
ヨーグルトの美味しい食べ方をご紹介します。
医師が考案した健康レシピや、ヨーグルトのアレンジレシピ、さらにはヨーグルトを料理の隠し味的に使う方法など、全部で28パターン。
ほとんどが、テレビで話題になったヨーグルトの人気レシピです。
ヨーグルトといえば、腸活のために食べている方も多いと思います。
そこで、最初にご紹介するのは、便秘解消やダイエットにぴったりな食べ方。
医師が考案したレシピや、有名人がおすすめするレシピです。
また、その他にも、自律神経を整えるレシピや、免疫力アップが期待できるレシピもお伝えします。
次にご紹介するのは、ヨーグルトをちょっとアレンジした食べ方。
ヨーグルトに一手間加えますが、あくまで主役はヨーグルトです。
ラッシーやスムージー、アイスやギリシャヨーグルト風などのレシピをご紹介します。
最後に、お伝えするのは、ヨーグルトを料理に使う方法です。
ヨーグルトの料理と言えば、タンドリーチキンやポテトサラダの味付けに使ったりするのがポピュラーですが、パンやホットーケーキの生地に混ぜるのもおすすめです。
パン生地に混ぜると手軽に発酵の風味を出すことができますし、ホットケーキの生地に混ぜるとふわふわになります。
他にも、ヨーグルトを使ったぬか漬けのレシピといったちょっと変わったレシピも、あわせてお伝えします。
便秘に効くヨーグルトの食べ方
まずは、便秘解消の効果が期待できるヨーグルトの食べ方をご紹介します。
腸の名医がすすめるヨーグルトの食べ方

腸の名医がすすめる、便秘に効くヨーグルトの食べ方を紹介しています。
注意すべき点は2つです。
- 朝と夜で違うメーカーのものを食べる
- ハチミツを入れて食べる
違うメーカーのヨーグルトを摂ると、別の菌も入って刺激になり、菌がより活発に働くようになるとのこと。
またハチミツには、乳酸菌やビフィズス菌のエサになるオリゴ糖が豊富に含まれているので、とても良いそうです。
チョコレートをトッピング

次にご紹介するのは、チョコレートの専門家、戸田中央総合病院の椎名一紀先生がすすめる「チョコヨーグルト」のレシピです。
作り方はとても簡単。
ヨーグルトに高カカオチョコレート(カカオ分70%以上)をトッピングしたら完成です。
椎名さんによると、チョコレートには、強い抗酸化作用がある「ポリフェノール」が豊富に含まれているので、免疫力をアップさせたり、肌の酸化を防いだりする効果が期待できるそうです。
また、ちょっと意外かもしれませんが、食物繊維が豊富なので、腸にも良いとか。
整腸作用のあるヨーグルトと合わせると、腸内環境アップに役立つそうです。
下のリンク先では、同じく椎名さんがすすめる「チョコ甘酒」のレシピと、チョコレートの健康効果を解説しています。
戸田中央総合病院の椎名一紀さんのレシピきなこ&グラノーラをトッピング

こちらは、タレントの石田純一さんおすすめの、腸活に良いヨーグルトの食べ方。
きな粉とグラノーラとふすま粉をヨーグルトにのせ、はちみつをかけていただきます。
石田さんは、腸活のためにこのヨーグルトを食べていて、これが若さの秘訣なんだそうです。
トッピングは香ばしくて食感が良く、それにハチミツの優しい甘みが加わって、毎日食べても飽きが来ません。
タレントの石田純一さんのレシピ
ダイエットに効くヨーグルトの食べ方
次に、ダイエットに効果的なヨーグルトの食べ方をご紹介します。
おからパウダーヨーグルト

こちらは、ヨーグルトにおからパウダーを混ぜる食べ方。
この方法は、「おからパウダーダイエット」のメニューの1つとしてテレビで話題になりました。
お味の方は、糖分を一切加えないので、初めは食べにくいかもしれませんが、毎日やっているとけっこう慣れます。
無糖のヨーグルトにティースプーン2杯くらいのおからパウダーを混ぜたら完成です。
ダイエット外来医の工藤孝文さんのレシピ
ホットヨーグルト&バナナ

腸の名医、順天堂大学教授の小林弘幸さんによると、ダイエットを成功させるには、まず腸の調子を整えることがとても大切。
ヨーグルトをレンジで40秒ほど温め、切ったバナナを添えると、働きが鈍った腸を元気にすることができるそうです。
これを1日1回なるべく夕食時に摂ると、ダイエットに大変良いようです。
便秘の名医、順天堂大学教授の小林弘幸さんのレシピ
玉ねぎヨーグルト

「玉ねぎヨーグルト」
次にご紹介するのは、玉ねぎをヨーグルトに混ぜる食べ方。
薄切りにした玉ねぎとヨーグルトを混ぜると、ダイエットに効果的な「玉ねぎヨーグルト」ができます。
調理時間は、玉ねぎを置く時間(30分)を除けばわずか1分。
お味の方は、さっぱりとしたオニオンサラダみたいです。
玉ねぎ好きにおすすめの食べ方です。
ちなみに「玉ねぎヨーグルト」には、次のような4つの効果があると言われています。
- 腸の働きを活発にする
- 代謝を上げる
- 脂肪の吸収を抑える
- 食欲を抑える
おからアイスヨーグルト

