里芋の簡単な下処理の方法を解説します。
里芋の下ごしらえは、いくつかの工程に分かれます。
この記事では、「洗う」・「皮を取り除く」・「切る」・「ぬめりを取る」・「加熱する」などの下処理のやり方について、動画とともに分かりやすく紹介します。
なお、里芋を下ごしらえするうえでの一番のポイントは、特有のぬめりをどうするかです。
煮物などを作る場合は、ぬめりをあらかじめ取り除くことで味が染みやすくなりますが、一方で、ぬめりをあえて残してトロッとした食感に仕上げるのもいいものです。
のちほど、詳しくお伝えします。
里芋を洗う
まず最初は、里芋を洗う方法についてです。
里芋の表面には泥がこびりついていることも多いので、あらかじめきれいに洗ってから使います。
里芋を効率よく洗うコツは、最初に、ため水に30秒ほど浸して、泥をふやかしてからたわしでこすり洗いすることです。
さらに詳しく:里芋の洗い方
里芋の皮を取る
続いては、里芋の皮むきについてです。
里芋の皮を包丁でむこうとすると、ぬめって手がすべることがあるので、里芋の皮むきは苦手という方も多いかもしれません。
ぬめりを抑えつつ、簡単に皮を取り除く方法としては、次の2点が有効です。
- 加熱してからむく。
- もしくは、洗った後に水気をしっかり取る。
加熱してから剥く場合
加熱してから剥く場合は、鍋で茹でてもいいですし、レンジでチンしても構いません。
どちらの方法を取るにしろ、皮付きの里芋を丸ごと加熱して柔らかくしてしまえば、皮がつるんと剥きやすくなります。
そのうえ、この方法だったら、ぬめりも出にくいので、手がかゆくなる心配もありません。
水気をしっかり取ってから剥く場合
ただ、作る料理によっては、丸ごと加熱するのが適さない場合もあると思います。
さらに詳しく:里芋の皮むき
里芋を切る
次に、里芋を切る工程についてお伝えします。
里芋は必ずしも切り分ける必要はなく、煮物などを作る場合でも、皮をむいた状態で丸ごと使うことも結構あります。
ただ、少し大きめのサイズの場合は、火が通りにくいこともあるので、一口大に切ったり輪切りにしたりする方が、調理が簡単です。
さらに詳しく:里芋の切り方
里芋のぬめりを取り除く
里芋には特有のぬめりがあるので、このぬめりを取り除いてから調理することもよくあります。
里芋のぬめりを取ってから調理すると、味が染みやすくなり、ホクホクとした食感が際立ちます。
ぬめりの取り方は、大きく2パターンあります。
- 加熱前に塩で揉む。
- 下茹でする。
ただし、たとえ煮物にする場合でも、ぬめり取りは、必須というわけではありません。
さらに詳しく:里芋のぬめりの取り方
里芋を加熱する
最後は、里芋の加熱方法についてです。
里芋を加熱する方法はいくつかありますが、ここでは、鍋を使った下茹での方法と、レンジで加熱する方法、蒸し器で蒸す方法をお伝えします。
鍋を使った里芋の下ごしらえ
里芋を茹でて料理に使うのなら、この動画を参考にしてください。
茹で時間は、中くらいのサイズの里芋で、15分程度。
皮付きのまま茹でた方が、皮がむきやすいですし、味も栄養も比較的損失が少ないです。
さらに詳しく:里芋の茹で方
レンジを使った里芋の下ごしらえ
里芋をレンジで柔らかくする場合の加熱時間の目安は、100g(2個程度)につき2分ほどです。
ふんわりとラップをかけて、電子レンジでチンします。
ただし、里芋は、部分的にかたいところもあるので、加熱時間が少し読みにくいです。
「里芋コロッケ」など、レンチンした里芋をさらに加工して加熱調理する場合には便利ですが、そのまま食べる場合は、蒸し器などを使ってじっくりと加熱した方が、全体が十分に柔らかくなりやすいです。
さらに詳しく:里芋をレンジでチンする方法
蒸し器を使った里芋の下ごしらえ
蒸し器を使うと、レンジでチンするよりはやや手間がかかりますが、柔らかく仕上がるうえに、味や栄養を逃さず摂れます。
加熱した里芋に味噌を付けて食べるなどに、おすすめの方法です。
蒸し時間は、皮をむいて切り分けた里芋であれば、10〜20分ほど。
丸ごとだったら、15〜30分ほど蒸せば良い感じに仕上がります。
さらに詳しく:里芋を蒸し器で蒸す方法
以上、里芋の下処理・下ごしらえのやり方についてお伝えしました。
作る料理によって、不要な工程があったり順番が多少前後することもありますが、基本的には、この記事の内容を押さえておけばOKです。
里芋料理を作る際に、ぜひ参考にしてください。
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