ピーマンがたっぷり食べられる簡単レシピをご紹介します。
ミシュランガイドで2つ星を獲得した和食の名店「渋谷一凛」の店主、橋本幹造さんが考案した「ピーマンの塩昆布和え」です。
このお料理は、ピーマンを美味しく食べられる夏おかずとしてテレビで話題になりました。
ピーマンをじっくり炒めることで、甘みを十分に引き出すのがポイントです。
ピーマンの苦味が苦手な子供でも食べやすいと思います。
調理時間は10分です。
(一部情報元:日本テレビ「得する人損する人」2018年6月14日放映)
ピーマンの塩昆布和えの作り方
「ピーマンの塩昆布和え」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ピーマン | 4個 |
塩昆布 | 適量※ |
白いりゴマ | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
※3gくらいがおすすめ。
- ピーマンを縦に2等分し、ヘタとタネを取る。さらに横に2等分し、繊維に沿って縦に細切りにする。
- 冷たい状態のフライパンに(油を引かずに)ピーマンを入れ、中火にかけてじっくり炒める。
ピーマンが少ししんなりしてツヤツヤしてきたら、塩昆布・白いりゴマの順に炒め合わせ、火を止める。
醤油を回しかけ、軽く混ぜたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
ピーマンの塩昆布和えの作り方
【工程1】
まずピーマン(4個)を縦に2等分し、ヘタとタネを取ります。(写真右)
そして横に2等分し、繊維に沿って縦に細切りにします。(写真中央)
ピーマンは繊維に沿って細切りにします。
繊維をなるべく断ち切らずに加熱調理すると、ピーマンの苦味が出にくくなります。
また栄養も流れ出にくくなり、食感も良くなります。
ピーマンの細胞は縦に並んでおり、縦に包丁を入れると、細胞をあまり傷つけることなく切れるので、苦味が出にくく、栄養の流出も抑えられます。
ピーマンには、「ビタミンC」や毒素を排出する「シトリン」が豊富に含まれていまれています。
(一部情報元:日本テレビ「ヒルナンデス」管理栄養士 濱裕宣さんの話 2018年9月3日放映)
【工程2】
次に冷たい状態のフライパンに、油を引かずにピーマンを入れ、中火にかけます。
そしてピーマンをじっくり炒めます。
ピーマンを時間をかけてじっくり炒めると、苦味が和らぎ、甘みが増します。
ピーマン全体が少ししんなりしてツヤツヤしてきたら、塩昆布(適量)・白いりゴマ(大さじ1)の順に炒め合わせます。
ちなみに塩昆布の量は、使用するピーマンの大きさにもよりますが、3gくらいを目安にするのがおすすめです。
最後に火を止めて、醤油(小さじ1)を回しかけ、軽く混ぜたら完成です。
フライパンを火にかけたまま醤油を加えると焦げやすいので、火を止めてから回しかけます。
ピーマンの優しい甘みに塩昆布のほのかな旨味がマッチした、ご飯によく合うおかずが出来ます。
じっくり炒めたピーマンは、苦味やクセが全然ありません。飽きの来ない味付けで、いくらでも食べられそうです。
レシピ通りの分量だったら、私はたった1人で1食で完食すると思います。とても美味しいですよ。
ところで橋本さんによると、ピーマンと昆布は食物繊維が大変豊富なので、このお料理は夏バテにおすすめだそうです。
冷たい飲み物などで弱った胃が、食物繊維によってよく動くようになるそうです。
またピーマンは、1個(45g)に含まれる糖質が1.1gと低いので、このお料理は糖質制限ダイエットにもぴったりです。
作り置きする場合の日持ちは、冷蔵で3日くらいと考えると良いようです。
最後にピーマンが苦手な方でも食べやすいおすすめレシピをあともう1品ご紹介します。
料理研究家のコウケンテツさんが考案した「手羽中とピーマンの丸ごと煮」です。
このお料理は、その名の通りピーマンを丸ごと使います。
ピーマンのタネやワタには、実は果肉部分の10倍もの栄養が含まれているそうです。
タネやワタは、それだけで食べると苦みがありますが、果肉と一緒に煮物にすると、苦味がなくなって柔らかくなり、子供でも食べやすくなります。
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