玉ねぎを生で食べるときはどうするか。
そういう場合は、玉ねぎを冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。
また、恥ずかしくなければ割り箸をくわえるという方法もあります。
以下に詳しく説明します。
(一部情報元:日本テレビ「得する人損する人」2015年11月5日放映、日本テレビ「ヒルナンデス」2018年4月30日放映)
痛くて涙が出る原因と対策
なぜ、玉ねぎを切ると痛くて涙が出るのか。
その原因は、玉ねぎに含まれる「硫化アリル」という成分にあります。
包丁を入れると硫化アリルが空気中に拡散され、それが目にしみるわけです。
ただ、この硫化アリルは熱に弱く、加熱すると無くなるという性質があります。
この性質を利用した裏ワザが、電子レンジでチンする方法です。
レンジでチンする(皮ありの場合)簡単
玉ねぎをレンジでチンする方法をご紹介します。
まずは、皮をむく前の玉ねぎです。
玉ねぎ | 1個 |
- 玉ネギの上下を切り落とす。
皮の部分に縦に1か所だけ、切り込みを入れる。(上の写真を参考にしてください。) - そのまま電子レンジ(500w)で2分加熱する。
- 切り込みを入れた部分から、皮を一気にめくる。
この後包丁で切っても涙が出ない。
切っても目にしみにくくなるだけでなく、皮もスルッとむきやすくなります。
ただ、この方法ではまったく効果を感じないという方もいらっしゃいます。
感じ方には個人差があるようなので、試してみてください。
ちなみに、玉ネギの皮をむいてしまった後だったら、ラップをして電子レンジで加熱しても同様の効果が得られます。
次にその手順を簡単に説明します。
レンジでチンする(皮なしの場合)簡単
皮をむいた後の玉ねぎの場合は、少し短めにレンジで加熱します。
玉ねぎ | 1個 |
- 皮をむいた玉ねぎを丸ごとラップで包み、電子レンジで30秒加熱する。
- この後玉ネギを切っても涙が出ない。
電子レンジのワット数は500でも600でもOKです。
玉ねぎをレンジでチンすると甘くなる
ところで、玉ねぎは、炒めるよりも、レンジでチンした方が甘くなります。
科学的に甘みの差を調べると、電子レンジで加熱した玉ねぎは、フライパンで炒めた玉ねぎの2倍の甘さに仕上がるそうです。
電子レンジの専門家、肥後温子さんが考案した「玉ねぎをチンして甘くする方法」も合わせて是非ご覧ください。
玉ねぎを冷やして切る生で食べる
続いてご紹介するのは、玉ねぎを冷蔵庫で冷やす方法です。
日本テレビの「ヒルナンデス」によると、玉ねぎは冷蔵庫に30分入れておくだけで、切った時に目にしみにくくなります。
玉ねぎを十分に冷やすことで、硫化アリルの気化が抑えられる。
だから、目が痛くなりにくいんです。
(一部情報元:日本テレビ「ヒルナンデス」2018年4月30日放映)
玉ねぎの冷蔵保存がおすすめ
玉ねぎは常温保存できますが、常に冷蔵保存しておけば、いつでも目にしみにくい状態になっているので便利です。
ちなみに5月〜秋口の気温が上がる時期は、玉ねぎは芽が出やすいので、冷蔵庫の野菜室に入れて保存した方がいいです。
冷蔵保存の方法は、皮をむく前の玉ねぎだったら、新聞紙などで包んでビニール袋に入れます。(上の写真)
皮をむいた後だったら、ラップでぴったり包むといいですよ。
割り箸をくわえながら切る
最後に割り箸を口にくわえて玉ねぎを切る方法をご紹介します。
- 割り箸(普通の箸でもOK)を横にして、真ん中あたりを口でくわえる。
- 1の状態のまま玉ねぎを切る。
割り箸を口でくわえると、唾液が出ます。
唾液が出やすくなると、玉ねぎを切った時に涙が出にくくなります。
理由は、涙よりも唾液の分泌が優先されるから。
その理論で行けば、ガムや梅干しなんかも効果がある気もしますが、どちらの方法も私はまだ試していません。
以上、玉ねぎが目にしみにくくなる3つの方法でした。
どれも簡単なので、気軽に試してください。