ポテトサラダのお弁当レシピをご紹介します。
ポテトサラダは、基本的にあまり日持ちしないので、お弁当に入れても大丈夫?と心配になる方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は、比較的傷みにくいポテサラのレシピをお伝えします。
もちろん、絶対に大丈夫とは言い切れませんが、私はこれまで10年以上お弁当を作り続けており、このレシピと同じようなポテサラを何度も作ってきましたが、お昼までに傷んで食べられなかったことは一度もありません。
ちなみに、このポテサラは、涼しい季節であれば、前日の夜に作り置きすることもできます。
傷みにくくするコツも合わせて、詳しく解説します。
また、記事の最後には、このポテトサラダにぴったりな付け合わせおかずのレシピもご紹介します。
「鶏肉の塩麹焼き」と「アスパラ炒め」の2品です。
お弁当のポテトサラダの作り方
まずは、お弁当向けのポテトサラダの作り方をお伝えします
ポテトサラダを作るコツ
ポテトサラダをお弁当にする際の注意点は次の4つです。
これらと合わせて、調理前に手を洗ったり、清潔な道具で調理するといった調理の基本も、しっかり徹底してください。
ポテトサラダをお弁当にする場合は、水っぽい具材をなるべく控えた方がいいです。
水分でべちゃべちゃしたポテサラは、傷みやすいからです。
たとえば、キュウリやキャベツやニンジンをたっぷり混ぜ込むようなポテサラは、季節を問わず、お弁当には不向き。
少量の野菜であれば、あらかじめ塩をして、水気をしっかり絞ったうえで加えるのはアリですが、それでも涼しい季節だけにとどめておいた方がいいと思います。
少なくとも夏場はNGです。
夏のポテサラ弁当に野菜を入れるとしたら、少量の玉ねぎくらいが無難。
玉ねぎを入れる場合は、これからご紹介するレシピのように、キッチンペーパーなどで水気をしっかり取ってから使ってください。
ちなみに、比較的傷みにくい具材は、ハム・チーズ・ツナなどです。
水気をしっかり拭き取ったコーンも悪くありません。
傷みにくさを優先するのなら、作り置きはあまりしない方がいいです。
お弁当を持って行く当日の朝に作るのがおすすめです。
そうは言っても当日は忙しくて時間が無いという場合は、涼しい季節であれば、前日の夜に仕込んでおくこともできます。
その場合は、出来上がったらすぐに冷蔵庫に入れてください。
冷凍弁当に向いたポテサラの作り方は、「ポテサラの冷凍方法」で詳しく解説しています。
ポテサラの味付けを少し濃いめにすると、傷みにくくなります。
殺菌効果のある酢を少量加えたり、マヨネーズをちょっと多めに混ぜたり、塩を多めに振ったりするだけで全然違いますよ。
また、お弁当を学校や職場に持っていったら、なるべく涼しいところに置くのも大事です。
夏場だったら、日の当たらない屋内で、エアコンが効いた場所がベスト。
ちなみに、直射日光が当たる場所にお弁当を放置すると、冬でも傷むことがありますから注意してくださいね。
では次に、お弁当にぴったりなポテトサラダのレシピをご紹介します。
ポテトサラダのレシピ
これからご紹介するポテトサラダは、水っぽい具材をあまり使っていないうえに、酢を使った少し濃いめの味付けになっているので、比較的お弁当に向いています。
しかも、調理も簡単。
じゃがいもはレンジで加熱して柔らかくします。
お弁当用に作る上での注意点も解説しましたので、合わせてご覧ください。
ジャガイモ | 1個(150g) |
玉ネギ | 1/8個(25g) |
ハム | 2枚 |
コーン(缶詰) | 40g |
酢 | 小さじ1 |
塩 | 少々 |
マヨネーズ | 大さじ3 |
- ジャガイモをきれいに洗い、皮付きのまま4等分する。
水で濡らしたキッチンペーパーで包み、さらにラップでふんわりと包んで、電子レンジ(500w)で3〜4分加熱する。 - ジャガイモが熱いうちに皮をむき、ボールに入れてフォークなどで潰し、酢を混ぜて人肌くらいまで冷ます。
- ハムを細切りにして、コーンの水気をキッチンペーパーで拭き取る。
玉ネギを薄切りにして、塩で揉んで水にさらして、水気を手でしっかり絞る。 - 2のじゃがいもが入ったボールに、玉ネギ・ハム・コーン・マヨネーズを加え、軽く混ぜたらできあがり。
まず、ジャガイモ(1個:150g)をきれいに洗い、皮付きのまま4等分します。
そして、水で濡らしたキッチンペーパーで包みます。
次に、キッチンペーパーで包んだじゃがいもを、さらにラップで包みます。
そして、電子レンジ(500w)で3〜4分加熱します。
水で濡らしたキッチンパーパーでじゃがいもを包むと、しっとり蒸し上がります。
レンジで加熱し終えたら、熱いうちに皮をむきます。
そして、フォークなどで潰して、酢(小さじ1)を混ぜて、人肌まで冷まします。
この工程は、やけどしないように注意してください。
じゃがいもをフォークで刺して固定すると、皮がむきやすいです。
酢を味つけに使うと、傷みにくいポテトサラダができます。
酢には殺菌効果があります。
次に、ハム(2枚)を細切りにして、コーン(40g)の水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
