
トーストの上手な焼き方をご紹介します。
トースターとフライパンと魚焼きグリルを使った、食パンの3パターンの焼き方です。
トースターを使った方法は、最もポピュラーでラクチンです。
焼き時間は、3〜5分ほど。
庫内をあらかじめしっかり温めるておくことが、美味しく焼くためのコツです。
フライパンを使った焼き方は、私の一番のおすすめで、食感がとても良いのが特徴。
外側はサクサクで、内側はふんわりとしつつ、しっとり感も残ります。
外と内の食感の差が、最も際立つ焼き方です。
魚焼きグリルを使う方法は、少し変わっているかもしれませんが、実は、トースターやフライパンと同じくらい美味しく焼けます。
簡単なポイントを抑えれば、魚のにおいがつくこともありません。
トースターを使った焼き方

まず最初にご紹介するのは、人気パン職人がすすめるトースターを使ったトーストの焼き方です。
群馬県北群馬郡にある「地球屋パン工房」のパン職人・廣瀬満雄さんによると、食パンを上手に焼くコツは「高温短時間」です。
トースターをあらかじめしっかりと温めて、パンをさっと焼き上げます。
ちなみに、「高温短時間」で焼くことは、トースターだけでなく、フライパンや魚焼きグリルで食パンを焼く場合にも大切です。
材料
食パン | 1枚 |
手順
- トースターを十分に温める。
- 食パンを入れ、3~5分で焼き上げる。
予熱したトースターで食パンをさっと焼くと、外はサクサク、中はふんわりと焼き上がります。
トースターに慣れている人が多いので、食パンは、トースターで焼くのが一番ラクかもしれません。
でも実は、フライパンや魚焼きグリルを使っても、トースターと同じくらい、もしかしたらそれ以上に簡単に美味しいトーストが焼けます。
続いて、フライパンを使ったレシピをご紹介します。
(レシピ情報元:TBSテレビ「ジョブチューン」超一流職人スペシャル 2015年1月24日放映)
フライパンを使った焼き方

次にご紹介するのは、バタートースト評論家の梶田香織さんが考案した、フライパン使ったトーストの焼き方です。
梶田さんがすすめる最も美味しいトーストは、オーブントースターではなく、フライパンで焼きます。
フライパンを使うと、オーブントースターよりも外はサクッと中はふんわりと仕上がります。
調理のポイントは、パンの水分をなるべく飛ばさないこと。
フライパンを事前にアツアツに熱して、短時間で焼き上げます。
材料
食パン | 1枚 |
手順
- フライパンをしっかり温める。
- 食パンを入れ、真ん中の白い部分をフライ返しなどで上から軽く押さえながら、片面につき30秒ずつ焼いたらできあがり。
食パンの真ん中は焼きにくいので、上から軽く押しながら、フライパンの表面に密着させます。
フライパンで焼くと、トースターを使った場合とはまったく違う食感に仕上がります。
外はカリッと仕上がり、中はふんわりとしつつも、しっとり感も楽しめますよ。
(レシピ情報元:フジテレビ「バイキング」トーストの美味しい食べ方 2015年6月30日放映)
魚焼きグリルを使った焼き方

最後に、私が自宅でたまに実践している、魚焼きグリルでトーストを焼く方法をご紹介します。
調理のポイントは、あらかじめグリルを温めておき、短時間でさっと焼くこと。
先にご紹介したトースターやフライパンと、ポイントは同じです。
このようにして焼くと、外側はカリッと、中はふんわりと仕上がります。
材料
食パン | 1枚 |
手順
- 魚焼きグリルを1分ほどかけて温める。
- 食パンを入れ、強火で1〜1分半ほどかけて焼いたらできあがり。(グリルが片面焼きの場合は、途中でひっくり返す。)
魚焼きグリルを使うと、遠赤外線のパワーによって高温でスピーディーに焼けるので、サクサク感とふんわり感が際立ちます。
魚焼きグリルでトーストを焼くと、パンに魚の臭いがつくのではと心配になるかもしれませんが、その点は大丈夫です。
「料理の裏ワザ・基本ワザ大全」という料理本には、魚焼きグリルトーストについて、次のようなことが書かれています。
食パンを焼いている間は、パンの水分が勢い良く蒸発しています。
その水蒸気によってパンがガードされるため、パンには魚の臭いはつきません。
魚を焼いた後でも、グリルを普通に掃除していれば、魚の臭いはつきません。
ただし、火を止めた後に、トーストを庫内にそのまま放置しておくと、臭いが移ってしまいます。
焼き上がったらすぐに、トーストを取り出してください。
以上、トーストの上手な焼き方についてお伝えしました。
トーストはトースターで焼くのが一般的すが、フライパンやグリルで焼いてもかなり美味しく仕上がりますよ。
ところで当サイトでは、テレビで話題になった食パンのレシピをたくさん紹介しています。
その中でも特に人気があるレシピを数十品まとめた「食パンの美味しい食べ方まとめ」も合わせてご覧ください。
またプロがすすめる「パンの上手な保存方法」もご紹介しています。
そちらも参考にしてください。