懐かしい柿「禅寺丸」が姿を消した理由。美味しい食べ方も紹介。

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懐かしいな。子供の頃よく食べた柿「禅寺丸」。
少し前にはお店でもごくたまに売られていましたが、今ではまったく見なくなりました。

「禅寺丸」は、どうやら以前ほど人気がなくなったようです。

現在よく売れている柿は、大きくて、種が無くて、中までオレンジ色が綺麗で、甘い。
禅寺丸は甘くて美味しいけど、小さいし、種が多いし、中身は黒っぽい。正直見た目がイマイチなんです。

禅寺丸が姿を消した理由

ウィキペディアによると、禅寺丸とは、
川崎市麻生区原産の柿で、日本最古の甘柿の品種だそうです。

明治時代の末から昭和初期の最盛期には、名古屋方面まで出荷されたようですが、新品種の富有・次郎などが市場に出回ると、「小粒で種が大きく実が少ない」とか「品質にばらつきがある」などの理由で、昭和40年代の後半頃に市場から姿を消してしまったとのことです。

私が子供の頃食べていた「禅寺丸」は、神奈川県伊勢原市の大山で採れたもの。
親戚が栽培していたので、お店で買っていたわけではありませんでした。
ちなみに、お店で見かけたのは、平成に入ってからなので、かなりレアケースだったんですね。

スーパーで人気の富有柿や次郎柿は確かに食べやすいけど、「禅寺丸」の野性味あふれる味わいが、徐々に忘れられてしまうのは正直残念です。

禅寺丸柿の食べ方

さて、そんな希少な柿「禅寺丸」を運良く入手したら、皮をむいてそのまま食べるのが一番おすすめです。
シンプルな食べ方が、この柿の魅力が一番感じられてとても美味しいです。

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