チャパティのレシピ・作り方。本格を手軽に!

チャパティ

レシピ動画

本格を手軽に!チャパティ

チャパティのレシピをご紹介します。

チャパティは、インドの伝統的な平たいパンで、全粒粉と水を使って作ります。
材料と作り方がとてもシンプルなので、その分、水加減や焼き加減などが仕上がりの決め手となります。

チャパティは、フライパンをやや強めの火にかけ、上部の空気までしっかりと温めたうえで、短時間で焼き上げます。
そうすると、香ばしい風味が加わりますし、生地をふんわりとさせつつ、内部にはしっとり感も残り、美味しく仕上がります。

材料

8枚分:調理時間40〜60分
アタ(全粒粉) 150g
小さじ1/3
90〜100ml程度

レシピ・作り方

チャパティの生地をこねる

  1. ① アタ(全粒粉:150g)と塩(小さじ1/3)をボールに入れ、よく混ぜます。
    水(90〜100ml程度)を少しずつ加えながらまとめ、耳たぶくらいの滑らかな生地になるまでこねます。

補足:使用する全粒粉の種類塩を加えると食べやすい


チャパティの生地を30分置く

  1. ② 生地を丸め、乾燥しないように濡れ布巾をボールにかぶせて、30分置きます。

補足:生地を置くと伸ばしやすくなる


チャパティの生地を平たい円形にのばす

  1. ③ 生地は、8等分(1個30g程度)に分けて焼きます。
    一度に焼ける枚数分だけをちぎり、後で焼く分はひとまとめのままボールに戻して、濡れ布巾をかぶせておきます。
  2. ④ 生地を丸め、まな板に全粒粉(適量:分量外)で打ち粉をして、麺棒で2ミリの厚さの円形に伸ばします。
    生地は、ある程度平たくした後に、中心から外側に向かって回しながら伸ばすと、効率良くきれいな円形にすることができます。

チャパティの生地をフライパンで焼く

  1. ⑤ フライパンを強めの中火でしっかりと温めて、生地を並べ、1分焼きます。

チャパティの生地をひっくり返す

  1. ⑥ ひっくり返し、30秒焼きます。(上の写真)
    全体がふっくらと膨らむまで、30秒ごとにひっくり返します。
    合計の焼き時間は、2〜2分半が目安です。
    2分半経っても膨らまない場合は、直火で炙ると膨らみやすくなります。(動画参照)

補足:膨らまない場合の対処法


焼き上がったチャパティ

写真の左側が、膨らみ始めたチャパティです。
そして、その右側が、全体がふっくらと焼き上がったチャパティです。

チャパティはムリに膨らませなくても食べられますが、膨らませると、中に空気が入って、よりふっくらとした食感を楽しめます。
特に、焼きたての熱々を食べた時に、その食感の違いが強く感じられます。
今回のレシピのように、フライパンをしっかりと温めて強めの中火で焼くと、チャパティが膨らみやすくなります。

焼き上がったチャパティは、カレーとの相性が抜群なのはもちろんのこと、肉料理ともよく合います。

レシピの補足説明

使用する全粒粉の種類

本場インドのチャパティは、「アタ」と呼ばれる全粒粉を使って作ります。
インドのアタは日本の全粒粉とくらべて粒子が細かいものが多く、私の経験上、アタを使う方がチャパティを焼いた時に膨らみやすいように感じています。

とは言え、チャパティは、日本の全粒粉でも美味しく作れます。
粉自体の味に大きな違いはありませんし、フライパンを十分に温めてから焼けば、日本の全粒粉でも膨らみやすくなります。

塩を加えると食べやすい

私は通算で4ヶ月ほどインドに滞在したことがありますが、インドで食べたチャパティには塩が使われていないことが多いように感じました。
チャパティはカレーを食べる際の主食となるものなので、小麦粉と水だけでシンプルに作る方が、インドの濃いカレーの味の邪魔にならないように思います。

ただ、普段チャパティを食べ慣れない日本の方には、今回のレシピのように少量の塩を加えるのがおすすめです。
塩を加えると、チャパティ単品でも美味しくいただけます。

生地を置くと伸ばしやすくなる

粉を水でこねた後に30分ほど置くと、生地が馴染んで、のばしやすくなります。

膨らまない場合の対処法

フライパンで焼いても生地が膨らまない場合は、ガスコンロの直火で炙ると膨らみやすくなります。

チャパティをコンロの直火で焼く
金属製のトングなどで生地をつかみ、焦がさないように火に短時間かざすと良いです。

もしくは、ガスコンロ用の焼き網を使うという方法もあります。

ただ、直火で焼く方法は、1枚ずつしか焼けないうえに、少し焼きにくいというデメリットがあります。
また、焼き網で焼く方法は、当然のことながら焼き網がないとできません。
ですから、これらの方法は、あくまでもフライパンで膨らまなかった場合の対処法、もしくはおまけの焼き方と考えていただくと良いと思います。

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