きゅうりの千切りの切り方を解説します。
包丁を使った千切りのやり方には、大きく分けて2種類があります。
1つめは、基本の簡単な千切り。
きゅうりを斜め薄切りにしてから、細く切り分けます。
切り終えるのが早いうえに、すべての千切りに少しづつ皮がついているので色あいが良く、歯ごたえはややしんなりと柔らかいのが特徴です。
2つめは、食感をしっかりめに残す千切り。
4〜5センチの輪切りにしてから、それぞれを繊維に沿って薄い縦切りにしたうえで、細く切り分けます。
こちらは、食感がややかためで、シャキシャキ感が際立ちます。
切るのがラクで使い勝手が良いのは1つめの方法ですが、どちらで切ったとしても、サラダ・和え物・冷やし中華などに問題なく使えます。
この記事では、それぞれの切り方のコツを解説します。
また、スライサーやピーラーを使った千切りの仕方や、千切りにしたきゅうりのおすすめレシピもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
基本の簡単な千切り
最初に、きゅうりの千切りの、基本のやり方を解説します。
あとで紹介する方法よりも、こちらの方が簡単です。
しかも、色あいも良く、見た目がおしゃれに仕上がるので、どちらにしようか迷ったら、この基本の切り方で切ってください。
なお、食感については、ほど良く歯ごたえは残りますが、あとで紹介する切り方よりもやや柔らかめです。
まず、きゅうり(1本)を横にしてまな板の上に置き、ヘタの部分を少し切り落とします。
そして、端から1〜3ミリ幅の斜め薄切りにします。
きゅうりのヘタとは
ヘタは、食感がかたいので、少し切り落としてから使います。
次に、斜め薄切りにしたきゅうりを、少しずつずらしながら重ね、横に並べます。
この時、きゅうり1枚1枚が、縦長の向きになるように置いていきます。
最後に、重ねて並べたきゅうりを、端から1〜3ミリ幅に切ったら完成です。
見た目重視の切り方
そうすると、上のきゅうりから下のきゅうりまで、意図した幅で切り分けられるため、より綺麗に仕上がります。
こうして完成したきゅうりの千切りは、すべての千切りに皮が少しずつ付くので、色あいがきれいです。
そのうえ、皮がどこか一箇所だけに偏るということがないため、食感も全体的にバランス良く仕上がります。
サラダや和え物や冷やし中華などに、幅広く使える切り方です。
シャキシャキになる千切り
続いてご紹介するのは、食感がシャキシャキに仕上がる千切りのやり方です。
きゅうりを繊維に沿って細く切っていくため、皮がまったくない部分と、皮がしっかり残る部分が混在します。
その結果、残った皮の食感が際立つので、トータルでは、ややかための食感に感じられます。
まず、きゅうり(1本)を横にしてまな板の上に置きます。
両端(ヘタとお尻の部分)を少しずつ切り落とし、4〜5センチ幅の輪切りにします。
きゅうり1本はだいたい20センチくらいなので、4等分くらいに切ると、ちょうど良い長さになります。
次に、輪切りにしたきゅうりの向きを90度回転させて、きゅうりの端を1〜3ミリほど切り落とします。
そして、先ほど切り落としたきゅうりの断面を下にして置き、端から1〜3ミリ幅の薄切りにします。
切った断面を下にして置く
きゅうりの端をあらかじめ少し切り落とし、その断面を下にして置くと、きゅうりが安定するので、切りやすくなります。
次に、薄切りにしたきゅうりを、少しずつずらしながら重ね、横に並べます。
この時、きゅうり1枚1枚が、縦長の向きになるように置いていきます。
そして、重ねて並べたきゅうりを、端から1〜3ミリ幅に切ったら完成です。
見た目重視の切り方
このやり方で切ったきゅうりの千切りは、皮の存在感がしっかりめに感じられて、シャキシャキとした食感に仕上がります。
きゅうりの食感を料理のアクセントとして活かしたい場合は、この方法で切るのもいいと思います。
スライサーを使った千切り
ところで、きゅうりの千切りは、スライサーやピーラーを使って作ることもできます。
スライサーやピーラーは、包丁を使い慣れていない方には、便利かもしれません。
でも、包丁を苦もなく普通に使える方であれば、包丁の方が、簡単かつスピーディーに、ずっときれいに千切りを作ることができます。
スライサーやピーラーの歯は包丁よりも切れ味が鈍いので、こうした道具で千切りにすると、水分が出やすく、料理が水っぽくなりやすいです。
そうしたことを踏まえて、それでも使ってみたいという場合は、人参用の千切りスライサーやピーラーなどを買うといいと思います。
人参用の千切りスライサーやピーラーについては、おすすめ商品も含めて、別記事「人参の千切り」で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。
千切りにしたきゅうりのレシピ6選
最後に、千切りにしたきゅうりを使ったおすすめ料理を一覧でご紹介します。
胸肉ときゅうりのマヨわさびサラダ
鶏むね肉を電子レンジで加熱して、千切りにして塩もみしたきゅうりをプラス。
マヨネーズ・醤油・わさびなどを加えて、軽く和えたら完成です。
マヨ醤油&わさびの味付けはやはり鉄板で、マイルドなコクが加わって、鶏肉の美味しさが大幅にアップします。
風味よし食感よし!きゅうり塩昆布和え
きゅうりを千切りにして、塩昆布やごま油などを混ぜるだけでできあがり。
食事中の箸休めとしてはもちろん、お酒のおつまみとしてもおすすめです。
ハムが名脇役!大根ときゅうりのサラダ
きゅうりと大根を千切りにして、ハムを加え、オリーブオイルと酢と醤油で和えたお料理です。
きゅうりと大根は、シャキシャキとした食感で、涼しげな味わい。
そこに細切りハムが加わることで、味と食感の幅が広がります。
ドレッシングは、酸味が控えめで、すっきりとした食べやすい味付けです。
梅マヨが合う!ささみときゅうりのサラダ
きゅうりとささみは両方ともサッパリとした味の食材ですが、梅干しとマヨネーズの酸味&コクが加わることで、しっかりとした味わいの、後引く旨さのサラダに仕上がります。
ささみはレンジで火を通すので、調理はとても簡単。
糖質が低いお料理なので、糖質制限ダイエットをしている方にもオススメです。
大人の箸休め!切り干し大根の酢の物
こちらは、千切りにしたきゅうりと切り干し大根を、甘酢で和えた一品。
きゅうりのさっぱりとした味が加わって、切り干し大根のコクと旨みが引き立ちます。
濃厚ごま風味!ごぼうときゅうりのサラダ
きゅうりとごぼうを千切りにして、すりごまとマヨネーズで味付けをする、風味豊かなサラダのレシピです。
ごま&マヨのおかげでまったり濃厚な味に仕上がって、とても美味しくいただけます。
以上、きゅうりの千切りのやり方と、千切りにしたきゅうりを使ったおすすめレシピについてお伝えしました。
きゅうりを千切りにする際には、斜め薄切りにしてから、細く切り分けるのが基本です。
手早く切れるうえに、適度に柔らかな食感に仕上がりますよ。
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