オリーブオイルの保存方法。冷凍や冷蔵は不向き!遮光して冷暗所へ

オリーブオイルの保存と冷凍


オリーブオイルの上手な保存方法を解説します。

オリーブオイルを保存する最大のコツは、光が入らないようにしたうえで、冷暗所に置くことです。
透明のビンに入ったオリーブオイルは、アルミホイルで包んで遮光しておくと、風味や栄養が損なわれにくく、長持ちします。

日持ちの基本は賞味期限までですが、保存状態の良いオリーブオイルは、賞味期限切れになってもしばらくは使えます。


基本の常温保存

オリーブオイルのビンにアルミホイルを巻いて遮光する
遮光する
オリーブオイルをシンクの下(冷暗所)で保存
シンク下で保存
  1. ① オリーブオイルを買う時には、透明の容器ではなく、色が付いた遮光瓶を選ぶようにします。
    透明の容器に入ったオイルを買った場合は、光が入らないように、全体をアルミホイルで包みます。
  2. ② 直射日光を避けて冷暗所(シンクの下など)に置き、賞味期限を目安になるべく使い切ります。
    開封後は、3〜4ヶ月で使い切ると良いです。

補足:遮光して保存する理由

冷凍や冷蔵は向いていない

オリーブオイルは、冷蔵保存や冷凍保存をすることもできます。

ただし、オリーブオイルは、10度以下になると白濁したり固まったりするので、使い勝手が悪くなります。
また、庫内から出し入れする度に固体化と液体化を繰り返していると、質が落ちるというデメリットもあります。
しかも、冷蔵庫や冷凍庫で保存しても、保存期間が特別長くなるわけではありません。

ですから、オリーブオイルは、遮光をしたうえで、常温の冷暗所で保存するのがおすすめです。

オリーブオイル漬けの保存

ちなみに、オリーブオイル漬けの場合は、冷蔵庫で保存することをおすすめします。
野菜などの食材がオリーブオイルに浸かっているため、それらの食材を日持ちさせるためです。

冷蔵庫で保存して凍ったオリーブオイル
冷蔵すると、右の写真のようにオリーブオイルが固まりますが、しばらく常温に置けば、また元の液状に戻ります。

ただ、先にもお伝えした通り、冷蔵庫から出し入れする度に固体化と液体化を繰り返していると、オイル漬けの質が劣化しやすいので、小分けにして作ると良いです。

なお、当サイトでは、オリーブオイルを使った保存食のレシピをいくつかご紹介しています。
合わせて参考にしてください。

保存方法の補足説明

遮光して保存する理由

オリーブオイルの最大の弱点は、光に当てることなので、保存の際にはしっかりと遮光します。

オリーブオイルに光を当てると、空気中の酸素と油の成分が結合して酸化し、せっかくの優れた栄養分が、体に良くない成分に変わってしまいます。
ですから、それを防ぐためにオリーブオイルを色の付いた遮光瓶に入れたり、アルミホイルをかぶせます。
そうすることで、栄養や風味をなるべく劣化させずにオリーブオイルを保存できます。

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