バスマティライス(インド米)を炊飯器で炊く方法をご紹介します。
バスマティライスを炊く際の水加減は、日本の普通の白米と同じです。
ただし、日本の米よりも芯が残りやすいので、炊く前にあらかじめ吸水させておくことが、美味しく炊くためのポイントです。
ちなみに本場インドでは、バスマティライスは鍋を使って調理するのが一般的です。
湯取り法で調理すると、茹で汁に栄養が溶け出してしまう反面、食感はフワッと軽めに仕上がります。
ただ、最近では、インドでも炊飯器が普及してきているようです。
炊飯器を使うと、仕上がりの軽やかさがやや欠けますが、栄養が残りやすいというメリットがあります。
当サイトで実際にそれぞれの炊きあがりを比較したところ、炊飯器を使ったバスマティライスも、十分美味しいです。
そのうえ調理もとても簡単なので、手軽にインド料理を試したい方におすすめですよ。
炊飯器を使ったバスマティライスの炊飯
バスマティライスを炊飯器で炊く方法です。
2合分のレシピになっていますが、3合でも5合でもまったく同じように炊けます。
バスマティライス | 2合 |
- バスマティライスをきれいに洗い、30分ほどたっぷりの水に浸け、ザルに上げる。
- 1を炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を注ぎ、普通に炊く。
炊き上がりをさっくりと混ぜたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まず、バスマティライス(2合)をきれいに洗います。
バスマティライスは、細長くて折れやすいので、優しく水洗いしてください。
次に、バスマティライスをたっぷりの水に30分ほど浸します。
日本の白米は、吸水時間を取らなくても意外と芯は残りにくいですけど、バスマティライスは、やや芯が残りやすいので、あらかじめ吸水させておくのがおすすめです。
【工程2】
続いて、バスマティライスを炊飯器に入れ、水を2合の目盛りまで注ぎます。
炊き上がりをさっくりと混ぜたら完成です。
バスマティライスはインディカ米という品種の一つで、日本の米(ジャポニカ米)と比べると、粒が長くて粘りが少ないものが多いです。
ですから、この2つを同じように炊飯器で炊いても、この違いははっきりとあらわれます。
バスマティライスは、さらっとしてふんわりとした口当たりで、お味の方はやや淡白。
お米自体の主張がわりと控えめなので、カレーやビリヤニ(炊き込みご飯)など、スパイスを効かせた料理とよく合います。
ちなみに、インドは地域によって食文化が少し異なっていて、お米が特によく食べられるのは、南インドです。
小皿に盛られたカレーなどの真ん中に、たっぷりのご飯が盛りつけられています。
ただ、このお米は、実は、バスマティライスではありません。
小さくて丸い、日本米のような見た目のお米です。
バスマティライスはインド米の中でもかなり高価なお米なので、インドでバスマティライスを食べたい場合は、ある程度のランクのレストランやホテルを訪れる必要があります。
バスマティライスを鍋で炊く方法
ところで、当サイトでは、バスマティライスの伝統的な炊き方も紹介しています。
鍋を使ってバスマティライスをパスタのように茹で、水気を切って蒸らしたら完成です。
少し手間はかかりますが、炊飯器で炊くよりもさらに軽い口当たりに仕上がりますよ。
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