りんごをたっぷりと使ったりんごパンのレシピをご紹介します。
りんごの水分だけで煮りんごを作り、ピューレ状にしてパン生地に練り込みました。
また、イーストは、パネトーネマザーを使いました。
パネトーネマザーは、りんごとの相性が抜群で、発酵させるとパンがフルーティーで上品な香りを纏います。
材料
リンゴ | 2個 |
強力粉 | 270g |
パネトーネマザー | 12g |
塩 | 小さじ1 |
スキムミルク | 6g |
無塩バター | 20g |
レシピ・作り方
- ① りんご(2個)を縦8等分に切り、皮をむいて、横に薄切りにします。
- ② りんごを鍋に入れ、塩(ひとつまみ:分量外)を加え、弱めの中火で、水分がなくなるまで煮ます。
たまに混ぜながら、鍋底を焦がさないように注意します。
- ③ りんごの粗熱を取り、フードプロセッサーでペースト状にします。
完成したペーストのうち、1カップ(200ml)分だけを使用します。 - ④ りんご(1カップ)・強力粉(270g)・パネトーネマザー(12g)・塩(小さじ1)・スキムミルク(6g)をボールに入れ、なめらかな生地になるまで10分ほどこねます。
無塩バター(20g)を加え、さらにこねて、なめらかな生地にします。
- ⑤ ボールにラップをかぶせて、生地が約3倍に膨らむまで常温の暖かいところに置いて発酵させます。
(12月初旬にストーブの前に置いて発酵させたら、約2時間かかりました。) - ⑥ 型(2個)にクッキングシートを敷き、生地を4分割して丸めて、2個ずつ入れます。
型にラップをかぶせて、生地が約3倍に膨らむまで常温の暖かいところに置いて発酵させます。
(ストーブの前で、約1時間かかりました。)
- ⑦ 180度に温めたオーブンに型ごと入れ、25分焼いたら完成です。
このりんごパンは、使用するイーストをドライイーストからパネトーネマザーに変更するだけで、焼き上がりの風味が全く変わります。
パネトーネマザーを使うと、イーストが醸し出す風味の中にりんごやバターの味が溶け込んで、調和のとれた上品ですっきりとした味わいに仕上がります。
ふっくら美味しいパンが焼けます。
レシピの補足説明
今回ご紹介したパンには、生のまま食べるには少し水っぽいりんごを使いましたが、美味しくできました。
このパンのレシピは、余ったりんごの活用法としてもおすすめです。
パネトーネマザーとは
パネトーネマザーとは、イタリア北部のコモ湖周辺に生息する自然酵母を、400年もかけて種継ぎしてつくった伝統あるパン種です。
使いやすいように粉末にしたものが販売されています。
ちなみに、本場イタリアでつくられるクリスマスの伝統的なお菓子に「パネトーネ」というのがありますが、「パネトーネマザー」は、もともとはこのお菓子専用のイーストでした。
今回ご紹介したパンは、どこかパネトーネに風味が似ています。