ホワイトソース(ベシャメルソース)のおすすめの作り方をご紹介します。
小麦粉とバターと牛乳を鍋やフライパンで加熱して作る、ホワイトソースの基本レシピ。
これらの材料を1:1:10の比率で加えたうえで、手順通りに調理すれば、小麦粉がダマになることもなく、美味しく仕上がります。
ホワイトソースを手作りする際のポイントは次の2つです。
1つは、火にかける前に小麦粉と牛乳をよく混ぜること。
もう1つは、弱火で加熱しながら丁寧にかき混ぜることです。
この2つの点に気を配ることで、ダマになりにくさが格段にアップします。
失敗を防げるうえに、食感もなめらかになり、家庭料理として十分合格点のホワイトソースが作れます。
適度にとろみがあってとても美味しいので、グラタンやパスタを作るときなどにもぜひ活用してください。
材料
小麦粉 ※ | 40g |
バター | 40g |
牛乳 | 400ml |
顆粒コンソメ | 小さじ1 |
塩こしょう | 好みで少々 |
- 薄力粉でも強力粉でもOK。
作り方
- 小麦粉を鍋(もしくはフライパン)にふるい入れ、牛乳を加える。
- 泡立て器を使って、小麦粉がほぼ見えなくなるまでしっかり混ぜる。
- バターを加え、弱火にかけて、泡立て器でしっかり混ぜながらバターを溶かす。
- 鍋の中が少しふつふつしてきたら、今度はヘラを使って、鍋底までしっかり混ぜる。
- とろとろになってつやが出たら、顆粒コンソメと塩こしょうで味を整える。
写真をもとにレシピを説明します。
まず、小麦粉(40g)を鍋(もしくはフライパン)にふるい入れ、牛乳(400ml)を加えます。
粉ふるいがない場合は、写真のように目の細かいザルを使うといいです。
ホワイトソース作りの黄金比
このレシピでは、小麦粉を40g、バターを40g、牛乳を400ml使います。
小麦粉とバターと牛乳の黄金比は、1:1:10です。
ホワイトソースの量を変えたい場合は、この比率を参考に、それぞれの分量を変更してください。
泡立て器を使って、小麦粉の粒がほぼ見えなくなるまでしっかり混ぜます。
しっかり混ぜる
火にかける前に小麦粉と牛乳をきれいに混ぜておくと、ダマになるのを防ぐことができます。
次に、鍋にバター(40g)を加えます。
鍋を弱火にかけ、泡立て器でしっかり混ぜながらバターを溶かします。
ホワイトソースを初めて作る方は、ここでの火加減は、ごく弱火にするといいです。
常にしっかり混ぜる
鍋を弱火にかけてからは、泡立て器で常にしっかり混ぜると、ダマになるのを防ぐことができます。
鍋の中が少しフツフツしはじめたら、今度はヘラを使って、とろとろになるまで混ぜます。
ここからは、泡立て器よりもヘラの方が混ぜやすいです。
鍋底までしっかり混ぜて、焦げないように注意してください。
つやが出てとろとろになったら、顆粒コンソメ(小さじ1)を混ぜ、好みで塩こしょう(少々)を加えて味を整えます。
これで完成です。
つやが出るまで加熱する
とろみが付いてすぐに火から下ろしてしまうと、ホワイトソースが粉っぽい仕上がりになります。
この状態では十分に火が入っていないので、つや(照り)が出るまで、混ぜながらしばらく加熱します。
このように調理したホワイトソースは、ダマができにくく、口当たりがなめらかに仕上がります。
どんな料理にも合う、使い勝手が良くて美味しいホワイトソースが作れます。
ホワイトソースの使い方
シチューやスープにする場合は、牛乳をほんの少し多めに、コロッケやムサカに使う場合は、逆に、牛乳を少し控えめにするといいです。
ホワイトソースの保存方法
もしホワイトソースが余ったら、保存しておくこともできます。
日持ちは、冷凍で1ヶ月、冷蔵で4〜5日です。
ちなみに、具材を入れた状態で冷凍してもOKです。
詳しくは「ホワイトソースの冷凍&冷蔵保存」をご覧ください。
ホワイトソースの作り方7品
ところで、当サイトでは、ホワイトソースのレシピを他にもご紹介しています。
冒頭でご紹介したレシピはホワイトソースの基本レシピになっていて、これさえ覚えておけば、どのお料理にも使えます。
ただ、一言でホワイトソースと言っても作り方は様々で、電子レンジを使ったお手軽レシピや、小麦粉を別の食材で代用する変わり種レシピなど、作り方をアレンジしたものがいくつもあります。
参考として、ぜひご覧ください。
レンジでホワイトソース
電子レンジで数回に分けて加熱して、レンジから取り出すたびに、泡立て器で材料をかき混ぜます。
大量のホワイトソースを作るのには向いていませんが、100ml〜200mlくらいのホワイトソースを作るときに便利です。
玉ねぎのホワイトソース
玉ねぎのみじん切りをプラスすることで、ダマになりにくくなるうえに、たとえダマになったとしても、玉ねぎの食感に紛れて気にならなくなります。
また、玉ねぎの風味が加わることで、コクもアップします。
小麦粉なし・バターなしのホワイトソース
ここからは、バターと小麦粉なしで作るホワイトソースのレシピを3品ご紹介します。
大豆の風味が加わることで優しい味に仕上がります。
また、ごく普通のホワイトソースとくらべると少しゆるめなので、グラタンにすると、ふんわりとした食感になります。
食感はトロッとしていて、お味の方は、ややあっさりめ。
簡単に作れるので、余ったお餅の活用法としてもおすすめです。
牛乳がゆのような優しい味わいのホワイトソース。
どんな具材とも合わせやすいので、これをもとにグラタンやシチューを作るのもおすすめです。
また、そのまま食べても美味しいです。
牛乳なしのホワイトソース
最後に、牛乳なしで作るホワイトソースのレシピを2品ご紹介します。
豆乳の風味をいかした、あっさりとしたソースです。
小麦粉の代わりに米粉を使うこともできますし、バターの代わりに植物油を使ってベジタリアン風に仕上げることもできます。
洋風だしは、市販のコンソメやブイヨンを水に溶かしたものを使ってもOK。
また、バターは植物性油で代用することもできます。
牛乳なしで作る分、さっぱりとした味に仕上がるのが特徴で、濃厚さはありませんが、逆に、その点がこのソースの魅力です。
以上、ホワイトソースの基本レシピと、ホワイトソースのレシピ7品についてお伝えしました。
冒頭でご紹介した基本レシピは、ダマになりにくいうえ、作る量も柔軟に変えられるので、幅広い場面で活躍します。
一方で、電子レンジを使ったレシピは、1人分から2人分を作るときに便利です。
また、それ以外のレシピは、いつもとは少し違った味を楽しみたいときにおすすめです。
ホワイトソースと一口に言っても作り方は何通りもあるので、色々なレシピで作ってみるのも面白いですよ。
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