ほうれん草の茹で方を解説します。
ほうれん草の下ごしらえと下茹でについてです。
最適な茹で時間は、1分ほどです。
湯に適度な量の塩を加え、太い茎の部分と葉の部分を時間差で湯にひたします。
そして、茹でたあとに冷水にさらすと、美味しく茹で上がります。
材料
ほうれん草 | 1束 |
塩 | 湯1Lにつき小さじ1 |
下処理(下ごしらえ)
まず、ほうれん草の根元の硬い部分を切り落とします。
また、根元が太い場合は、十字(もしくは一の字)の切れ目を入れます。
根元まで柔らかい場合
ほうれん草の根元まで柔らかい場合は、ムリに切り落とす必要はありません。
一緒に茹でるのがおすすめです。
根元に切れ目を入れる
根元が太い場合は、根元にあらかじめ切り込みを入れます。
そうすると、洗う際に、根元に付着した土が落としやすくなりますし、茹でる際に火の通りもよくなります。
次に、ほうれん草をきれいに洗います。
ほうれん草は、根元が一番汚れている場合が多いです。
根元部分は、写真のように、ボールに水をためて、指でこすり洗いするとすっきりします。
根元がきれいになったら、水が濁らなくなるまで、茎の方と葉の方をそれぞれ2〜3回ゆすり洗いしてザルに上げます。
より詳しく:ほうれん草の洗い方
茹で方
次に、鍋(もしくはフライパン)にたっぷりの湯を沸かし、湯1リットルにつき塩(小さじ1)を加えます。
塩茹でする
塩を加えて茹でると、ほうれん草のアクが抜けやすくなるうえに、色良く仕上ります。
続いて、ほうれん草の葉の部分をつかみ、茎の部分だけを湯の中に沈め、そのまま30秒ほど茹でます。
茎を先に茹ではじめる
また、ほうれん草は、茎と葉では火の通りが違うので、時間差で湯に入れます。
最初に、火の通りが悪い茎の部分を30秒ほど茹でます。
そして、そのあとに、全体を湯に浸し、20〜30秒ほど茹でます。
そうすると、全体に均一に火が入ります。
30秒ほど茎を茹でたら、全体を湯に浸し、菜箸やトングなどでほうれん草を湯に沈めながら、20〜30秒茹でます。
ほうれん草は湯に浮くので、菜箸などで沈めながら茹でると、万遍なく火が入ります。
ほうれん草が茹で上がったら、すぐにたっぷりの冷水にさらします。
ほうれん草の根元を揃える場合は、冷水の中で作業すると簡単です。
水にさらしてアクを取る
ほうれん草にはシュウ酸というあくがあるため、たっぷりの湯で茹でたあとに、一度水にさらすのがおすすめです。
シュウ酸は、苦味やエグミのもとになるうえに、体にも良くない成分。
度を超えて摂取すると、カルシウムをはじめとしたミネラルの吸収を阻害してしまう恐れがあります。
でも、ほうれん草を茹でてから水にさらすことでシュウ酸をある程度取り除けるので、安心して食べることができます。
また、水にさらすと、色止めの効果もあります。
そして、ほうれん草の根元を持って、水気を軽く絞ります。
最後に、食べやすい大きさに切り分けたら完成です。
参考:ほうれん草の切り方
茹で上がったほうれん草は、そのまま鰹節や醤油をかけてもいいですし、おひたしやナムル、胡麻和えや白和えなどにしても美味しいです。
ほうれん草を茹でるのはとても簡単なので、忙しい時でも苦になりませんよ。
このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細)
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。