じゃがいもを電子レンジで蒸す方法をご紹介します。
じゃがいもの茹で方といえば鍋を使うのが定番ですが、レンジで蒸すと、栄養を逃さず摂れるうえに時短になるという違いがあります。
レンチンのやり方を知っておくと、料理の下ごしらえがラクになりますよ。
レンジを使ったじゃがいもの蒸し方には、じゃがいもを丸ごとレンチンする方法と、切ってからレンチンする方法の2種類があります。
じゃがいもを丸ごと加熱するメリットは、皮むきが簡単なこと。
皮付きのままレンチンすれば、加熱後には皮がするっと剥けます。
また、じゃがバターなど、じゃがいもを皮つきのまま丸ごと使う料理には、この方法が便利です。
一方で、じゃがいもを切り分けて調理に使うであれば、先に切ってからレンジで加熱するのがおすすめです。
たとえば、炒めものなどの下ごしらえとして使う場合は、こちらが便利です。
じゃがいもの蒸し時間は、切ったものでも丸ごとでも、じゃがいも1個(150g)につき600wで3〜5分が目安です。
じゃがいもは、ものによって、十分に柔らかくなるまで何分かかるかが結構違うので、1個につき3分加熱してみて、足りないようなら、追加でもう少し加熱してみてください。
丸ごとレンチン
まずは、じゃがいもを丸ごとレンジで加熱する方法をご紹介します。
じゃがいもを丸ごと料理に使う場合や、包丁で皮をむくのが面倒な場合は、こちらが便利です。
材料
じゃがいも | 1個(150g) |
まず、じゃがいもをきれいに洗って水で濡らします。
そして、じゃがいもをラップでふんわりと包み、電子レンジ(600w)で、じゃがいも(1個:150g)につき3〜5分加熱します。
1個ずつ加熱する
ここで大切なのが、1個ずつ加熱することです。
じゃがいもの量が増えると加熱ムラが出来やすくなるので、1個ずつチンするのがおすすめです。
個数 | 加熱時間 | |
---|---|---|
600w | 500w | |
1個(150g) | 3〜5分 | 3分半〜6分 |
なお、冒頭でもお伝えした通り、じゃがいもの加熱時間は、ものによって少しひらきがあります。
600w3分で十分に柔らかくならない場合は、追加でもう少しチンしてみてください。
柔らかくなるまでに5分かかることもあります。
これは失敗?
ちなみに、加熱が不十分なじゃがいもは、表面を指でさわると、生のじゃがいもとは違った硬さを感じることがあります。
でもこれは、加熱に失敗したのではなく、ただ単に加熱が足りないことがほとんどなので、もう少し追加で温めてみてください。
じゃがいもをレンジで加熱したら、十分に火が通っているか、表面を触って確認します。
柔らかくなっていたら、チンしたじゃがいもを、ラップをしたままの状態で3分ほど置くといいです。
加熱後に3分置くのがおすすめ
レンジで加熱し終えたじゃがいもをそのまま3分置くと、余熱で中まで均一に加熱されるので、ホクホクの食感に仕上がります。
時間がある場合や、すぐに使わない場合は、ぜひ、ラップをしたまま少し置いてみてください。
そして、お好みで皮をむきます。
キッチンペーパーを使うと簡単にむけます。
生のじゃがいもの皮を包丁で剥くよりも、ずっと簡単です。
熱くて皮がむきにくい場合は、水に軽く浸けるのもアリですよ。
切ってレンチン
次にご紹介するのは、切ったじゃがいもを加熱する方法です。
包丁で切ったじゃがいもを料理に使うのなら、あらかじめ切ってからレンチンするのがおすすめです。
材料
じゃがいも | 1〜2個(150〜300g) |
まず、じゃがいもをきれいに洗い、皮をむいて、調理しやすい大きさに切ります。
切り方は何でもOK。
大きめの一口大でもいいですし、小さめの角切りなどでもいいです。
そして、じゃがいもを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかぶせて、1個(150g)につき、電子レンジ(600w)で3〜5分加熱します。
ものによって必要な加熱時間が異なるので、まず3分加熱してみて、足りないようなら追加で加熱してください。
加熱に5分かかるのはごくまれなケースなので、はじめから5分に設定しない方がいいです。
加熱しすぎると、仕上がりが硬くなります。
量をあまり多くしない
