紫インゲンと黄インゲンを使った、簡単おかずの作り方をご紹介します。
「いんげんの味噌そぼろがけ」のレシピです。
紫インゲンと黄インゲンは、どちらも、かなり珍しい品種。
現在では、農家さんから直接買うくらいしか入手方法はありませんが、もし手に入れることができたら、積極的に料理に活用するのがおすすめです。
こちらが、加熱前の生のインゲンの色です。
- 黄インゲン
- 紫インゲン
黄インゲンの方は、一見すると、日陰で育ったひ弱なインゲンみたいな感じ。
でも、加熱することで、黄色が少し鮮やかになります。
一方の紫インゲンは、生の時は、野菜らしからぬ派手な青紫色をしています。
こちらは、加熱することで紫色が失われて、ごく一般的なインゲンのような緑色に変わります。
また、紫インゲンの色は、加熱の度合いによって微妙に変化します。
たとえば、蒸し器を使って蒸したとすると、上の方に乗っていたインゲンは、火がよく通って比較的鮮やかな緑色になりますが、蒸し器の下の方で埋もれていたインゲンは、黒っぽい部分が斑状に残ったりもします。
材料
紫いんげん・黄いんげん※ | 100g |
豚ひき肉 | 150g |
長ねぎ | 50g(1/2本) |
片栗粉 | 小さじ1/3 |
水 | 大さじ2 |
いりごま・一味唐辛子 | 好みで少々 |
おろしにんにく | 小さじ1/3 |
おろし生姜 | 小さじ1/2 |
砂糖 | 小さじ1/3 |
みりん | 大さじ1/2 |
味噌 | 大さじ1/2 |
醤油 | 小さじ1と1/2 |
- 紫か黄のどちらか一方でもOK。また、普通の緑色のいんげんでもOK。
レシピ・作り方
- ① いんげん100g(黄いんげん・紫いんげん・緑いんげんのどれでもOK)のヘタを切り落とし、筋取りをします。
補足:黄インゲンが買える店
- ② 水で軽く濡らして、ふんわりとラップをかぶせ、電子レンジ(600W)で1分30秒加熱します。
- ③ すぐにラップごと冷水にひたし、ラップを外して粗熱を取ります。
- ④ いんげんの水気を切って、斜め切りにします。
- ⑤ 長ねぎ(50g:1/2本)をみじん切りにします。
- ⑥ フライパンに豚ひき肉(150g)・長ねぎ・材料Aを入れ、中火にかけ、ヘラで混ぜながら炒めます。
- ⑦ 豚肉の色が変わったら、片栗粉(小さじ1/3)と水(大さじ2)を混ぜたものを回しかけます。
すぐにヘラでよく混ぜて、軽くとろみを付けたら、味噌そぼろができます。
- ⑧ いんげんを皿に広げ、味噌そぼろをかけたら完成です。
紫インゲンと黄インゲンは、味や食感の面では、どちらも普通のインゲンと変わりません。
そのため、インゲン料理全般に活用可能です。
とは言え、せっかく変わり種のインゲンを使うのですから、インゲンが目立つ形で使うのがおすすめです。
今回のようなお料理であれば、インゲンをふんだんに使えますし、見た目も華やか。
目と舌の両面で楽しめます。
パンチのきいた旨みとともに、たっぷりのインゲンをとても美味しくいただけますよ。
紫・黄インゲンの補足説明
紫インゲンの加熱後の色の変化
今回、料理写真を撮影するにあたり、紫インゲンが手に入らなかったので、紫インゲンは普通の緑インゲンで代用しています。
写真左側の濃い緑色のインゲンが、加熱後の紫インゲンです。
普通のインゲンに近い色に変わります。
紫インゲンも加熱して食べる
紫インゲンは、加熱後に普通の緑色に変化してしまいますが、だからといって生のまま料理に使うのはやめた方が良いです。
インゲンに限らず豆類の生食には、中毒の可能性がつきまといます。
普通の緑インゲンや黄インゲンと同じように、加熱してから食べてください。
加熱後の紫インゲンの、少しむら感のある緑色も良いものです。
黄インゲンが買えるお店
黄インゲンは「鎌倉市農協連即売所」で農家さんから直接買いました。
以前は、この即売所で紫インゲンも購入できたのですが、紫インゲンを作っている農家さんはどんどん減っているそうです。
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