えのき(えのき茸)を保存するのなら、冷凍保存がおすすめです。
えのきを生のまま小分けにして冷凍しておけば、解凍するときに細胞が壊れて、旨味が大幅にアップします。
旨味成分の「グアニル酸」が増加して、冷凍前よりも美味しく食べられます。
しかも、えのきは、冷蔵だと消費期限が1週間くらいですが、冷凍だと1ヶ月ほど保存が可能です。
そのうえ、冷凍したえのきは、わざわざ常温に戻す必要はなく、そのまま加熱調理することができます。
ですから、買ってきたえのきをすぐに使う予定がない場合は、冷凍しておくのが賢い選択です。
冷凍えのきをストックしておけば、あと一品欲しいという時にすぐに使えるので、とても便利です。
冷凍保存
- 石づきを取ってほぐす
- 保存袋に入れる
冷凍の手順
- えのきの石づきを切り落とし、細かくほぐすか、食べやすい束状にしたうえで、好みで切り分けます。
- 保存袋に入れ、袋の中の空気を抜いて平たくして、冷凍庫に入れます。
保存期間は1ヶ月です。 - 解凍しないで凍ったまま料理に使います。
お好みで、凍ったまま砕いて使っても良いです。
冷凍えのきは、凍ったまま鍋に入れるとすぐに溶けるので、加熱時間は、生とだいたい同じくらいと考えてください。
えのきを冷凍ストックしておくと、味噌汁などにもすぐに使えるので、かなり重宝します。
冷蔵保存
- 石づきはそのまま
- ペーパーと袋で覆う
冷蔵の手順
- 買ってきたえのきを袋ごと、根元を下にして冷蔵庫の野菜室に入れます。
- 買ってきた袋から取り出して、石づきを切り落とさずに、キッチンペーパーや紙類などで包みます。
- ビニール袋に入れて口を閉じ、根元を下にして冷蔵庫の野菜室に入れます。
保存期間は1週間です。
- ラップで包むかビニール袋に入れて密閉したうえで、冷蔵庫の野菜室に入れます。
2〜3日中に食べ切ります。
えのきは湿気に弱い
買ってきたえのきは、袋詰めされたままの状態で4〜5日経つと、袋の内部に湿気がこもりやすくなります。
えのきは湿気に弱いので、1週間丸々日持ちさせたい場合は、ひと手間かけてキッチンペーパーと袋で二重に覆ったうえで保存するのがおすすめです。
なお、切った後に使い切れずに残ったえのきに関しては、わりと足が早いです。
ですから、なるべく早めに食べるか、もしくは、冷凍保存してしまうと安心です。
乾燥させて保存
- ザルに広げる
- 陽に当てる
乾燥えのきの作り方
- えのきの石づきを切り落とし、細かくほぐします。
- えのきを盆ザルの上に広げ、3日〜1週間干してカラカラにします。
(日当たりさえ確保できれば、屋内の窓際で干しても良いです。 - 保存瓶に入れるなどして密閉すると、常温保存で半年ほど日持ちします。
- 使う際には、食べやすく切ったうえで戻さずに味噌汁などに加えると、5分くらいで柔らかくなります。
詳しくは、別記事「干しえのきの作り方と使い方」を参考にしてください。
冷凍えのきのレシピ
最後に、冷凍えのきを使った、おすすめ簡単レシピをご紹介します。
冷凍えのきのなめたけ
ご飯のお供にぴったりなのはもちろんのこと、青菜と合わせて和え物にしたり、豆腐にのせたり、オムレツやパスタの具材にしても美味しいです。
通常は生のえのきを使って調理しますが、冷凍えのきを使っても、まったく同じように作れます。
凍ったままの状態で鍋に入れて調理します。
冷凍えのきナムル
レンジを使って3分ほどで作れる簡単レシピです。
えのきの深い旨味に、にんにくとごま油の風味が絶妙にマッチして、味わい深く仕上がります。
冷凍えのき味噌汁
冷凍えのきは、味噌汁やスープの具材にもぴったりです。
凍ったまま鍋に入れ、軽く火を通して、味噌を溶き入れるだけで美味しく仕上がります。
具材は、ごぼうに限らず、冷蔵庫にあるものを自由自在に組み合わせることが可能です。
えのきには食物繊維が豊富に含まれているので、えのきで味噌汁を作れば、腸活にもダイエットにも効果的です。
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