鶏ムネ肉を使ったおしゃれな唐揚げのレシピをご紹介します。
家事えもんこと、タレントの松橋周太呂さんが考案した「本格フレンチ風から揚げ」です。
このお料理のベースになるのは、ごくごく普通の唐揚げ。醤油や酒などで味付けした唐揚げです。
でもその唐揚げに、風味豊かなオレンジソースを添え、盛り付けを工夫すると、フレンチ風のおしゃれな一品に変わります。
ちなみにオレンジソースの材料は、みかんの皮・オレンジジュース・バター・小麦粉など。身近な食材だけで簡単に作れます。
調理時間は30分です。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」家事えもんのかけ算レシピ 2015年11月26日放映)
フレンチ風むね肉唐揚げの作り方
「本格フレンチ風から揚げ」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
鶏ムネ肉 | 1枚(300g) |
パプリカ | 1/4個 |
ブロッコリー | 小房4個 |
揚げ油 | 適量 |
オリーブオイル | 少々 |
醤油 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ1と1/2 |
塩 | 少々 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
小麦粉 | 大さじ4 |
片栗粉 | 大さじ1と1/2 |
水 | 小さじ2 |
オレンジジュース | 160ml |
みかんの皮 | 1/2個 |
塩 | 少々 |
醤油 | 少々 |
バター | 20g |
小麦粉 | 大さじ1 |
- 鶏ムネ肉は1.5センチ幅に切り、Aを加えてよく揉み、15~20分置く。さらにB加えてよく混ぜる。
- 170度に温めた油で1を揚げる。
- フライパンにオリーブオイルを引き、食べやすい大きさに切ったパプリカとブロッコリーを炒める。
- 【オレンジソースを作る】バターと小麦粉をボールに入れて練る。みかんの皮は細かく刻む。
オレンジソースの材料すべてをフライパンに入れ、弱火でひと煮立ちさせ、とろみをつける。 - 4のフライパンに2と3を加え、さっと混ぜる。
皿に盛りつけたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
フレンチ風むね肉唐揚げの作り方
【工程1】
まず鶏ムネ肉(300g)を1.5センチ幅に切ります。
そしてA(醤油:大さじ1と1/2、酒:大さじ1と1/2、塩少々、砂糖大さじ1/2)を鶏肉に加えてよく混ぜ、そのまま15~20分置きます。(上の写真)
ちなみに家事えもんによると「1.5センチ幅」というムネ肉の大きさには、こだわりがあるそうです。
これ以上大きいと火が通りにくく、逆に小さくなると火が入りすぎて硬くなるので、ジューシーな唐揚げを作るのにぴったりの大きさは、1.5センチ幅だそうです。
肉に下味をつけたら、今度はB(小麦粉:大さじ4、片栗粉:大さじ1と1/2、水:小さじ2)を混ぜて衣を付けます。
ちなみに水は、衣の様子を見て、べちゃべちゃにならない程度に加減して加えると良いようです。
【工程2】
次に170度に温めた油(適量)で鶏肉を色良く揚げます。
揚げ方のポイントは、たまに鶏肉をすくって浮かせ、空気に触れさせることだそうです。
そうすると、衣から余分な水分が抜けやすくなるので、カラッと揚がります。
衣をたっぷり付けて少し低めの温度で揚げるので、加熱し過ぎなければ、鶏肉の食感は柔らかく仕上がります。
唐揚げを揚げる時は、すくい網などを使って、鶏肉をこまめに空気に触れさせます。
そうすると衣の水分が飛びやすくなるので、サクサク感が増します。
【工程3】
続いて温めたフライパンにオリーブオイル(少々)を引き、食べやすい大きさに切ったパプリカ(1/4個)とブロッコリー(小房4個)を炒めます。
火が入りにくい場合は、水を少し加えてさっと蒸し焼きにするといいですよ。
【工程4】
次にオレンジソースを作ります。
まずバター(20g)と小麦粉(大さじ1)をボールに入れ、スプーンなどで練ります。
これはフランス料理で使われるという「ブールマニエ」という調味料で、ソースに加えるとコクやとろみが出せます。
次にオレンジジュース(160ml)・細切りにしたみかんの皮(1/2個)・塩(少々)・醤油(少々)をフライパンに入れ、さらにブールマニエ(バターと小麦粉を混ぜたもの)も加えます。
そして弱火にかけ、とろみがつくまで加熱します。
これでオレンジソースができました。
オレンジソースを加熱する時は、弱火にします。
強火にすると、旨味や酸味が飛んでしまうためです。
【工程5】
続いてオレンジソースに、唐揚げ・パプリカ・ブロッコリーを加え、さっと混ぜます。
お皿に盛りつけたら完成です。
パプリカの赤とブロッコリーの緑、そしてソースのオレンジ。彩りがとてもきれいです。
オレンジのほのかな酸味をいかした、上品な味わいのお料理が出来ます。
みかんの皮をそのまま使うところは少し変わっているかもしれませんが、苦味はなく、ソースにしっかり馴染んでいます。食感も違和感はありません。少し火を通すだけで、みかんの皮はしんなり柔らかくなります。
またオレンジジュースの酸味は、それほど強く残りません。
情報元のテレビ番組で「オレンジの酸味がマッチしていて、洋風の酢豚みたい」というコメントがありましたが、「ブールマニエ」に含まれるバターの風味で、酢豚よりもややマイルドな味に仕上がります。
見た目も味もおしゃれなので、パーティー料理にぴったりです。
また唐揚げの味付けは普通なので、余った唐揚げのアレンジレシピとしてもおすすめです。
ところで当サイトでは、家事えもんの唐揚げをあともう1品紹介しています。
「サクサクジューシーな新定番からあげ」です。
こちらは鶏もも肉を使います。口の中でホロホロっと崩れるくらい柔らかい唐揚げで、ザクザクっとした衣のワイルドな食感が特徴です。とても美味しいですよ。
また家事えもんのお料理を他にもたくさん紹介しています。
その中でも特に人気があるレシピを100品近くまとめた「家事えもんの人気レシピまとめ」も合わせてご覧ください。