パパド(パパダム)の作り方と食べ方。インドのせんべいを簡単手作り!

パパドの作り方と食べ方


パパド(パパダム)の作り方と食べ方を、本場インドよりご紹介します。

パパドとは

パパド(Papad)とは、主にインドなどで食べられている薄焼きせんべいのことです。

原材料は、豆などの粉。
味付けはスパイシーで塩気もしっかりめ、食感はパリパリと軽いのが特徴です。

日本人の感覚からすると、まさにビールのおつまみといった印象の食べ物ですが、本場インドでは違います。

前菜として供されたり、ミールスやターリーなどの定食に添えられたりというのが、パパドの王道の食べ方です。

ミールスに添えられたパパド
右の画像は、南インドのチェンナイで食べたミールスの様子。

お皿の真ん中にパパドが乗っていて、その下にチャパティとご飯が重なっています。

パパドの調理法

パパドを食べるときは、ほとんどの場合、あらかじめ加熱します。
直火で炙ることもありますが、最もポピュラーなのは油で揚げる調理法です。

パパドの手作り
実際、当サイトでも複数の調理法を試したのですが、やはり、油で揚げたパパドが一番美味しく仕上がりました。

また、トースターで炙る方法も悪くありません。

それらを含めた5つの加熱法については、後ほど詳しくお伝えします。

パパドの作り方

パパドは家庭で作ることもできますが、ひよこ豆やレンズ豆などの粉をこねて薄くのばしてから半日ほど天日干しする必要があるので、ある程度手間がかかります。

インドでも、かつては各家庭に伝わるレシピで手作りするのが当たり前のものでしたが、最近では、時間と労力がかかることから市販のものがよく使われているそうです。

電子レンジで焼けるものも販売されていて、それらは日本のインド食材店でも入手可能です。

印度の煎餅

ちなみに、右の写真は、日本で購入したパパドです。

左から、プレーン・黒こしょう・ガーリックの順に並んでいます。

プレーンと言っても塩気はしっかりめに付いているので、味を補わなくても美味しくいただけます。


パパドのおすすめの加熱法

まず最初に、パパドのおすすめの加熱法をご紹介します。

今回試したのは、「油で揚げる」「トースター」「フライパン」「コンロで直火」「電子レンジ」の5つ。

中でも特におすすめなのは、「油で揚げる」と「トースター」の2つです。


油で揚げるおすすめ!

パパドの揚げ方

こちらは、パパドを油で揚げる方法。
当サイトいちおしの加熱法です。

材料

調理時間1分
パパド 適量
適量

作り方

  1. フライパンに1センチくらいの油を注ぎ、温める。
  2. パパドを入れ、表面に細かい気泡ができるまで、両面を20〜30秒揚げたらできあがり。

油を180度くらいまでしっかり温めた場合、揚げ時間は20秒〜30秒くらいが目安です。
わりとすぐに揚がるので、慌てずにゆっくり揚げたい場合は、温度を少し低くめに設定するのもありです。

ちなみに、揚げたてはふにゃっとしていますが、油から引き上げてしばらくすると、パパドらしいカリッとした食感になります。

パパドを揚げると、しっかりとしたコクと香ばしさが加わって美味しさがアップ。
食感も、今回ご紹介する5パターンの中で最も軽めに仕上がります。



トースターおすすめ!

パパドのトースターを使った作り方

パパドを油で揚げると美味しく仕上がるのですが、一方で、カロリーも上がってしまいます。

カロリーを抑えつつも、手軽にサクサクのパパドを作りたいのなら、トースターで焼くのがおすすめです。

材料

調理時間1分
パパド 1枚

作り方

  1. パパドをトースターに入れ、表面に細かい気泡ができるまで、1分ほど焼いたらできあがり。

温度やワットを設定できるトースターを使う場合は、トーストを焼く時と同じ数値にしてください。

温度・ワット数ともに、高め(250度もしくは1300wくらい)がおすすめです。


パパドのその他の加熱法

続いて、上の2つ以外の加熱法をお伝えします。

フライパン

こちらは、パパドをフライパンで焼く方法です。

パパドのフライパンを使った作り方

パパドをフライパンにのせ、強火で両面を1分〜1分30秒焼いたらできあがり。

お好みで油を少量引いて焼くと、コクがアップします。


トースターで焼いた場合よりもサクサクとした軽い食感はやや欠けますが、食べ比べないと分からない程度の差です。

フライパンで焼くのも十分アリですよ。



コンロの直火であぶる

続いては、パパドをコンロの直火であぶる方法です。

パパドを直火で炙る

パパドをトングなどで挟み、コンロの火で1分ほどあぶります。

本場インドでは、炭火であぶることも多く、この方法は一番それに近いです。

ただし、パパドをあぶると、柔らかくなり、しなってくるので、基本的に調理しにくいです。

また、パパドの外側が焦げやすいという難点もあります。


レンジ

最後に紹介するのはレンジです。

パパドのレンジを使った作り方

耐熱皿の上にパパド(1枚)をのせ、600wで30秒〜1分チンしたらできあがり。

レンジを使うと、やや硬い仕上がりになり、また、焦げ目が付きにくいので、風味がやや落ちてしまいます。

パパドをレンジで加熱しても、あまり美味しく仕上がりません。


パパドの食べ方

インドのパパド

続いて、パパドのおすすめの食べ方をご紹介します。

インドでは、チャツネと呼ばれるスパイシーなソースをのせたり、ピクルスを合わせたりすることも多いですが、それ以外だとパパドを使ったマサラパパドというお料理も定番です。

マサラパパド

マサラパパドは、加熱したパパドに、細かく刻んだ玉ねぎやトマトやピーマンなどをトッピングしたお料理のこと。
レストランの前菜として供されることが多いです。

ビールのおつまみにもぴったりです。

詳しいレシピはリンク先をご覧ください。

3分
パパド玉ねぎ トマトパクチーチリペッパークミンパウダーレモン汁サラダ油

パパドをトッピングしたサラダ
また、パパドを食べやすい大きさにちぎって、サラダにトッピングしても美味しいです。

パパドの塩気と食感が良いアクセントになり、食が進みますよ。


ところで、当サイトでは、現地インドでの経験をもとに、インド料理やインドの観光スポットについて別記事で詳しく解説しています。
次の記事もあわせてご覧ください。


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投稿日:2019年12月27日 更新日:

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