作り置きできる冷汁のレシピをご紹介します。
料理研究家の渡辺あきこさんが考案した「冷や汁」です。
この冷汁は、たったの1分で完成します。
驚くほど早くできる理由は、冷汁の素を、あらかじめ冷凍ストックしておくからです。
ちなみに上の写真が、その冷汁の素「氷みそ玉」です。
これを冷やご飯にのせ、常温の水をかけるだけですぐに食べられるようになります。作り置きしておくとすごく便利です。
冷凍したきゅうりは、水をかけた途端に生のままのようなシャキシャキ感がよみがえります。
ツナの優しい旨味が加わった、味わい深い冷汁ができますよ。
(一部情報元:NHK「あさイチ」2018年5月8日放映)
氷みそ玉の作り方
まずご紹介するのは、冷汁の素「氷みそ玉」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
きゅうり | 1本 |
大葉 | 8枚 |
みょうが | 2個 |
カツオのツナ缶 | 大さじ3(40g) |
白すりゴマ | 大さじ2 |
味噌 | 大さじ8(130g) |
- きゅうりは薄い輪切りにし、大葉は縦半分に切って千切りにする。
ミョウガは薄い輪切りにし、水にさらして水気を切る。ツナ缶は油を切る。 - 8等分した味噌をラップの上にのせ、その上に他の具材を8等分したものをのせる。
ラップで包んで口を止め、冷凍庫に入れて凍らせたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まずきゅうり(1本)は薄い輪切りにし、大葉(8枚)は縦半分に切って千切りにします。
そしてミョウガ(2個)は薄い輪切りにし、水にさらして水気を切り、カツオのツナ缶(40g)は油を切ります。
ちなみにツナは、マグロよりもカツオの方が風味が出やすいのでおすすめだそうです。
【工程2】
次にラップの上に味噌(8等分した量:大さじ1)を置きます。
ラップの上には最初に味噌をのせ、その上に具材をのせます。
味噌の上に具材をのせると、冷凍しやすい上に、素早く解凍できます。
この後に、味噌の上に野菜などをのせます。そして凍らせますが、味噌と野菜を混ぜずに冷凍すると、効率よく凍らせることができます。
味噌は家庭用の冷凍庫では凍らないのですが、一方の野菜は、水分が多いのですぐに凍ります。野菜は味噌とは別にして、しっかり凍らせます。
また味噌の上に野菜をのせると、冷汁として頂く際、常温の水を直接野菜にかけることができるので、1〜2分くらいで全体がきれいに解凍できます。
続いて味噌の上に、他の具材を8等分したものをすべてのせます。
ちなみに他の具材は、きゅうり・大葉・みょうが・ツナ・白すりごまです。
この時のポイントは、きゅうりをなるべく重ならないようにのせることです。
きゅうりはごく薄い輪切りにし、重ならないように並べると、解凍しやすくなります。
最後にラップで包んで口を止め、冷凍庫に入れたら完成です。
これと同じものが合計8個出来上がります。
ちなみに日持ちは、冷凍で3週間くらいと考えると良いと思います。
次にこの「氷みそ玉」を使った「冷や汁」の作り方をご紹介します。
あっと言う間に完成します。
冷汁の作り方
「氷みそ玉」を使った「冷や汁」のレシピです。
氷みそ玉 | 1個 |
常温の水 | 150ml |
冷ご飯 | 茶碗1杯分 |
- ご飯を少し大きめの器に盛り、その上に氷みそ玉をのせる。
- 1の氷みそ玉をめがけて常温の水をかけたらできあがり。
作り方はとても簡単です。
ご飯(1杯分)を少し大きめの器(写真は普通サイズを使用)に盛り、その上に氷みそ玉(1個)をのせます。
そして氷みそ玉をめがけて、常温の水(150ml)をかけたら完成です。
ご飯をよそう器は、かき混ぜやすいように少し大きめにします。
氷みそ玉はあっと言う間に溶けます。
氷みそ玉がきれいに溶けることで、全体が冷たくなり、蒸し暑い季節にぴったりの冷汁ができます。
きゅうりは水をかけた途端に、生のままのようなシャキシャキ感がよみがえります。
ツナと味噌の優しい旨味に、大葉やみょうがのさっぱりとした風味が良く合い、とても美味しいですよ。
これが冷凍庫にあれば、蒸し暑い季節にぴったりの美味しいご飯がすぐに食べられますよ。