きゅうりに含まれる成分のうち、およそ95%は水分です。
そのため、きゅうりは、野菜の中で特別に栄養価が高いというわけではありません。
ただ、きゅうりにはカリウムが比較的多く含まれているため、むくみや疲労の軽減効果が期待できます。
きゅうりの栄養成分と効果
むくみや疲労の解消
カリウムには、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する働きがあります。
この働きにより、水分や老廃物を尿として排出しやすくなるため、むくみや疲労の解消につながります。
きゅうりの旬といえば夏ですが、そうした暑さにやられがちな季節に、疲労を和らげる効果が期待できるのは、大きなメリットです。
ちなみに、カリウムを積極的に摂りたいのなら、ほうれん草・里芋・にんにくなどを食べるのもおすすめです。
きゅうりに含まれるカリウムは100gあたり200mgですが、ほうれん草は690mg、里芋は640mg、にんにくは530mgとなっています。
体のほてりを抑える
また、きゅうりには、体のほてりを抑える効果も期待できます。
水分が多く含まれているうえに、カリウムによる利尿作用も働くため、水分の代謝が良くなって、体を冷ますことができるという訳です。
こうした面からも、きゅうりは夏に嬉しい野菜と言えます。
きゅうりのダイエット効果
きゅうりに含まれる「ホスホリパーゼ」という成分が、「代謝の促進」と「脂肪の分解・排出」に役立つのだとか。
また、水分が多く含まれていることから便秘の解消に効果的なうえに、きゅうりはよく噛まないと食べられないので、噛むことで満腹中枢が刺激され、普通の食事の量が減るきっかけにもなるとのことです。
その他の栄養成分
その他の栄養成分についてですが、きゅうりには、βカロテンやビタミンCなどのビタミン類、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類も含まれています。
とは言え、冒頭でもお伝えしたとおり、ほかの野菜とくらべて特別に含有量が高いわけではありません。
そのため、これらの栄養成分を目当てに食べるというよりも、きゅうり自体の味を楽しむことをメインに考える方がおすすめです。
きゅうりは、生のままで手軽に美味しく食べられる、とても便利な野菜です。
当サイトでは、「きゅうりのおすすめレシピ」を複数ご紹介しているので、リンク先の記事もぜひご覧ください。