うどの炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
うどと油揚げを使ったシンプルな炊き込みご飯になっていて、余計な味が加わらない分、うどの風味を存分に堪能できます。
調理のコツは、山うどを使うことです。
うどには、葉が青々とした「山うど」と、全体が白っぽい「白うど(軟白うど)」があります。
山うどは白うどよりも風味が強いため、山うどを使う方が断然美味しく仕上がります。
山菜らしい力強い香りが口の中に広がって、とても美味しくいただけますよ。
材料
うど ※ | 正味150g |
油あげ | 厚め1枚(40g) |
米 | 2合 |
みりん | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
塩 | 小さじ2/3 |
だし汁 | 2合の目盛りまで |
- 山うどを使うのがおすすめ。詳しくは記事の最後を参照。
作り方
- ① 米(2合)を洗ってザルに上げます。
参考:米の洗い方(研ぎ方)
- ② うどをきれいに洗い、根元の硬い部分を少し切り落として、4〜5センチの輪切りにします。
- ③ 皮を少し厚めにむきます。
- ④ 縦半分に切って、切った面を下にして5ミリ幅の短冊切りにします。
このレシピでは、短冊切りにしたうどを150g分使います。 - ⑤ 酢水(分量外:水800ml + 酢小さじ4)をボールに入れ、うどを切ったそばから酢水にさらして、5分ほど置きます。
切ったら早めに酢水にさらす
うどは、切ったまま放置しておくと、茶色く変色しはじめます。
ですから、切ったらなるべく早めに、酢水に浸してください。
うどはアクが少し強い食材ですが、酢水にさらすことでアクが抜けて、エグミや苦味が和らぎます。
また、それと同時に、変色を防ぐこともできます。
- ⑥ ザルに上げ、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
うどの水気を取る
うどの水気を取る理由は、炊き込みご飯の水加減をやりやすくするためです。
うどが濡れたままの状態で使うと、ご飯の仕上がりが水っぽくならないように、水加減を通常の2合分よりもやや少なめにする必要があります。
この「やや少なめ」というのが分かりにくいと思うので、水気をきっちり取る工程を入れています。
ここでうどの水気を拭き取っておけば、普通に2合の目盛りまで水を入れて炊いても、ちょうど良い仕上がりになります。
- ⑦ 油揚げ(厚め1枚:40g)をキッチンペーパーではさんで手で軽くおさえて油を取り、5ミリ幅の細切りにします。
油揚げについて
油揚げは、湯を回しかけて油抜きするのが一般的です。
でも、このレシピでは、表面の油を軽くぬぐう程度に済ませることで、コクのある風味をいかします。
なお、使用する油揚げは、厚め1枚(40g)がおすすめですが、厚めの油揚げがない場合は、薄い油揚げ40g(2枚程度)で代用してもOKです。
- ⑧ 米を炊飯器の内釜に入れ、みりん(大さじ1と1/2)・酒(大さじ1)・醤油(小さじ1)・塩(小さじ2/3)を加え、2合の目盛りまでだし汁を注ぎます。
- ⑨ うどと油揚げをのせて広げ、白米モードで普通に炊きます。
だし汁について
だし汁は、だしパック(茅の舎がおすすめ)を使って作るのが美味しくて簡単です。
とは言え、だしを取るのが面倒な場合は、水450mlにつき顆粒だしの素(ほんだし)小さじ1を溶かして使うのもアリです。
その場合は、同じように2合の目盛りまで注いでください。
- ⑩ 炊き上がったら、しゃもじでさっくりと混ぜ、茶碗によそったら完成です。
うどを炊飯器で炊くと、とろっと柔らかな食感に仕上がります。
また、うど特有のしっかりとした風味はありつつも、加熱することによってカドが取れて、とても食べやすい味になります。
うどと言えば、酢味噌和えやきんぴらなどが定番ですが、炊き込みご飯もかなりの美味しさです。
春に食べたい、炊き込みご飯のおすすめレシピです。
作り置きについて
この炊き込みご飯は、炊きたての風味がとても良いです。
ただ、一度に食べきれない場合は、小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷蔵庫に入れると、2〜3日だったら比較的風味の良さを楽しむことができます。
山うどを使うのがおすすめ
なお、冒頭でもお伝えした通り、うどは、山うどを使うのがおすすめです。
白うど(軟白うど)は、光を遮断して栽培したうどのこと。
一方の山うどは、光を当てて栽培したものや、野山で育った天然物を指します。
山うどと白うどとでは、仕上がりの香りや味がまったくと言って良いほど違うため、炊き込みご飯にするのなら、「山うど」をぜひ使ってください。
山うどを使って炊いたご飯は、香りがとても素晴らしく、味も濃く感じられます。
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