お餅の上手な保存方法をご紹介します。
お餅を長期保存するのなら、冷凍保存が一番おすすめです。

そのうえ、食べる際にわざわざ解凍する必要がありません。
凍ったままの状態で焼いたり茹でたりすればいいので、とても使い勝手がいいです。
粗熱を取ったら、すぐに保存袋に入れるか、もしくはラップをぴったりかけて、空気を遮断。
ある程度固まったら、食べやすい大きさに切り分けます。
冷蔵なら日持ちは2週間ほど。
より長く保存したい場合は、1個ずつくっつかないようにラップをし、保存袋に入れて冷凍します。
詳しくお伝えします。
餅の冷凍保存・冷蔵保存
まずは、角餅や丸餅の上手な保存方法です。
スーパーなどで売られている市販のお餅は、角餅でも丸餅でも、1個ずつ袋に入っているのが普通です。
袋詰めされたお餅は、そのまま常温保存することができます。
袋に印字された賞味期限内に食べ切ってください。
ちなみに、賞味期限は、商品にもよりますが、1年くらいになっている場合が多いようです。
お餅の冷蔵保存期間:2週間
手作りの餅や開封済みの市販の餅は、カビやすくなるので、常温保存に向きません。
乾燥しないように1個ずつラップで包むか、まとめて保存袋に入れて、冷蔵庫に入れます。
冷蔵保存での日持ちは、2週間くらいです。
お餅の冷凍保存期間:6ヶ月
お餅をより長持ちさせたい場合は、冷凍保存がおすすめです。
お餅を冷凍する場合は、くっつかないように1個ずつラップで包んだ上で、保存袋に入れます。
お餅を冷凍庫に入れると、半年ほど日持ちします。
冷凍餅の解凍方法
冷凍したお餅は、解凍せずにそのまま調理することができます。
たとえば、簡単に柔らかくしたい場合は、レンジを使うのがおすすめです。
- 冷凍した餅(2個)を耐熱ボールに入れ、餅がひたるくらい水を注ぐ。
- ラップをしないで電子レンジに入れ、600wで2分30秒加熱する。
加熱時間は、お餅の大きさなどによって若干変わりますので、様子を見て、十分に柔らかくなっていない場合は、追加でチンしてください。
冷凍餅の焼き方
冷凍した餅を焼く場合は、トースターを使うのが簡単です。
- 冷凍した餅(2個)を、表面に焼き色が付くまでトースターで5〜6分ほど焼く。
- そのまま1分ほど置いたらできあがり。
お餅は内部まで火が入りにくいので、最後に庫内に1分ほど放置するのがポイントです。
そうすると、余熱で十分に柔らかくなります。
冷凍した餅は、冷凍していない餅とくらべて膨らみが悪くなりますが、味や食感はあまり変わりません。
つきたての餅やのし餅の保存方法

最後に、ついた餅や「のし餅」の保存方法をご紹介します。
つきたての餅を保存するにあたっては、乾燥を防ぐことがとても大切です。
これを怠ると、せっかくのお餅がカピカピになってしまいます。
そのためには、やはり空気を遮断することがポイント。
粗熱を取っただけのまだ少し温かい状態で、保存袋に入れればOKです。
この時、お好みで、餅とり粉や片栗粉を表面にまぶすのもありです。
なお、この方法は、冷蔵・冷凍保存する場合に限らず、その日のうちに餅を食べきる場合にも使えます。
昼間に餅つきをして夜に食べるケースも結構多いと思いますが、この方法なら餅がすぐに固くならないのでおすすめです。
また、ついた餅をのばして「のし餅」にし、包丁で切り分けて「切り餅」にする場合にも有効です。
つきたての熱々のお餅は包丁では切れないので、ある程度冷ます必要がありますが、保存袋で空気を遮断しておけば、乾燥を防ぎつつ冷ますことができます。
ついた餅を2週間くらいで食べ切る場合は、上の方法で餅の乾燥を防いだうえで、冷蔵庫に入れます。
長期保存する場合は、冷凍庫。
こちらは、半年ほど日持ちします。
冷凍した餅の美味しい食べ方
冷凍保存したお餅は、冷凍していないお餅とまったく同じように食べられます。
最後に、冷凍餅を使ったおすすめ簡単レシピをいくつかご紹介します。

きなこもち
作り方はとても簡単で、冷凍餅をレンジで解凍して柔らかくして、きなこと砂糖を混ぜるだけです。
リンク先のレシピは、生餅を使っていますが、冷凍餅を使っても、ほぼ同じ加熱時間でOK。
トータルの調理時間はたったの3分です。

からみ餅
こちらは、レンジで解凍して柔らかくしたお餅に、大根おろし・かつお節・醤油を混ぜます。
さっぱりとした大根おろしを合わせると、お餅が美味しくいただけるだけでなく、消化も良くなります。

あんこ餅
あんこ餅も、レンジで簡単に作れます。
市販のあんこがあれば、たったの3分。
焼いたお餅の香ばしさをプラスしたいのなら、先に紹介した方法でトースターで焼いてからあんこを絡めてもいいですよ。

おしるこ
あんことお餅の組み合わせだったら、おしるこにするのも美味しいものです。
リンク先で紹介しているのは、缶詰のゆであずきを使った簡単レシピです。
冷凍餅でも生餅でも、まったく同じように作れます。

磯辺餅
冷凍餅をトースターで焼き、醤油をまぶして海苔を巻くと磯辺餅ができます。
小腹が空いたときの軽食にもぴったり。
海苔と醤油の風味が口の中に広がって、とても美味しくいただけます。

餅スープ
最後にご紹介するのは、冷凍餅を使った餅スープです。
わかめスープにお餅を入れてレンジで温め、ごま油で風味付けをします。
電子レンジで簡単に作れるうえに腹持ちが良く、また体も温まります。
受験生の夜食にもぴったりです。
ちなみに、わかめスープは、乾燥わかめと鶏ガラスープの素があれば作れますよ。