紫インゲンと黄インゲンを使った、簡単おかずの作り方をご紹介します。
「いんげんの味噌そぼろがけ」のレシピです。
紫インゲンと黄インゲンは、どちらも、かなり珍しい品種。
現在では、農家さんから直接買うくらいしか入手方法はありませんが、もし手に入れることができたら、積極的に料理に活用するのがおすすめです。
こちらが、加熱前の生のインゲンの色です。
- 黄インゲン
- 紫インゲン
黄インゲンの方は、一見すると、日陰で育ったひ弱なインゲンみたいな感じ。
でも、加熱することで、黄色が少し鮮やかになります。
一方の紫インゲンは、生の時は、野菜らしからぬ派手な青紫色をしています。
こちらは、加熱することで紫色が失われて、ごく一般的なインゲンのような緑色に変わります。
また、紫インゲンの色は、加熱の度合いによって微妙に変化します。
たとえば、蒸し器を使って蒸したとすると、上の方に乗っていたインゲンは、火がよく通って比較的鮮やかな緑色になりますが、蒸し器の下の方で埋もれていたインゲンは、黒っぽい部分が斑状に残ったりもします。
紫インゲンの独特の色を料理に活かしたいという方もいらっしゃるとは思いますが、生のまま使うのはやめた方がいいです。
インゲンに限らず豆類の生食には、中毒の可能性がつきまといます。
加熱したあとの紫インゲンの、むら感のある緑色もいいものですよ。
紫いんげん・黄いんげんのレシピ
「紫インゲンと黄インゲンの味噌そぼろがけ」のレシピです。
なお、今回撮影するにあたり、紫インゲンが手に入らなかったので、紫インゲンは普通のインゲンで代用しています。

写真左側の濃い緑色のインゲンが、加熱後の紫インゲンです。
黄インゲンは「鎌倉市農協連即売所」で農家さんから直接買いました。
以前は、この即売所で紫インゲンも購入できたのですが、紫インゲンを作っている農家さんはどんどん減っているそうです。
材料
紫いんげん・黄いんげん※ | 100g |
豚ひき肉 | 150g |
長ねぎ | 50g(1/2本) |
片栗粉 | 小さじ1/3 |
水 | 大さじ2 |
いりごま・一味唐辛子 | 好みで少々 |
おろしにんにく | 小さじ1/3 |
おろし生姜 | 小さじ1/2 |
砂糖 | 小さじ1/3 |
みりん | 大さじ1/2 |
味噌 | 大さじ1/2 |
醤油 | 小さじ1と1/2 |
- 紫か黄のどちらか一方でもOK。また、普通の緑色のいんげんでもOK。
作り方

まず、いんげん100g(黄いんげん・紫いんげん・緑いんげんのどれでもOK)のヘタと筋を取ります。

「筋の取り方」が分からない場合は、リンク先で詳しく解説しているので参考にしてください。

そして、軽く水で濡らして、ふんわりとラップをかぶせ、電子レンジ(600w)で1分30秒加熱します。

レンジで加熱し終えたら、冷水に浸して粗熱を取ります。
レンチンしたてのインゲンは熱いので注意してください。
熱くて上手くラップを取れない場合は、ラップごと冷水に浸して冷ましてもいいです。
いずれにしても、アツアツのまま放置するよりも、冷水にさらして熱をすぐに取った方が、インゲンの色がきれいに出ます。

粗熱が取れたら、水気を切って、斜め切りにします。

次に、長ねぎ(50g:1/2本)をみじん切りにします。
簡単にみじん切りにするには、長ねぎの上面と下面の両方に斜めの切れ目を入れたあとに、端から細かく切るといいです。
詳しくは「長ねぎのみじん切りの方法」をご覧ください。

続いて、フライパンに豚ひき肉(150g)・長ねぎ・材料Aを入れ、中火にかけます。

そして、ヘラで混ぜながら炒めます。

豚肉の色が変わったら、片栗粉(小さじ1/3)と水(大さじ2)を混ぜたものを回しかけます。

そして、すぐにヘラでよく混ぜて、軽くとろみを付けます。

いんげんを皿に広げ、味噌そぼろをかけたら完成です。
紫インゲンと黄インゲンは、味や食感の面では、どちらも普通のインゲンと変わりません。
そのため、インゲン料理全般に活用可能です。
とは言え、せっかく変わり種のインゲンを使うのですから、インゲンが目立つ形で使うのがおすすめです。
今回のようなお料理であれば、インゲンをふんだんに使えますし、見た目も華やか。
目と舌の両面で楽しめます。
パンチのきいた旨みとともに、たっぷりのインゲンをとても美味しくいただけますよ。
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