粉吹き芋の基本レシピをご紹介します。
粉吹き芋(こふきいも)とは、じゃがいもを使った家庭料理のひとつ。
じゃがいもを茹でた後に炒って水分を飛ばし、粉が吹いたように仕上げることから、この名前があります。
とてもシンプルなお料理なので、家庭科の調理実習でもお馴染みのメニューです。
粉ふきいもを上手に作るポイントは、大きく2つあります。
- メークインではなく男爵を使う。
- 切ったじゃがいもを水にさらし過ぎない。
使用するじゃがいもの品種は、ホクホクしたタイプの男爵がおすすめ。
上の2つのポイントを押さえると、粉ふきいもらしい食感が際立ち、とても美味しくなりますよ。
材料
じゃがいも(男爵) | 2個 |
塩 | 少々 |
- カロリー
- 1人分(150g):110kcal
作り方
まず、じゃがいも(男爵2個)の皮をむき、少し大きめの一口大に切ります。
参考動画:じゃがいもの皮むき
次に、じゃがいもをさっと水洗いします。
この工程は、流水で軽く洗う程度でOK。
あまり長時間水にさらし過ぎると、粉ふきいもらしさが失われてしまいます。
じゃがいもを軽く洗う
じゃがいもをさっと水洗いすると、アクが抜けるので、苦味やエグミが和らいで美味しく仕上がります。
ただ、水に長時間さらしてしまうと、じゃがいものでんぷんが抜け過ぎて、風味やホクホク感が失われます。
ですから、軽く水洗いする程度にします。
続いて、じゃがいもを鍋に入れ、かぶるくらいの水を加え、強火にかけます。
じゃがいもは、水から茹でます。
沸騰したらアクを取り、中火に落とし、じゃがいもの表面が少し煮崩れて竹串がすっと通るまで、10〜15分茹でます。
アク(白い泡)をお玉などできれいに取り除くと、苦味やエグミがさらに和らいで、より美味しく仕上がります。
少し柔らかめに茹でる
粉ふきいもは、じゃがいもの表面が少し崩れるくらいまで、やや柔らかめに茹でます。
そうすると、粉ふきいもらしい、粉を吹いたような見た目とホクホク食感が出やすくなります。
じゃがいもが茹で上がったら、鍋のフタを少しずらしてかぶせ、ゆで汁を捨てます。
ゆで汁を最後までしっかり切ったら、鍋を再びコンロに戻します。
最後に、中火にかけ、鍋を軽くゆすりながら水分を飛ばし、粉が吹いたように仕上げます。
鍋をゆすると、じゃがいも同士がぶつかり合って、表面に粉が吹いたようになります。
この工程の説明が分かりにくい場合は、冒頭の動画をご覧ください。
塩(少々)を振ったら完成です。
塩だけで味付けするシンプルレシピ。
飽きが来ないうえに、じゃがいもの風味とホクホク食感が存分に楽しめます。
お好みで、青のりや粉チーズを加えたり、バター醤油で和えたりしても美味しいです。
お弁当のおかずとしてもおすすめですよ。
粉ふきいもの保存
ところで、こふき芋は出来たてが一番美味しいですけど、作り置きもできます。
日持ちは、冷蔵で3日、冷凍で1ヶ月くらいと考えてください。
冷凍する場合は、保存袋に入れ、中の空気をしっかり抜きます。
解凍は冷蔵庫に移すかレンジで。
じゃがいもを潰して、ポテトサラダやマッシュポテトにアレンジするのもいいですよ。
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