じゃがいも2個(300g)を加熱する場合は、6〜10分が目安です。
量をあまり多くすると、加熱ムラができやすくなるので、一度に加熱するのは2個くらいまでにとどめるのがおすすめです。
また、深さのある容器に入れるか、平たい皿に入れるかはどちらでも構いませんが、平たい皿にあまり広げすぎると、外側に置いたじゃがいもが加熱しすぎで硬くなりやすいので注意してください。
個数 | 加熱時間 | |
---|---|---|
600w | 500w | |
1個(正味150g) | 3〜5分 | 3分30秒〜6分 |
2個(正味300g) | 6〜10分 | 7分10秒〜12分 |
レンジで加熱したじゃがいもは、潰してポテトサラダやマッシュポテトにしたり、コロッケの具材にするのもいいですし、炒めものや和え物の具材にするのも美味しいものです。
レンジで!じゃがいもの簡単おかず
続いて、レンジを使ったじゃがいものおすすめレシピを7品ご紹介します。
レンジを使うと、じゃがいもの下処理がとてもラクチン。
合わせる食材や味付けを変えるだけで、いろいろなメニューが作れます。
なお、レンジでの加熱の仕方は、それぞれ少しずつ変えていますが、この記事で紹介したやり方でも作れます。
じゃがバター
1品めは、レンジで作る「じゃがバター」。
皮付きのじゃがいもに十字の切れ目を入れてレンジで加熱。
バターと塩胡椒でシンプルに味付けしたら完成です。
バターの濃厚な風味とともに、とても美味しくいただけます。
ポテトサラダ
じゃがいも料理の定番「ポテトサラダ」も、レンジを使えばあっと言う間に作れます。
マヨネーズをベースにした人気の味付けで、少量の砂糖や酢を隠し味として加えるのがポイントです。
味に深みが増して、最後まで飽きずに美味しくいただけます。
じゃがいものたらこ和え
こちらは「じゃがいものたらこ和え」。
じゃがいもを食べやすい大きさに切り分けて、電子レンジで軽くチン。
たらことバターを混ぜ合わせ、塩コショウで味を整えます。
冷めてもサラダ感覚で美味しくいただけるので、常備菜としても優秀です。
じゃがいもの納豆和え
「じゃがいも納豆」は、材料費がとても安上がりです。
じゃがいもをレンジで加熱して、少し多めのバターでこんがりと炒め、納豆を混ぜたらできあがり。
味付けには、納豆に付属のタレやからしをメインに使い、手軽に味をアップさせるレシピになっています。
バターのコクと納豆の旨味がよく馴染み、ホクホクのポテトと一緒にとても美味しくいただけます。
アスパラじゃがいも炒め
お弁当のおかずだったら「アスパラとじゃがいものベーコン炒め」なんていかがでしょうか。
レンジで柔らかくしたじゃがいもに、アスパラガスとベーコンを加え、バターで炒めて作ります。
味付けは塩こしょうだけですが、バターのコクとベーコンの旨味がプラスされて、満足度の高い味に仕上がります。
じゃがいもとひき肉のレンジ蒸し
「じゃがいもとひき肉のレンジ蒸し」は、じゃがいもだけでなく、ひき肉と調味料を合わせて、一度にレンジでチンします。
作り方はとても簡単で、味噌風味の肉だねを豚ひき肉でつくり、じゃがいもの上に乗せて、8分間レンチンするだけでOKです。
肉だねは、ニンニクや生姜を練り込んだ、パンチのある味付け。
肉だねから染み出した肉汁がじゃがいもを包み込み、たっぷりのコクが口の中に広がります。
じゃがいもとイカ炒め
こちらは、レンジでチンしたじゃがいもにイカを合わせたおかずレシピ。
「イカとじゃがいものにんにく味噌バター炒め」は、その名の通り、にんにくと味噌とバターを使ってコク旨に仕上げるのがポイントです。
イカの食感は、とても柔らかく仕上がります。
マッシュポテト
こちらは「マッシュポテト」の簡単レシピです。
じゃがいもをレンジでチンして、バターや牛乳を混ぜるだけで完成。
シンプルな味付けになっているので、アレンジもしやすいです。
お弁当のおかずとしても大活躍します。
以上、レンジを使ったじゃがいもの蒸し方と、レンチンしたじゃがいもを使った簡単レシピについてお伝えしました。
茹でるよりも時短になるので、忙しい時に便利ですよ。
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