
レモンの簡単な絞り方をご紹介します。
レモンの果汁をムダなく絞り尽くすには、電子レンジを使うと便利です。
電子レンジのマイクロ波がレモンの細胞壁を壊すので、レモンを最後まで絞り尽くすことができます。
電子レンジを使った「レモンの絞り方」です。
材料
レモン | 1個 |
手順
- レモンを丸ごと電子レンジに入れ、600wで30秒ほど加熱する。
- 包丁で半分に切り、レモン絞り器もしくは手を使って果汁を絞る。
このようにすると、力を入れずに、簡単に果汁を取ることができます。
果汁が絞りやすくなる理由
でも、なぜ、レンジで軽く加熱すると、レモンが絞りやすくなるのでしょうか。
30秒ほどの加熱では、レモンの外側は熱くなりませんが、内部は温度が上がっています。
温度が上がると、レモン果汁(液体)は流動性が増します。
また、60度くらいまで温度が上がると、レモンの細胞壁が破壊されます。
これら2つの理由から、レモンの果汁が出やすくなるというわけです。
(情報元:テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」電子レンジ博士、肥後温子さんの裏ワザ 2016年6月28日放映)
なお、オレンジやスダチも、同様に絞ることができます。

あらかじめレンジで加熱すれば、かたいレモンも柔らかくなって、手でも絞りやすくなります。
レモン絞り器を使えば、さらに無駄なくきっちり絞ることができます。
風味と栄養がアップする絞り方

ところで、くし切りのレモンをお料理に絞る際には、レモンの皮の向きを下にすると、皮のエキスが果汁に加わって、風味も栄養もアップします。
レモンの皮に含まれる香り成分の「リモネン」には、血行促進・健胃作用・鎮静などの効能があると言われています。
果汁が飛び散らないように、もう片方の手でレモンを覆うようにして絞れば、会食時のマナーにも合っています。