香り広がる!うどの炊き込みご飯のレシピ。山うどを使うのがおすすめ。

うどの炊き込みご飯(うどご飯)
レシピ動画
香り広がる!うどの炊き込みご飯

うどの炊き込みご飯のレシピをご紹介します。

うどと油揚げを使ったシンプルな炊き込みご飯になっていて、余計な味が加わらない分、うどの風味を存分に堪能できます。

山うどを使うと香りが格別

調理のコツは、山うどを使うことです。

うどには、葉が青々とした「山うど」と、全体が白っぽい「白うど(軟白うど)」があります。
山うどは白うどよりも風味が強いため、山うどを使う方が断然美味しく仕上がります。

山菜らしい力強い香りが口の中に広がって、とても美味しくいただけますよ。

材料

調理時間15分/炊く時間除く
うど 正味150g
油あげ 厚め1枚(40g)
2合
みりん 大さじ1と1/2
大さじ1
醤油 小さじ1
小さじ2/3
だし汁 2合の目盛りまで
  • 山うどを使うのがおすすめ。詳しくは記事の最後を参照。


作り方

米を研いでザルに上げる
  1. ① 米(2合)を洗ってザルに上げます。

参考:米の洗い方(研ぎ方)


うどを輪切りにする
うどの皮を剥く
  1. ② うどをきれいに洗い、根元の硬い部分を少し切り落として、4〜5センチの輪切りにします。
  2. ③ 皮を少し厚めにむきます。


うどを短冊切りにする
切ったうどを酢水につける
  1. ④ 縦半分に切って、切った面を下にして5ミリ幅の短冊切りにします。
    このレシピでは、短冊切りにしたうどを150g分使います。
  2. ⑤ 酢水(分量外:水800ml + 酢小さじ4)をボールに入れ、うどを切ったそばから酢水にさらして、5分ほど置きます。

切ったら早めに酢水にさらす

うどは、切ったまま放置しておくと、茶色く変色しはじめます。
ですから、切ったらなるべく早めに、酢水に浸してください。

うどはアクが少し強い食材ですが、酢水にさらすことでアクが抜けて、エグミや苦味が和らぎます。
また、それと同時に、変色を防ぐこともできます。


うどの水気を拭き取る
水気を取ったうど
  1. ⑥ ザルに上げ、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

うどの水気を取る

うどの水気を取る理由は、炊き込みご飯の水加減をやりやすくするためです。

うどが濡れたままの状態で使うと、ご飯の仕上がりが水っぽくならないように、水加減を通常の2合分よりもやや少なめにする必要があります。
この「やや少なめ」というのが分かりにくいと思うので、水気をきっちり取る工程を入れています。

ここでうどの水気を拭き取っておけば、普通に2合の目盛りまで水を入れて炊いても、ちょうど良い仕上がりになります。


油揚げの油をキッチンペーパーで取る
油揚げを細切りにする
  1. ⑦ 油揚げ(厚め1枚:40g)をキッチンペーパーではさんで手で軽くおさえて油を取り、5ミリ幅の細切りにします。

油揚げについて

油揚げは、湯を回しかけて油抜きするのが一般的です。
でも、このレシピでは、表面の油を軽くぬぐう程度に済ませることで、コクのある風味をいかします。

なお、使用する油揚げは、厚め1枚(40g)がおすすめですが、厚めの油揚げがない場合は、薄い油揚げ40g(2枚程度)で代用してもOKです。



米と調味料とだし汁を炊飯器に入れる
うどと油揚げを炊飯器に入れる
  1. ⑧ 米を炊飯器の内釜に入れ、みりん(大さじ1と1/2)・酒(大さじ1)・醤油(小さじ1)・塩(小さじ2/3)を加え、2合の目盛りまでだし汁を注ぎます。
  2. ⑨ うどと油揚げをのせて広げ、白米モードで普通に炊きます。

だし汁について

だし汁は、だしパック(茅の舎がおすすめ)を使って作るのが美味しくて簡単です。

とは言え、だしを取るのが面倒な場合は、水450mlにつき顆粒だしの素(ほんだし)小さじ1を溶かして使うのもアリです。
その場合は、同じように2合の目盛りまで注いでください。


炊き上がったうどご飯
うどの炊き込みご飯を混ぜる
  1. ⑩ 炊き上がったら、しゃもじでさっくりと混ぜ、茶碗によそったら完成です。

うど(山うど)の炊き込みご飯

うどを炊飯器で炊くと、とろっと柔らかな食感に仕上がります。
また、うど特有のしっかりとした風味はありつつも、加熱することによってカドが取れて、とても食べやすい味になります。

うどと言えば、酢味噌和えやきんぴらなどが定番ですが、炊き込みご飯もかなりの美味しさです。
春に食べたい、炊き込みご飯のおすすめレシピです。

作り置きについて

この炊き込みご飯は、炊きたての風味がとても良いです。

ただ、一度に食べきれない場合は、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷蔵庫に入れると、2〜3日だったら比較的風味の良さを楽しむことができます。

山うどを使うのがおすすめ

なお、冒頭でもお伝えした通り、うどは、山うどを使うのがおすすめです。

白うど(軟白うど)は、光を遮断して栽培したうどのこと。
一方の山うどは、光を当てて栽培したものや、野山で育った天然物を指します。

山うどと白うど
白うどはその名の通り穂先まで白っぽいのに対して、山うどは葉が濃い緑色をしているのが特徴です。

山うどと白うどとでは、仕上がりの香りや味がまったくと言って良いほど違うため、炊き込みご飯にするのなら、「山うど」をぜひ使ってください。

山うどを使って炊いたご飯は、香りがとても素晴らしく、味も濃く感じられます。

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