しらたきのアク抜き。下処理して味しみもアップ!

しらたきのアク抜きと下処理


しらたきのアク抜き(下処理)の方法を解説します。

アク抜きで大切なのは、しらたきの中の水分を外に排出させることです。
しらたきの水分にはアクや凝固剤の臭みなどが含まれているため、水分を排出させることで臭みを取り除くことができます。

アク抜きの基本は下茹でです。
下茹ですることで、しらたきの内部までアクがしっかりと抜けやすくなります。
また、アク抜きの効果をさらに高めたい場合は、茹でる前に塩もみをしたり、茹でた後に乾煎りしたりすると良いです。
こうしたアク抜きをすることで、味しみも良くなり、お料理が一層美味しく仕上がります。

ちなみに、しらたきは「糸こんにゃく」とも呼ばれ、こんにゃくの仲間です。
そのため、下処理の方法は、板こんにゃくのアク抜きとほぼ同じです。


基本のアク抜き(下茹で)

しらたきを切る

  1. ① しらたきを軽く水洗いして、キッチンバサミ又は包丁で、料理に合った長さに切ります。

しらたきを下茹でする

  1. ② 鍋にたっぷりの湯を沸かし、しらたきを加え、2分ほど下茹でします。
    しらたきに塩気を付けたい場合は、湯500mlにつき小さじ1の粗塩を加えて塩茹でしても良いです。

塩茹でを活かした調理例:しらたき明太子炒め



しらたきをザルに上げる

  1. ③ ザルに上げて水気を切ってから使います。
    お好みで、この後にフライパンで乾煎りしたり、また、茹でる前に塩もみをすると、アク抜きの効果がより高まります。

市販のしらたきの中にはアク抜き不要の商品もありますが、そうしたしらたきでも、臭みが気になる場合は、この下処理(アク抜き)をするのがおすすめです。

基本のアク抜きを用いた調理例:肉じゃがすき焼き

その他のアク抜き(追加すると効果UP)

よりしっかりとアク抜きしたい場合は、こちらのやり方も参考にしてください。

乾煎り

しらたきを乾煎りする

  1. ① 先にご紹介した「基本のアク抜き」の手順で、しらたきを2分下茹でして、水気を切ります。
  2. ② フライパンに入れ、中火で1〜2分ほど乾煎りします。

調理例:しらたき明太子炒め

しらたきを下茹でしてから乾煎りすると、内部の臭みのある水分がとても抜けやすくなり、歯応えが良くなります。

塩もみ

しらたきを塩もみする

  1. ① しらたきを軽く水洗いして、料理に合った長さに切ります。
  2. ② ボールに入れて、塩で揉み、5分ほど置きます。
    塩の量は、しらたき1袋(200g)につき小さじ1/2が目安です。
  3. ③ 流水できれいに塩を洗い流します。
  4. ④ 先にご紹介した「基本のアク抜き」の②・③の手順で、2分ほど下茹でして、水気を切ります。

調理例:きりたんぽ鍋

塩の量は、最低でもこれくらいの分量を使うのがおすすめです。
あまり少なすぎると、しらたきの臭みが抜けにくくなります。

なお、塩揉みをすると、その後に茹でてもしらたきに塩味が少し残ります。
そのため、塩気を付けたくない場合は、先にご紹介した基本のアク抜き(下茹で)だけにすると良いです。
ちなみに、塩の代わりに砂糖を揉み込む方法もありますが、塩とくらべて効果が低く、臭みが残りやすいのでおすすめしません。

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