ダイエット中だけどアイスがどうしても食べたいという時には、このレシピがおすすめです。
作り方はとても簡単。
バニラアイスにヨーグルトとおからパウダーを混ぜたら完成です。
おからパウダーとヨーグルトでバニラアイスをかさ増しすると、カロリーや糖質が抑えられるので、ダイエット中でも比較的安心して食べられます。
お味の方は、甘い物好きだったら満足できると思います。
おからの食感が少し残るので、バニラアイスのなめらかな舌触りは失われますが、ヨーグルトの爽やかな酸味とバニラアイスのコクのある甘みがよく合いますよ。
管理栄養士の岸村康代さんのレシピ
健康に良いヨーグルトの食べ方あと3品
続いて、便秘解消やダイエット以外の健康効果が見込めるヨーグルトの食べ方をご紹介します。
ホットココアヨーグルト

こちらは、ホットココアにヨーグルトとはちみつを混ぜて作ります。
池袋大谷クリニック院長の大谷義夫さんによると、このドリンクは、自律神経を整える効果があるそうです。
春先の寒暖差アレルギーの予防にも良いそうです。
呼吸器内科のスペシャリスト、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫さんのレシピ
ホットトマトヨーグルト

こちらも大谷さんおすすめのドリンク。
このヨーグルトドリンクを飲めば、花粉症とインフルエンザの両方の予防ができるそうです。
ヨーグルトとトマトジュースとはちみつを混ぜ、レンジで軽く温めたら完成です。
トマトのほのかな酸味とはちみつの優しい甘みが加わって、ヨーグルトが美味しくいただけます。
インフルエンザと花粉症のスペシャリスト、池袋大谷クリニック院長の大谷義夫さんのレシピ
トマトスムージー

このスムージーは、免疫力アップや美肌効果が期待できます。
トマトには、こうした効果を高める「リコピン」が豊富に含まれています。
また、ヨーグルトに含まれる脂肪分は、リコピンの吸収率をより高めてくれます。
トマトには少しクセがありますが、ヨーグルトを合わせると飲みやすくなりますし、爽やかな風味やコクが加わって美味しく仕上がります。
ヨーグルトが主役のアレンジレシピ
続いて、ヨーグルトのアレンジレシピをご紹介します。
アレンジといっても、あくまで主役はヨーグルト。
ヨーグルトをたっぷり頂けます。
ヨーグルトラッシー

ヨーグルトを使った飲み物と言えば、まず真っ先にインドのラッシーを思い浮かべる方は多いと思います。
このラッシーは、本場インド風の本格レシピで、作り方も簡単。
ヨーグルトと牛乳と水と砂糖だけで作れます。
とろっとした口当たりと濃厚な味わいが特徴の、とても美味しいラッシーです。
アイラン

「アイラン」
こちらは、トルコの国民的飲み物「アイラン」。
アイランは、先に紹介したインドのラッシーと違って、甘みがまったくありません。
作り方は、ヨーグルトに水と塩を混ぜるだけ。
日本人には馴染みがないヨーグルトの飲み方かもしれませんが、さっぱりしていて美味しいです。
アイランだったら、食事の合間に飲むこともできますよ。
ドライフルーツヨーグルト漬け

ヨーグルトを使ったデザートの超簡単なおすすめレシピです。
好みのドライフルーツをヨーグルトに漬けて、冷蔵庫で一晩冷やしたら完成。
ヨーグルトの余分な水分を吸って、ドライフルーツはぷるぷる食感になり、ヨーグルトは濃厚な味わいに変わります。
バナナヨーグルトスムージー

「甘酒スムージー」
ヨーグルトでスムージを作るのもおすすめです。
材料は、ヨーグルトのほかに、バナナと甘酒だけ。
これらをミキサーにかけたら完成です。
甘酒とバナナの甘みに、ヨーグルトのさわやかな風味が加わって、むちゃくちゃ美味しいスムージーに仕上がります。
このスムージーは、腸内環境の改善にもおすすめです。
ヨーグルトアイス

こちらは、ヨーグルトアイスの超簡単レシピ。

ちなみに、アイスの棒は、100均で入手できます。
ヘルシーなデザートが安く手軽に作れますよ。
子供のおやつにもおすすめです。
バナナヨーグルトアイス

ヨーグルトにバナナを加えてアイスにするのも美味しいものです。
少し溶けた時のバナナのとろっとした食感がとてもいいです。

皮をむいたバナナを保存袋に入れ、手で潰し、ヨーグルトと砂糖を混ぜて凍らせるだけ。
2〜3週間日持ちするので、熟して食べ切れないバナナの活用法としてもおすすめです。
ブルーベリーヨーグルトアイス

