ブロッコリーの美味しい茹で方と、下ごしらえ・下処理の方法を、動画でご紹介します。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、ブロッコリーを加熱。
塩を少々加えることで、ブロッコリーの味が引き立ち、また色もきれいに茹であがります。
この塩茹では、ブロッコリーの調理法としてはかなり基本的なものなので、覚えておくと便利です。
茹でる時間はたったの3分。
忙しい朝でも苦にならないので、お弁当作りにも重宝しますよ。
ブロッコリーの茹で方と下ごしらえ
ブロッコリーの茹で方です。
ブロッコリー | 1株 |
塩 | 湯1Lにつき小さじ1 |
【工程1】
まず、ブロッコリーをきれいに洗います。
ブロッコリーは、房の方を下にして水に浸し、ゆすり洗いをするのがおすすめです。
時間がある場合は、水に浸したまま10〜20分置くと、思わぬところに付いていた虫も取り除くことができます。
詳しくは「ブロッコリーの洗い方」をご覧ください。
次に、ブロッコリーを小房に分けます。
小房に切る方法は、こちらの動画を参考にしてください。

芯の部分は、表面の硬い皮を少し厚めにむき、火の通りをよくするために、小さく切ります。
ちなみに、ブロッコリーを切らずに丸ごと茹でるのは、おすすめしません。
ブロッコリーは、「つぼみの部分」と「芯の太い部分」とでは、火の通りがまったく違うためです。
火が通りやすい「つぼみの部分」に茹で時間を合わせると、かたい部分が残ってしまいます。
逆に、火が通りにくい「芯の太い部分」に合わせると、長時間茹でることになるため、旨味や栄養が流出しやすいうえに、柔らかくなり過ぎる部分が出てしまいます。
【工程2】
続いて、鍋(もしくはフライパン)に湯を沸かし、塩を加えます。
湯の量は、ブロッコリーが完全に浸かるくらい用意してください。
また、塩の量は、湯1リットルにつき小さじ1程度がおすすめです。
塩を適度に加えると、ブロッコリーの味が引き立ち、色良く茹で上がります。
そして、ブロッコリーを加え、菜箸でたまに混ぜながら3分ほど茹でます。
【工程3】
3分経ったらザルに上げ、水気を切ったらお終いです。
茹で上がったブロッコリーは、おか上げ(ザルに上げること)して水気を切るのがおすすめです。
そうすると、栄養を逃さないうえに、水っぽくならないので味も濃く感じられます。
ただ、茹でたブロッコリーを水にさらすメリットもあります。
それは、余熱によって火が入るのを防ぐことができる点です。
アツアツのブロッコリーを瞬時に冷ますことができるので、歯応えの良い茹で上がりになり、色の鮮やかさもよりキープできます。
ブロッコリーの味を優先するのなら「ザルに上げて水気を切る」、食感や色の良さを優先するのなら「水にさらして水気を切る」と、ケースバイケースで使い分けてください。
茹でたてのブロッコリーは、マヨネーズやドレッシングをかけるだけでも十分美味しくいただけますよ。
茹でたブロッコリーの冷凍&冷蔵保存
茹でたブロッコリーは、冷凍保存することができます。

水気を切って保存袋に入れると、1ヶ月ほど日持ちします。
解凍は、サラダを作る場合には、冷蔵庫に移して自然解凍します。
加熱調理する場合は、凍ったまま使えます。
ちなみに、ブロッコリーは冷蔵保存も可能ですが、その場合の日持ちは、2〜3日くらいと考えてください。
茹でたブロッコリーのレシピ
茹でたブロッコリーは、それだけでも十分美味しいものですが、肉や魚のお料理に添えるのもいいですし、サラダや和え物の具材に使うのもおすすめです。

デリ風サラダ
たとえば、こちらのデリ風サラダは、茹でたブロッコリーとゆで卵とツナで作ります。
味付けは、マヨネーズ・醤油・塩こしょうだけ。
これらを混ぜ合わせたら完成です。
満足度の高いサラダがとても簡単に作れます。

ブロッコリーとじゃこのサラダ
茹でたブロッコリーにじゃこを混ぜ、ごま油で風味付けしても美味しいです。
こちらのサラダは、骨を丈夫にしたい方に特におすすめの、さっぱりとしたおかずです。
ブロッコリーとじゃこには、カルシウムが豊富に含まれています。

ブロッコリーの胡麻和え
茹でたブロッコリーを和え物にするものいいですよ。
ブロッコリーの和え物といえば、ブロッコリーの胡麻和えがとても人気があります。
リンク先では、シンプルで飽きの来ない胡麻和えの作り方を紹介しています。
ブロッコリーには身体の調子を整えるカロテンやビタミンなどの成分が豊富に含まれていますが、そうした栄養たっぷりのブロッコリーをがっつり美味しく食べられます。

ブロッコリーのおかか和え
和え物だったら、ブロッコリーのおかか和えも定番です。
鰹節と醤油の旨味が加わることで、ブロッコリーの美味しさがより引き立ちます。
ブロッコリーは、栄養豊富なうえに低糖質。
このおかか和えは、味付けの糖質も抑えてあるので、ダイエット中の方にもおすすめです。

ブロッコリーの大根おろし和え
こちらは、ブロッコリーの大根おろし和えです。
茹でたブロッコリーさえあれば、あとは大根おろしとポン酢を混ぜるだけ。
さっぱりしているので、肉料理の付け合わせにいいですよ。
管理栄養士の渥美真由美さんのレシピブロッコリーの茹で方(フライパン)

ところで、ブロッコリーは、フライパンを使って蒸し茹でにすることもできます。
フタをして、少量の水と一緒にブロッコリーを一気に加熱。
3分ほどで蒸し上がります。
ブロッコリーは、鍋で普通に茹でる方が色がきれいに出ますし、また、味のクセも薄まります。
でも、ブロッコリーの味が好きな方には、こちらもおすすめ。
ブロッコリーの味がより濃く感じられますよ。
ブロッコリーの茹で方(電子レンジ)

ブロッコリーはレンジでチンして食べることもできます。
レンジでチンする場合も、鍋で普通に茹でるよりも、ブロッコリーの味が濃く出るのが特徴です。
加えて、水を一切使わない分、ブロッコリーの栄養もムダなく摂れますし、短時間で調理することができます。
ただ、色の仕上がりは、普通に茹でた方が鮮やかです。
加熱時間は、100gにつき1分30秒〜2分が目安。
リンク先も、合わせて参考にしてください。