たったの5分でできるリゾットのレシピをご紹介します。
イタリアンの名店「セントベーネ」の加藤政行シェフが考案した、「本格リゾット」です。
おにぎりで作るリゾットで、包丁は一切使いません。
一見するとおやきのようなお料理ですが、おにぎりを平たくして焼くことで、リゾットのような歯応え(アルデンテ)を出していることから、「本格リゾット」というメニュー名がついています。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」2017年3月9日放映)
梅おにぎりで作るリゾット
「本格リゾット」のレシピです。
材料はすべてコンビニ食材です。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
梅おにぎり | 1個 |
金時豆 | 1パック(65g) |
とろけるチーズ | 1枚 |
粉チーズ | 大さじ1 |
トマトジュース | 50cc |
オリーブオイル | 少々 |
めんつゆ | 小さじ1/2 |
カットサラダ | 1/3袋(40g) |
粉チーズ | 適量 |
- 金時豆を水で洗い、水気を切る。
- おにぎりの海苔を外し、ボールに入れ、フォークで潰す。1と海苔を加え、豆を潰しながらよく混ぜる。
手でちぎったとろけるチーズと粉チーズ(大さじ1)を加え、粘りが出るまでよく混ぜる。 - 2を平たい円形にし、油(分量外)を引いたフライパンにのせ、両面に焼き目がつくまで中火で焼く。皿に取り出す。
- 【ソースを作る】ソースの材料すべてを3のフライパンに入れ、沸騰させる。
- 3の上に4をかけ、その上にカットサラダをのせ、粉チーズを振ったらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
本格リゾットの作り方
最初に主な材料を並べてみました。
このリゾットは、コンビニ食材だけで作れます。
ちなみに金時豆は、煮汁に浸かった状態のもの1パック(65g)を、豆だけを取り出して使用します。
【工程1】
まず金時豆の甘みを少し取るため、水を張ったボールに入れてさっと洗い、水気を軽く切ります。
【工程2】
次におにぎりの海苔を外し、ボールに入れ、フォークで潰します。
おにぎりをざっと潰したら、先ほど外した海苔をちぎって加え、さらに金時豆を加え、豆を潰しながらよく混ぜます。
続いて、とろけるチーズを手でちぎって加え、さらに粉チーズ(大さじ1)を加え、粘りが出るまでよく混ぜます。
【工程3】
粘りが出るまで混ぜたら、生地を平たい円形に成形し、フライパンで焼きます。
油(分量外)を引いたフライパンに生地をのせ、両面に焼き目がつくまで中火で焼きます。
こんがりと焼けたら皿に盛り付けます。
生地はフライパンで焼くことで、表面をアルデンテ(少し歯応えを出す)に仕上げます。
【工程4】
次にソースを作ります。
トマトソースの材料すべて(トマトジュース・オリーブオイル・めんつゆ)をフライパンに入れ、煮立たせたら完成です。
ソースにはオリーブオイルを加え、ツヤと甘みとコクを出します。
まためんつゆの甘みとトマトジュースの酸味を加え、味をふくよかにします。
【工程5】
焼いたご飯の上にソースをかけ、その上にカットサラダを盛り、粉チーズを振ったらできあがり。
梅おにぎりをはじめ、金時豆やめんつゆなど、和の食材を組み合わせたお料理ですが、全体的にはイタリアンっぽい味がします。
生地は表面に歯応えが出るので、中のモチモチ感が際立っています。
金時豆の甘みと梅干しの酸味、さらにチーズのとろっとした食感がところどころに感じられ、ほのかに海苔の風味もします。
小さな生地の中に、色々な味が複雑に入り混じっています。
この生地に野菜とソースをあわせると、さらに味と食感が豊かになります。
個人的には金時豆の甘みがもう少し控えめな方が好きですが、食べ飽きない工夫がいろいろと施された、食べて楽しいリゾットですよ。