冷凍ブルーベリーをヨーグルトに混ぜると、少し高級感のあるアイスができます。
冷凍ブルーベリーは、最近はコンビニでも安く買えます。

ブルーベリージャムで代用してもいいですよ。
ヨーグルトを料理に活かす使い方
最後に、ヨーグルトを料理に使う方法をご紹介します。
隠し味的にヨーグルトを使うと、お料理がさらに美味しくなりますよ。
タンドリーチキンの味付けに使う

インド生まれの鶏料理、タンドリーチキン。
タンドリーチキンの味付けには、ヨーグルトが使われます。
ヨーグルトの爽やかな酸味が、鶏肉の旨味を引き立ててくれます。
また、鶏肉の食感が柔らかくなるというメリットもあります。
タンドリーチキンのお手軽レシピだったら、こちらの一品を参考にしてください。
ホットケーキの生地に混ぜる

ホットケーキの生地にヨーグルトを混ぜるのもおすすめです。
ヨーグルトを使うと、ふわふわなホットケーキがとても簡単に作れます。
ヨーグルトの酸とホットケーキミックスの重曹が反応して、よく膨らみます。
メープルシロップ&バターで食べても美味しいですし、フルーツやチョコソースを添えるのもおすすめです。
ポテトサラダの味付けに使う

ポテトサラダの味付けにヨーグルトを使うと、マヨネーズの量を抑えることができます。
さっぱりとしつつも味わい深いポテサラに仕上がります。
水切りをして料理に使う

「水切りヨーグルト」
ヨーグルトをコーヒーフィルターの上にのせ、30分〜1晩置くと、余分な水分が落ちて、普通のヨーグルトとはまったく違う味が楽しめます。
クリームのようなまったりとした食感になり、フレッシュチーズのようなコク味が際立ちます。
はちみつをかけるだけで、チーズケーキみたいな味になって、とても美味しいですよ。
また、この水切りヨーグルトを作っておけば、ヨーグルト料理の材料として活用できます。
リンク先では、水切りヨーグルトを使った「カプレーゼ」と「冷製スープ」と「ヨーグルトパフェ」と「フローズンヨーグルト」のレシピを紹介しています。
ヨーグルトの液(乳清)を料理に使う

ちなみに、上の方法でヨーグルトを水切りすると、透明の液体(乳清:ホエー)が残りますが、この乳清は、そのまま飲んだり、スープに使ったりすると美味しいです。
また、ドライフルーツを浸して戻すのもおすすめです。
リンク先では、乳清で戻したマンゴーを使った、ヨーグルトパフェのレシピを紹介しています。
パン生地に練り込む

ヨーグルトをパン生地に練り込むと、イーストを使わずベーキングパウダーで膨らませたパンでも、発酵させたような風味が出せます。
リンク先で紹介しているクイックブレッドは、ヨーグルトと味噌の風味をいかして作ります。
料理研究家の柳瀬久美子さんのレシピ
ナンの材料にする

ヨーグルトでパンを手軽に作るなら、ホットケーキミックスを使うのもいいですよ。
このナンは、ホットケーキミックス・薄力粉・ヨーグルト・サラダ油を混ぜて作ります。
ヨーグルトを加えると、ホットケーキミックスの少しクセのある甘みが和らぎ、食べやすくなります。
ゆうこりんこと、タレントの小倉優子さんのレシピ
和え物の味付けに使う

ヨーグルトのほのかな酸味をいかして、和え物を作るのもおすすめです。
この和え物の具材は、ぶつ切りにしたタコにモヤシとキュウリ。
ヨーグルトのマイルドな味わいとキムチの辛さがマッチした、さっぱりとした一品です。
雪印メグミルクのレシピ
ぬか漬けを作る

ヨーグルトを使うと、たったの4時間で美味しいぬか漬けが作れます。
リンク先で紹介しているのは、日本料理の超有名シェフのレシピ。
このレシピは、面倒なぬか床作りは不要です。
ヨーグルトに味噌を混ぜ、きゅうりを漬け込むと、本物のぬか漬けのような、味わい深い漬け物ができますよ。
日本料理の名店「分とく山」の総料理長、野﨑洋光さんのレシピ
ギリシャ料理を作る

「ザジキ」
ヨーグルトがあれば、ギリシャ料理も簡単に作れます。
リンク先で紹介しているのは、ギリシャのレストランだったら間違いなくどこにでもある、ギリシャの超国民食「ザジキ」。
レシピは3パターン。
ギリシャ観光局が考案した基本レシピ、料理愛好家の平野レミさんが考案したスパイシーなレシピ。お笑いコンビ「ボルサリーノ」の関さんが考案した食感の良いレシピです。
「ザジキ」は、そのままサラダ感覚で食べることもできますし、パンや肉料理のディップとして使うこともできます。
インド料理を作る

インド料理も、ヨーグルトがあればあっと言う間に作れます。
こちらは、インドの国民的サラダ「ライタ」です。
作り方はとても簡単。
きゅうりを細かく刻み、ヨーグルトや調味料と混ぜるだけ。
きゅうりが無い場合は、トマトを使っても美味しいですよ。
以上、ヨーグルトの美味しい食べ方でした。
ヨーグルトの食べ方は、実はバリエーションが豊富です。
いつも通りに砂糖をかけて食べるだけじゃもったいない。
ぜひお試しください。