
とうもろこしのひげや芯も丸ごと使った料理をご紹介します。
「とうもろこしのひげの炊き込みご飯」のレシピです。
ひげや芯は普段捨ててしまいがちですが、実はこうした部分も旨味や栄養が豊富です。
ご飯と一緒に炊くと、それらの成分がジワッと染み出してきて、お料理全体が滋味深く仕上がります。
なお、芯の部分はかたいので炊いた後に取り除きますが、ひげの部分はそのまま食べられます。
食感はシャキシャキとしていて、味にクセもなく、美味しくいただけますよ。
材料
とうもろこし | 1本 |
米 | 2合 |
バター | 10g |
塩 | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1/2 |
酒 | 大さじ1 |
作り方

【工程1】
まず、とうもろこし(1本)を半分に折り、実を包丁で削ぎ落とします。
ひげは、黄緑色のきれいな部分のみを使い、ざく切りにします。

【工程2】
次に、研いだ米(2合分)と酒(大さじ1)を炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を注ぎます。
そして、とうもろこしの実・芯・ひげ・塩(小さじ1)・醤油(小さじ1/2)・バター(10g)を加え、普通に炊きます。

炊き上がりは、ひげや芯から十分に旨味が出て、ご飯に染みています。

芯だけを取り除き、さっくりと混ぜたら完成です。

とうもろこしの甘みと旨味たっぷりの、美味しい炊き込みご飯が出来ます。
バターのコクもほど良く効いていて、万人受けする味に仕上がりますよ。
とうもろこしのひげと芯の栄養
なお、とうもろこしのひげと芯は、実の部分よりもカリウムを多く含み、ビタミンCも豊富です。
特にひげは、漢方では「南蛮毛」と呼ばれ、利尿作用や血圧降下作用があると言われています。
また、芯に残った実の胚芽の部分は、とうもろこしの主要な栄養素であるタンパク質・糖質・ビタミンB群などが一番たっぷり含まれている部位なので、捨てずに活用するのがおすすめです。