そして、玉ねぎ(1/8個:25g)を薄切りにして、塩で揉んで水に1〜2分さらしてから、水気を手でしっかり絞ります。
コーンと玉ねぎの水気をしっかり取ると、ポテトサラダが傷みにくくなります。
玉ねぎの水気もキッチンペーパーで拭き取ると、より安心です。
また、玉ねぎを塩で揉んだあとに水にさらすと、辛みがしっかり抜けるので、お弁当にも合わせやすくなります。
玉ねぎのにおいが嫌いな場合は、玉ねぎを入れないで作ってもいいです。
最後に、じゃがいも・玉ネギ・ハム・コーン・マヨネーズ(大さじ3)を加え、軽く混ぜたら完成です。
少ししっかりめの味付けにすると、傷みにくいポテトサラダができます。
このポテトサラダは、具だくさんですが、水気が少ない上に少ししっかりめの味付け。
お弁当に入れても傷みにくいポテトサラダです。
玉ネギの辛味をしっかり抜いているので食べやすく、コーンの甘みと酢のほのかな酸味がマッチして、とても美味しいです。
さらに傷みにくくする方法
また、玉ねぎなしにしても、傷みにくくなります。
玉ねぎなしだと、ポテトサラダと言うよりは、マッシュポテトに近くなります。
大人向けには玉ねぎが入っていた方が美味しいと思いますが、幼稚園など小さな子供向けのお弁当の場合は、玉ねぎなしの方がウケるかもしれません。
玉ねぎやコーンなしでも、ハムのピンク色が残るので、見た目はとてもかわいいですよ。
ポテトサラダ弁当のおかず
続いて、ポテトサラダ弁当にぴったりなおかずのレシピをご紹介します。
鶏肉の塩麹焼き
お弁当のメインメニュー「鶏肉の塩麹焼き」のレシピです。
鶏肉は前日の夜に塩麹に浸けておきます。
鶏もも肉 | 300g(1枚) |
塩麹 | 大さじ2 |
サラダ油 | 適量 |
- 鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、ビニール袋に入れる。
塩麹を加え、手でよく揉み、冷蔵庫に一晩入れる。 - サラダ油をフライパンに入れ、鶏肉の皮目を下にして並べる。
フライパンを弱めの中火にかけ、焼き色を付ける。ひっくり返してフタをし、火を弱め、もう片面を4〜5分焼いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
前日の夜の仕込み
まず、鶏もも肉(300g:1枚)を食べやすい大きさに切ります。
ちなみにここで、厚みのある部分に包丁を入れておくと、焼きムラが出にくくなります。
そして、鶏肉と塩麹(大さじ2)をビニール袋に入れ、手でよく揉み、冷蔵庫に一晩入れます。
当日の調理
次に、サラダ油(適量)をフライパンに入れ、鶏肉の皮の方を下にして並べます。
そして、フライパンを弱めの中火にかけ、2〜3分かけて焼き色を付けます。
焼き色が付いたらひっくり返します。
そしてフタをして、弱火に落とし、もう片面を4〜5分焼いたら完成です。
塩麹で味付けした鶏肉は焦げやすいので、様子を見ながら弱めの火で焼いてください。
また、十分火が通っているか、確認してからお弁当箱に詰めてください。
火が通っているか分からない場合は、鶏肉を少し切ってみるといいです。
この塩麹焼きは、お弁当用に少ししっかりめの味付けになっています。
冷めても美味しいですよ。
アスパラ炒め
こちらは、ポテトサラダ弁当の付け合わせ。
超簡単なアスパラ炒めです。
オイスターソースを味付けに使います。
アスパラガス | 1束(100g) |
サラダ油 | 小さじ1 |
オイスターソース | 大さじ1/2 |
みりん | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1/2 |
- アスパラガスの根元の硬い部分をピーラーでむき、4等分に切る。
- フライパンにサラダ油を熱し、アスパラガスを中火で3分炒める。
火を弱め、オイスターソース・みりん・醤油を加え、手早く絡めたらできあがり。
まず、アスパラガス(1束:100g)の根元の硬い部分をピーラーでむき、4等分に切ります。
次に、フライパンにサラダ油(小さじ1)を熱し、アスパラガスを中火で約3分炒めます。
火を弱め、オイスターソース(大さじ1/2)・みりん(小さじ1)・醤油(小さじ1/2)を加え、手早く絡めたら完成です。
オイスターソースの旨味をいかした少し甘みのある味付けが、アスパラと良く合いますよ。
お弁当の詰め方
最後に、お弁当の詰め方を説明します。
おかずもご飯も、しっかり冷ましてから詰めると、傷みにくいです。
まず、ご飯を入れるスペースを考えながら、鶏肉を重ねて入れます。
次に、鶏肉の脇に、四角く切ったクッキングシート(ワックスペーパーやお弁当用カップでもOK)を2つ入れます。
この時、クッキングシートがカップのような形になるように、入れてください。
次に、それぞれのクッキングシートの上に、ポテトサラダとアスパラ炒めを詰めます。
そして、空いたところにミニトマトを飾ります。
おかずの味や水気が他に移らないように、クッキングシートを使って、それぞれのおかずに仕切りをすると、お弁当が傷みにくくなります。
最後に、ご飯を詰めたら完成です。
お好みで、ごま塩やふりかけを振ってもいいです。
忙しい朝でもラクに作れるお弁当ですよ。
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