ブロッコリーの茎(芯)は、下の硬い部分を切り落としたうえで、表面の硬い皮を厚めにむけば、房の部分と同様に美味しく食べられます。
しかも、栄養が豊富。
この記事では、ブロッコリーの茎に含まれる栄養成分と、茎をつかった簡単レシピをご紹介します。
ブロッコリーの茎(芯)の栄養
まずは、ブロッコリーの茎に含まれる栄養についてお伝えします。
ビタミンCとβカロテン
ブロッコリーの茎には、房の部分と同じように、抗酸化作用のある「ビタミンC」や「βカロテン」が特に豊富に含まれています。
茎の部分に限らず、ブロッコリー自体が、ビタミンCの含有量がとても多い野菜。
ブロッコリーを1/2株(100g)食べるだけで、ビタミンCの1日分の摂取量がまかなえると言われています。
スルフォラファン
また、ブロッコリーの茎の栄養成分としては、抗がん作用が期待できると言われている「スルフォラファン」も大変注目度が高いです。
鉄分・葉酸・クロム・カリウム
他にも、貧血の予防・改善効果のある「鉄分」や「葉酸」、糖尿病予防効果のある「クロム」、血圧を下げる働きがある「カリウム」などが多く含まれています。
食物繊維が豊富で糖質も低い
さらには、ブロッコリーの茎の部分に特に多く含まれる成分もあります。
それは、食物繊維。
ブロッコリーの茎は、房の部分以上に食物繊維が豊富なので、腸活にもおすすめです。
また、糖質やカロリーについては、房の部分と同様にとても低いので、ダイエット食材としても優秀です。
このように、ブロッコリーの茎には多くの栄養素が含まれているので、捨ててしまうのは、もったいないです。
調理次第でいくらでも美味しくなるので、有効活用することをおすすめします。
ブロッコリーの茎(芯)のレシピ・食べ方
続いて、ブロッコリーの茎の食べ方とおすすめレシピをお伝えします。
ブロッコリーの茎はどこまで食べられるか
ブロッコリーの茎は、下の写真のように、根元の硬い部分を少し切り落としてしまえば、ほぼ無駄なく食べられます。
ブロッコリの茎の保存方法
ブロッコリーの茎が便利なのは、ある程度の期間、保存が可能な点です。
ですから、使わずに残った茎は、捨てずにストックしておくのもアリですよ。
なお、冷凍保存する場合は、生のままでもさっと茹でたあとでも、どちらでもOKです。
ブロッコリーの茎だけを使ったレシピ
ブロッコリー料理といえば房の部分を使うのが定番ですが、茎だけを使っても、美味しいお料理を作ることができます。
ブロッコリーの茎の味噌汁
ブロッコリーの茎だけを使うレシピとしては、まず、ブロッコリーの味噌汁がおすすめです。
ブロッコリーの茎も葉も、あらかじめ小さく刻んでおけば、さっと火を入れるだけで美味しく食べられます。
ちなみに、房の部分を味噌汁に使うこともできますが、いろいろ試してみたものの、房の部分は味噌汁とあまり合いません。
房の部分を使った汁物を作るのなら、味噌汁ではなく、洋風のスープをおすすめします。
ブロッコリーの茎や葉長ねぎ卵豆腐味噌だし汁
ブロッコリーの茎のザーサイ
ブロッコリーの茎だけで料理を作るのなら、中華スタイルの漬物風おかずにするのも美味しいです。
輪切りにしたブロッコリーの茎をごま油で炒め、砂糖・醤油・ラー油などで味付けをし、白ごまを振ったら出来上がり。
ラー油のピリッとした辛さが印象的なメリハリのある味なので、ご飯のお供にもぴったりです。
ちなみに、ブロッコリーの茎の漬物といえば、ぬか漬けも人気がありますよ。
ブロッコリーの茎のきんぴら
ブロッコリーの茎のきんぴらも、ブロッコリーの茎だけで作れる簡単おかずです。
細切りにしたブロッコリーの茎を、油ではなく、マヨネーズで炒めるところが、このレシピのポイントです。
さっと炒めることで、マヨネーズの酸味は飛び、旨味とコクだけが残って、美味しく仕上がります。
ご飯が進む、おすすめのおかずです。
ブロッコリーの茎と房を使ったレシピ
ブロッコリーの茎は、房と一緒に調理して食べることもできます。
ブロッコリーのナムル
たとえば、こちらのブロッコリーのナムルは、美味しいうえにとても手軽に作れます。
ブロッコリーとじゃこのサラダ
このレシピも、ブロッコリーの茎と房を一緒に使います。
そうすることで、3分ほど茹でるだけで、十分柔らかく仕上がります。
あとは、じゃこや調味料を和えるだけで完成です。
ブロッコリーのスープ
ブロッコリーの茎は、房と一緒にスープにしても美味しいです。
あとは、コンソメスープでさっと煮て、卵を回しかけるだけで出来上がり。
朝食にもおすすめの超具だくさんスープです。
他にも、ブロッコリーの茎を房と一緒に使えば、幅広い種類のお料理が作れます。
詳しいレシピについては、それぞれのリンク先をご覧ください。
以上、ブロッコリーの茎のレシピをお伝えしました。
ブロッコリーの茎は栄養豊富なうえに、味にクセもなく食べやすいので、ぜひ料理に活用してみてください。