安いマグロの刺身を、高級マグロの刺身のように美味しくする裏ワザをご紹介します。
スーパーなどで売られている安価なマグロは、高級なマグロとくらべて、旨みが乏しく生臭さが気になる場合もあります。
でも、料理研究家の浜内千波さんによると、カットトマトに浸すだけで、安いマグロが旨みのある美味しいマグロの刺身に変わるそうです。
マグロの刺し身を美味しくする裏ワザ
まずは、必要な材料をご紹介します。
安いマグロの切り身 | 200g |
カットトマト | 大さじ2(40g) |
醤油 | 大さじ1弱 |
ワサビ | 好みで少々 |
調理の仕方はとても簡単です。
まずマグロを食べやすい大きさに切ります。
そこに他の材料すべてを加え、しばらく漬け込んだら完成です。
浜内さんによると、このようにひと手間加えたマグロは、ジューシーで柔らかく、旨みもあります。
トマトには、マグロの生臭さを抑え、旨みをプラスする効果があるそうです。
マグロにはもともと「イノシン酸」という旨み成分が含まれていますが、安いマグロは、水分とともにその旨みが失われています。
そこでトマトに含まれる旨み成分「グルタミン酸」で、美味しさを補うというわけです。
さらにトマトの酸味が、マグロの臭みを気にならなくしてくれます。
実際試してみたところ、浜内さんがおっしゃる通り、魚の臭みが和らぎ、美味しくいただくことができました。
ただ私が使ったマグロは、値引き販売されるほど鮮度が落ちた安物だったからか、若干臭みが残りました。
そこで次回安いマグロを買った時には、カットトマトに浸す前に、次の2つの作業をプラスしようと私は考えました。
- マグロ(塊のままのマグロ)の表面を、流水で3秒ほどさっと洗う。キッチンペーパーなどで素早くきっちり水気を拭き取る。
- 1にたっぷりの塩をまぶす。しばらく置いたら再度流水でさっと洗い、水気をしっかり拭き取る。
これは、魚料理の本を執筆している上田勝彦さんがすすめる、カツオの刺身の臭みを取る方法です。
詳しくはコチラの記事の「塩カツオの作り方」をご覧ください。
カツオに使う下処理を、おなじようにマグロに使えるか分かりませんが、今度試してみようと思います。