ライタのレシピを本場インドからご紹介します。
ライタ(Raita)とは、ヨーグルトを使ったサラダのこと。
ヨーグルトの中に刻んだ生野菜を入れ、サラダ風に仕上げたインドの家庭料理です。
カレーとの相性が良く、ヨーグルトのまろやかな酸味がスパイスの辛さを和らげてくれます。
本場インドでライタに使われる具材は、種類が様々です。
トマト・玉ねぎ・きゅうり・じゃがいも・ピーマン・ミントの葉など、バリエーション豊富。
野菜だけでなく、卵を使ったライタもあります。
この記事では、本場インドはもとより、日本でもとりわけ人気がある「きゅうりのライタ」をご紹介します。
「手軽にインドサラダ!きゅうりのライタ」のレシピです。
材料
きゅうり | 1本 |
ヨーグルト | 250g(250ml) |
クミンパウダー | 小さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/4 |
黒こしょう | 少々 |
- カロリー
- 1人分:85kcal
作り方
まず、きゅうり(1本)を5ミリくらいの角切りにします。
より詳しく:きゅうり角切りの切り方
次に、きゅうり・ヨーグルト(250g:250ml)・クミンパウダー(小さじ1/2)・塩(小さじ1/4)をボールに入れ、軽く混ぜます。
塩の量は、きゅうりの大きさによってお好みで微調整してください。
器に盛り、黒こしょう(少々)を振ったら完成です。
きゅうりの食感がアクセントになったさっぱりとしたヨーグルトサラダ。
カレーの付け合せにぴったりですよ。
本場インドのライタ
こちらは、本場インドのライタです。
具材は、きゅうり・赤パプリカ・にんじん。
どれも5ミリくらいの角切りにされています。
トッピングに使われている香辛料は、クミンパウダーとパプリカパウダー。
ほんのりスパイシーなライタです。
Anise
@インド チェンナイ
こちらは、インドを代表する高級ホテル「タージマハル・ホテル」で食べたライタ。
具材は、きゅうりと赤パプリカ。
風味付けに、ホールのクミンを使っているのが特徴です。
インドのヨーグルトは、酸味がしっかりしているものが多く、タンドリーチキンなどのスパイシーでこってりとした肉料理ととても良く合います。
Taj Mahal Hotel「MASARA CRAFT」
@インド ムンバイ
こちらの具材は、1センチ角に切ったトマトとピーマン。
これらをヨーグルトと塩で和え、パプリカパウダーとパクチーをトッピングした一品です。
クミンなどの風味の強い香辛料は使っていないので、スパイスが苦手な方でも食べやすい味です。
Annalakshmi Restaurant
@インド チェンナイ
ちなみに、ライタ自体はインド全土で食べられますが、地域によって食べ方に少し違いがあります。
カレーと一緒にライタもご飯に混ぜると、手軽に味変が楽しめます。
今回ご紹介したライタの具材は、きゅうりとヨーグルトでしたが、この2つの食材はとても相性が良く、インドに限らず、中東や地中海の国々でもよく使われます。
例えば、ギリシャやトルコで広く食べられている「ザジキ(ジャジュク)」と呼ばれるお料理が有名です。
ザジキの主な材料は、きゅうりとヨーグルトと塩の3つだけです。
これに、お好みで、風味付けのにんにくやディルやミントが加わることがあります。
また、インドのライタもそうですが、すりおろしたきゅうりを使うこともあります。
ザジキがライタと違う点は2つあります。
1つめは、しっかり水切りしたヨーグルトがよく使われる点。
2つめは、パンなどに添えるディップとして供されることがが多い点です。
詳しくは、下のリンク先をご覧ください。
ところで、当サイトでは、現地インドでの経験をもとに、インド料理やインドの観光スポットについて別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせてご覧ください。
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