
ターメリックライスの炊飯器を使ったレシピをご紹介します。
インド料理の名店「ナイルレストラン」の店主、ナイル善己さんが考案した「ターメリックライス」です。
ターメリックライスとは、インド料理の一つで、ターメリックという黄色いスパイスで味付けをしたご飯のこと。
辛味はなく、お米の甘みを感じる優しい味なので、刺激たっぷりのインドカレーとの相性も抜群です。
ちなみに、ターメリック(turmeric)は、二日酔い防止ドリンクの原材料としても有名な「うこん」の英語名です。
ターメリックだけを食べると苦味を感じますが、調味料として使うと苦味は薄まり、逆に他の食材の甘みを引き立てます。
ターメリックライスとサフランライスは、どちらも見た目が黄色くて似ていますが、使われているスパイスはまったく違います。
サフランライスは、サフランという花の雌しべから作るスパイスで風味づけをします。
サフランスパイスは、上品な香りが特徴で、インド料理だけでなくヨーロッパのパエリアなどにも使われますが、高価なのが玉にキズです。
さて、これからご紹介するレシピは、手頃な値段で入手できるターメリックを使うので、気軽に試せます。
材料は、米のほかには、ターメリックとバターだけ。
炊飯器で炊くだけなので、とても簡単です。
お味の方は、バターのコクとターメリックのほのかな香りが印象的。
強めの味のインド料理にもよく合いますよ。
(一部情報元:テレビ東京「ソレダメ!」2019年2月13日放映)
ターメリックライスの炊き方

「ターメリックライス」のレシピです。
材料
米 | 2合 |
ターメリック | 小さじ1 |
バター | 10g |
作り方
- 米を洗って炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を注ぎ、30分置く。
- ターメリックとバターを加え、普通に炊いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

ターメリックは、鮮やかな黄色が印象的なパウダー状の香辛料です。

まず、米(2合)を洗い、炊飯器に入れます。
そして、2合の目盛りまで水を注ぎ、30分ほど置いて吸水させます。

30分経ったら、ターメリック(小さじ1)とバター(10g)を加えます。
これを普通に炊いたら完成です。

炊き上がりは、全体が淡い黄色に染まってとてもきれいです。

ターメリックを加えると、ライスの味が引き締まります。
白米にバターを加えただけだと、味のしつこさが際立ってしまいますが、ターメリックの風味が加わることでそれが抑えられます。
コクがあるけれども主張しすぎない、刺激の強いインド料理の脇役にぴったりなライスです。
炊飯器だけで簡単に作れるので、インドカレーを作るときには、ぜひこのライスも試してみてください。
ちなみに、このターメリックライスには、上の写真の「チキンカレー」を合わせるのがおすすめ。
ナイルさんが考案した、スパイシーな本格チキンカレーです。
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ところで、当サイトでは、現地インドでの経験をもとに、インド料理やインドの観光スポットについて別記事で詳しく解説しています。
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