冷凍食パンの美味しい焼き方を解説します。
冷凍した食パンは、解凍しないで凍ったままの状態で焼くと良いです。
解凍せずに焼く方が、ふんわりとした食感が戻りやすくなります。
この焼き方は、冷凍食パンの基本の食べ方としておすすめです。
材料
冷凍食パン | 1〜2枚 |
焼き方
- トースターに温度設定(ワット数設定)がある場合は、一番高い数値にして、十分に温めます。
- 凍った食パンを冷凍庫から取り出し、凍ったままトースターに入れ、すぐに扉を閉めます。
- 食パンに焼き色が付くまで、5分ほど焼いたら完成です。
冷凍食パンを美味しく焼くコツは、トースターを十分に温めたうえで、凍ったままの状態で加熱することです。
パンを解凍しない理由
食パンを凍ったままの状態で焼くと、表面はカリッと、内側はふんわりと柔らかく仕上がります。
一方、パンを解凍してから焼くと、少し湿気った感じの、やや重たくて歯切れが悪い食感になってしまいます。
パンに霧吹きは不要
なお、冷凍食パンを焼く際に霧吹きなどで水分を補ってから焼くレシピもありますが、私はこの作業は必要ないと考えています。
冷凍食パンを水などで濡らしてトーストすると、なかなか焼き目が付かず、焼く時間が延びてしまいます。
しかも、過度に濡らしすぎると、水分が蒸発し切らないため、パンが重たい食感になってしまいます。
食パンの冷凍方法
ところで、冷凍食パンを美味しく焼くには、冷凍中に乾燥を防いでおくこともとても大切です。
私がおすすめしている冷凍方法は、食パンを1枚ずつラップでぴったり包み、フリーザーバッグに入れる方法です。
- アルミホイル
- ラップと袋
食パンをしっかりと密閉して、空気に触れにくい状態で冷凍してください。
なお、冷凍食パンを美味しく食べられる期限は、1〜2週間程度です。
より詳しく:食パンの冷凍保存
-
食パンは、冷凍期間が長くなればなるほど、乾燥して味や食感が劣化しやすくなります。
この記事を書くにあたり、冷凍期間1週間のものと冷凍期間1ヶ月のものを食べくらべてみましたが、やはり1ヶ月冷凍したものの方が食感が劣化していると感じました。 -
すでにお伝えしたとおり、冷凍食パンを解凍せずに焼くと、解凍してから焼いた場合よりも、食感の劣化が抑えられます。
こうした食感の差は、冷凍期間が長くなればなるほど、顕著に現れます。
1ヶ月冷凍した食パンでそれぞれの焼き方を試してみたところ、その差がはっきりと感じられました。 - 冷凍食パンは、この記事で解説したように、解凍しないで焼く方が美味しいです。
ただ、ベーグル・クロワッサン・フランスパンといった厚みのあるパンを冷凍した場合は、完全に解凍してから焼きます。
食パンと同じように解凍なしでそのまま焼くと、内部に冷たい部分が残ってしまうためです。
ちなみに、こうしたパンの解凍方法は、ラップをかぶせたままの状態で常温に30分ほど置くか、冷蔵庫に移して一晩ほど置くと良いです。
ベーグル・クロワッサン・フランスパンの冷凍・解凍については、別記事「パンの保存方法(冷凍・解凍)」で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。
冷凍食パンを、解凍せずに焼く場合、
マーガリンを塗ってハムとチーズを載せて焼いても問題ないのでしょうか?
マーガリンは塗っても問題ありませんが、ハムとチーズも乗せて焼くと、中心部分に火が通りにくく、その部分がカリッと焼けません。
冷凍パンを軽く2〜3分焼いたうえで、ハムとチーズをのせてもう一度軽く焼くと、比較的全体がカリッと仕上がります