豚のこま切れ肉を使った、お弁当の簡単レシピをご紹介します。
メニューは次の3品です。
柳澤さんの「無限に箸が進む 豚肉ピーマン」は、濃厚な旨味が特徴のバター醤油味のおかずです。その名の通り無限に箸が進みます。
当サイトでは、柳澤さんのお料理を他にもたくさん紹介していますが、このレシピは中でもとりわけ人気があります。
材料は、豚こま切れ肉とたっぷりの野菜。ピーマンやネギやエリンギといった野菜もたくさん摂れる糖質制限ダイエットメニューになっています。調理時間は電子レンジを使って8分です。
SHIORIさんの「切り干し大根の卵焼き」は、切り干し大根の食感をいかした、中華風の風味豊かな卵焼きです。
少ししっかりめの味付けなので、ご飯ともよく合います。切り干し大根を戻す時間(10分)も含め、18分で作れます。調理にはフライパンを使います。
以上2品を作り終えたら、今日のお弁当はほぼ完成。あとは彩りのプチトマトと箸休めのしば漬けを添えるだけです。
豚肉ピーマンの作り方
まず最初にご紹介するのは、料理研究家の柳澤英子さんが考案した「無限に箸が進む 豚肉ピーマン」のレシピです。
豚こま切れ肉 | 170g |
長ネギ | 1/2本 |
ピーマン | 4個 |
エリンギ | 2本 |
ショウガ | 1かけ |
バター | 5g |
塩・コショウ | 各少々 |
醤油 | 小さじ2 |
顆粒和風ダシ | 小さじ2 |
サラダ油 | 小さじ1 |
- ピーマンは縦に細切りにする。長ネギは3〜4センチ幅の輪切りにし、縦に細切りにする。
エリンギは長さを半分にし、縦に細切りにする。ショウガは千切りにする。 - 豚肉はAで下味をつける。
- 長ネギを耐熱皿の上にドーナツ状に敷き、その上に2を広げ、ショウガをのせる。
真ん中の空いたスペースにエリンギをのせ、その上にピーマンをかぶせる。
ラップをふんわりとかぶせ、電子レンジ(600w)で5分加熱する。
バターを加え、全体をよく混ぜたらできあがり。
工程3の食材の並べ方は、この写真を参考にしてください。
少し見にくいですけど、豚肉の下には長ねぎが、そしてピーマンの下にはエリンギがあります。
このお料理の調理のポイントは3つあります。
1つは、ピーマンとエリンギを繊維に沿って細切りにし、耐熱皿の中央にのせて加熱すること。
そうすると水気を保つことができるため、シャキシャキの食感に仕上がります。
2つめは、あらかじめ豚肉にサラダ油を混ぜること。
サラダ油で豚肉をコーティングすると、ほぐれやすくなり、旨味を閉じ込めることができます。
2つめは、隠し味にバターを加えること。
コクが出て美味しくなります。
バター醤油味の食べ応えのあるおかずが、あっと言う間に完成します。
(レシピ情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2016年10月7日放映)
切り干し大根の卵焼きの作り方
次にご紹介するのは、フードコーディネーターのSHIORIさんが考案した「切り干し大根の卵焼き」のレシピです。
この卵焼きは、直径20センチくらいの小さめのフライパンを使って焼きます。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
卵 | 3個 |
切り干し大根(乾燥) | 15g |
長ねぎ | 1/2本 |
ちりめんじゃこ(※) | 大さじ2〜3 |
ごま油 | 大さじ1 |
サラダ油 | 大さじ1 |
オイスターソース | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
こしょう | 適量 |
※しらすで代用可。
- 切り干し大根は水に10分浸して戻し、水気を絞って2〜3センチのざく切りにする。長ねぎはみじん切りにする。
- フライパンにごま油を熱し、1とちりめんじゃこをさっと炒め、Aで味付けする。
- 卵をボールに入れて溶き、2を加えて混ぜる。
- 2で使ったフライパンをキッチンペーパーで拭き取り、サラダ油を熱し、3を流し入れる。
菜箸で数回大きく混ぜ、卵のふちが固まってきたらひっくり返す。
もう片面も焼き、卵に完全に火が通ったらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まず切り干し大根(15g)を水に10分浸して戻し、水気を絞って2〜3センチのざく切りにします。(写真右)
そして長ねぎ(1/2本)をみじん切りにします。(写真左)
【工程2】
次にフライパンにごま油(大さじ1)を熱し、切り干し大根・長ねぎ・ちりめんじゃこ(大さじ2〜3)をさっと炒め、A(オイスターソース小さじ1・醤油小さじ1・こしょう適量)で味付けします。
ちなみにフライパンは、直径20センチくらいの少し小さめを使うのがおすすめだそうです。20センチを使うと、1センチくらいの程よい厚さの卵焼きが出来ます。
【工程3】
続いて卵(3個)をボールに入れて溶き、フライパンで炒めたものを加えて混ぜます。
ちなみにフライパンで炒めたものは、冷まさずにアツアツの状態で卵液に加えても大丈夫です。
【工程4】
次にフライパンをキッチンペーパーできれいに拭き取り、サラダ油(大さじ1)を熱し、具材を混ぜた卵液を流し入れます。
そして菜箸で数回大きく混ぜて、卵に火を入れます。
卵のふちが固まってきたら、ひっくり返します。
この卵焼きは具材がたっぷり入っていて柔らかいので、フライ返しでは、ひっくり返しにくいかもしれません。
そんな時は、まず上の写真のようにフライパンよりひと回り小さい皿をかぶせ、皿ごとひっくり返して卵焼きを皿の上にのせます。
そして卵焼きをスライドさせてフライパンに戻し入れます。
これはSHOIRIさんのおすすめの返し方です。
最後にもう片面も焼き、卵に完全に火が通ったら完成です。お弁当にする場合は、中までしっかり焼いてください。
切り干し大根のシャキシャキ感をいかした、風味豊かな卵焼きが出来ます。
ゴマ油のコクを効かせた中華風のしっかりめの味付けなので、ご飯ともよく合いますよ。
(レシピ情報元:NHK「あさイチ」2018年2月7日放映)
今日のお弁当は、以上の2品(豚肉ピーマン・卵焼き)に、彩りのプチトマトと箸休めのしば漬けを添えたら完成です。
忙しい朝でも気楽に作れるお弁当ですよ。