ミシュランで星を獲得した和食の名店「赤坂とゝや魚新」の料理長 村松喜久夫さんがすすめる、「ブリの照り焼き」の作り方をご紹介します。
ブリは買ってきたらすぐに使わず、キッチンペーパーとラップで包み、2~3日ほど冷蔵庫に入れて熟成させます。
また焼く前に小麦粉をまぶすことで、美味しそうな照りを出し、型くずれしにくくします。
ちょっとしたポイントをおさえるだけで、身が柔らかく魚の臭みがまったく無い、美味しい「ブリの照り焼き」が作れるそうです。
(一部情報元:TV「この差って何ですか?」普通の主婦とプロの差 2015年12月6日放映)
ブリの照り焼きの作り方
村松さんが考案した、「ブリの照り焼き」のレシピです。
分かりにくい工程や調理のポイントは、後ほど説明します。
なお分量はありませんので、それぞれ適量を使ってください。
ブリ | |
塩 | |
酒 | |
醤油 | |
みりん | |
小麦粉 | |
サラダ油 |
- ブリをキッチンペーパーで包み、その上にラップをして、冷蔵庫で2~3日置く。
- ブリに塩をして、30分置く。水気を拭き取る。
- ハケを使って、ブリの表面に小麦粉をまぶす。
- 温めたフライパンにサラダ油を引き、ブリを並べる。
ブリから出た脂をキッチンペーパーなどで拭き取りながら、焼色がつくまで片面を5分ずつ焼く。 - 酒・醤油・みりんを混ぜ、ブリのまわりのフライパンの上に回し入れ、少し焦がしてタレの香ばしさを出す。
スプーンなどでタレをブリにかけたらできあがり。
調理のポイントを交えながら、工程順に説明します。
ぶりの照り焼きを美味しく作るポイント
【工程1】
ブリをキッチンペーパーで包み、その上にラップをして、冷蔵庫で2~3日置く。
ブリは買って来たらすぐに使わず、2~3日冷蔵庫に寝かせて熟成させます。
そうすると、新鮮なブリよりも旨味が出ます。
【工程2】
ブリに塩をして、30分置く。水気を拭き取る。
ブリは、焼く前に塩をして30分置くと、臭みが取れます。
【工程3】
ハケを使って、ブリの表面に小麦粉をまぶす。
ブリは焼く前に、小麦粉をまぶします。
小麦粉をまぶすと、照りをつけやすくなり、型くずれを防ぐことができます。
【工程4】
温めたフライパンにサラダ油を引き、ブリを並べる。
ブリから出た脂をキッチンペーパーなどで拭き取りながら、焼色がつくまで片面を5分ずつ焼く。
ブリから出た脂を、キッチンペーパーでまめに拭き取ることで、魚の生臭さを徹底的に取ります。
【工程5】
酒・醤油・みりんを混ぜ、ブリのまわりのフライパンの上に回し入れ、少し焦がしてタレの香ばしさを出す。
スプーンなどでタレをブリにかけたらできあがり。
タレはブリに直接かけるのではなく、フライパンの上に回しかけることで、香ばしさを出します。
このように調理すると、身が柔らかくて美味しい「ブリの照り焼き」が作れるそうですよ。