ほうれん草の茹で方を解説します。
ほうれん草の下ごしらえと下茹でのやり方についてです。
最適な茹で時間は、1分ほどです。
湯に塩を加え、太い茎の部分と葉の部分を時間差でさっと湯にひたしてから、すぐに冷水にさらします。
こうすることで、風味が良く、色鮮やかでシャキッとした食感に茹で上がります。
材料
ほうれん草 | 1束(200g) |
湯 | 1.5リットル |
塩 | 大さじ1/2 |
下処理(下ごしらえ)
- ① ほうれん草の根元の硬い部分を切り落とします。
また、根元が太い場合は、十字(もしくは一の字)の切れ目を入れます。
根元まで柔らかい場合
ほうれん草の根元まで柔らかい場合は、根元をムリに切り落とす必要はありません。
一緒に茹でるのがおすすめです。
根元に切れ目を入れる
根元が太い場合は、根元にあらかじめ切り込みを入れます。
そうすると、洗う際に、根元に付着した土が落としやすくなりますし、茹でる際に火の通りもよくなります。
- ② ほうれん草をきれいに洗います。
手順は、まず、ボールに水をためて、根元部分を浸し、指でこすり洗いして土を落とします。
根元がきれいになったら、茎の方と葉の方をそれぞれ2〜3回ゆすり洗いして、水が濁らなくなったらザルに上げます。
より詳しく:ほうれん草の洗い方
茹で方
- ③ 鍋(もしくはフライパン)にたっぷりの湯(1.5リットル)を沸かし、塩(大さじ1/2)を加えます。
塩茹でする
塩を加えて茹でると、ほうれん草のアクが抜けやすくなるうえに、色良く仕上ります。
- ④ ほうれん草の葉の部分をつかみ、茎の部分だけを湯の中に沈め、そのまま30秒ほど茹でます。
茎を先に茹ではじめる
ほうれん草は、茎と葉では火の通りが違うので、時間差で湯に入れます。
最初に、火の通りが悪い茎の部分を30秒ほど茹でます。
そして、その後に全体を湯に浸し、20〜30秒ほど茹でます。
そうすると、全体に均一に火が入ります。
- ⑤ 全体を湯に浸し、菜箸やトングなどでほうれん草を湯に沈めながら、20〜30秒茹でます。
ほうれん草は湯に浮くので、菜箸などで沈めながら茹でると、万遍なく火が入ります。
- ⑥ 茹で上がったら、すぐにたっぷりの冷水にさらします。
水の中で、ほうれん草の根元を揃えます。
水にさらしてアクを取る
ほうれん草にはシュウ酸というアクがあるため、たっぷりの湯で茹でたあとに、一度水にさらすのがおすすめです。
シュウ酸は、苦味やエグミのもとになるうえに、体にも良くない成分です。
度を超えて摂取すると、カルシウムをはじめとしたミネラルの吸収を阻害してしまう恐れがあります。
でも、ほうれん草を茹でてから水にさらすことでシュウ酸をある程度取り除けるので、安心して食べることができます。
また、水にさらすと、色止めの効果もあります。
- ⑦ 根元を上にして、上から下に向かって水気を軽く絞ります。
- ⑧ 食べやすい長さに切り分けたら完成です。
参考:ほうれん草の切り方
茹で上がったほうれん草は、そのまま鰹節や醤油をかけてもいいですし、おひたしやナムルや煮浸し、胡麻和えや白和えなどにしても美味しいです。
ほうれん草を茹でるのはとても簡単なので、忙しい時でも苦になりませんよ。
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