家事えもんこと、ジューシーズの松橋周太呂さんが考案した、チキン南蛮のレシピをご紹介します。
「ピンクのタルタル チキン南蛮」です。
このチキン南蛮の特徴は、その名の通り、タルタルソースがきれいなピンク色をしているところ。
ごく一般的なタルタルソースはピクルスを使って作りますが、松橋さんのタルタルソースは、ピクルスの代わりにしば漬けを使います。ピンク色のもとになっているのは、このしば漬けです。
ただ使用するしば漬けによって、ピンク色にならないこともあるようです。
上の写真は、私がレシピ通りに作った「ピンクのタルタル チキン南蛮」。タルタルソースはごく普通のクリーム色です。
見た目のインパクトは出せませんでしたが、とても美味しかったので、作り方をお伝えします。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで損する人得する人」家事えもん 松橋式かけ算レシピ 2015年6月25日放映)
松橋式チキン南蛮の作り方
「ピンクのタルタルチキン南蛮」の調理のポイントは3つあります。
1つは、鶏肉の下処理にひと手間かけるところ。
ムネ肉を開いて厚さを均等にしたら、包丁の背で叩いたり、またフォークで穴を空けるなどして、砂糖水に浸します。
砂糖水を肉に浸透させると、パサパサになりがちなムネ肉が、ジューシーに仕上がります。
(なお、砂糖を加えるだけでムネ肉が美味しく仕上がる理由は、コチラの記事で解説しましたので、合わせてご覧ください。)
ポイントの2つめは、鶏肉を揚げずに、天ぷら粉をつけて焼くところ。
これでかなりの時短になりますし、小麦粉ではなく天ぷら粉をまぶすことで、お手軽に表面をカリッと仕上げることができます。
3つめは、すでにお伝えした通り、タルタルソースに加えるピクルスの代わりに、しば漬けを使うところ。
しその風味が加わることで、さっぱりとした和風タルタルソースが完成します。
鶏ムネ肉 | 1枚 |
砂糖 | 小さじ1 |
水 | 大さじ1 |
天ぷら粉 | 適量 |
すし酢 | 適量 |
ハチミツ | 適量 |
ゆで卵 | 1個分 |
しば漬け | 10g |
しば漬けの汁 | 適量 |
マヨネーズ | 適量 |
塩・コショウ | 少々 |
- ムネ肉を開いて、厚さを均等にする。これを包丁の背で叩き、さらにフォークでたくさん穴を開ける。
- ポリ袋に砂糖・水を入れ、ここにムネ肉を加えて暫く浸す。
- 【タルタルソースを作る】しば漬けと卵をみじん切りにする。これに、しば漬けの汁・マヨネーズ・塩・コショウを加えて混ぜる。
- 2の肉の水気をキッチンペーパーなどで拭き取り、天ぷら粉をまぶす。
- 温めたフライパンに油を引き、4の両面を中火で10分かけて焼く。
- 5を食べやすい大きさに切り、皿に盛る。これにすし酢とハチミツを合わせた甘酢だれをかける。さらに3をかけ、しば漬けを飾ったらできあがり。
情報元のテレビ番組で、松橋さんが作ったチキン南蛮は、鮮やかなピンクのタルタルソースがとても印象的でした。
私もそうした外見を目指して作りましたが、残念なことにタルタルソースは、ごく普通のチキン南蛮と同じ色に仕上がりました。
ちなみに上の写真は、私が使ったしば漬けです。
赤キャベツと紅芋の天然色素で染めたしば漬けで、優しい味がしてとても美味しいです。
ところがこれを使ったところ、タルタルソースはピンク色になりませんでした。
試しに、しば漬けを分量の3倍程度加えてみましたが、依然としてクリーム色の域を出ませんでした。
使用するしば漬けによって、出来上がるタルタルソースの色には、かなりの幅があるのだと思います。
とは言え、お味の方は、上のレシピの分量でとても美味しく出来ました。
しば漬けの酸味がほど良く効いたタルタルソースと、鶏肉の風味がよく合います。
また鶏肉を砂糖水に漬け込んだ結果は、はっきりと出ていました。しっとりとして柔らか。
安価なムネ肉が美味しく仕上がると、私はそれだけでも嬉しくなります。
ちなみに私はムネ肉を、5~6時間ほど砂糖水に漬けました。
ごく一般的なチキン南蛮のように衣をつけて揚げたわけではなく、ただ焼いただけですが、これだったら満足という出来栄えでした。
このチキン南蛮は、けっこうイケますよ。
家族にも好評だったので、また作りたいです。
最後に、タレントの坂上忍さんが考案した「チキン南蛮」も、タルタルソースのピクルスの代わりに漬け物を使います。
坂上さんの場合は、高菜漬けです。こちらのレシピも面白いですよ。リンク先も合わせてご覧ください。