美容や健康に関する本を多数執筆しているエリカ・アンギャルさん。
彼女は、ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントを務めた方として知られています。
今日は、そんなアンギャルさんがすすめる糖質制限の方法をご紹介します。
アンギャルさんは、糖質制限の必要性を訴えていますが、その一方で、糖質をいっさい摂らないことの害も同時に指摘しています。
特に炭水化物。
炭水化物に関しては、身体に良いものをしっかりと選別して、ほどほどに摂取すべきと仰っているんです。
エリカ・アンギャルさんがすすめる、正しい炭水化物の選び方
では、アンギャルさんが摂取をすすめる炭水化物は、どのようなものなのでしょうか?
それは、「グルテンが含まれていない炭水化物」です。
「グルテン」。ちょっと聞き慣れない言葉ですよね。
グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦に含まれるたんぱく質のことです。
小麦粉に水を加えてこねるとネバリが出ますよね。これは、グルテンの性質によるものなんです。パンをつくる際、生地が気泡を抱え込んで膨らむのも、グルテンのおかげです。
パン好きの私にとっては、なかなか複雑ですが、アンギャルさんによると、グルテンには問題があるそうなんです。
さまざまな研究で、グルテンが肥満や肌荒れ、メンタルの不調などのトラブルの原因になることがわかっています。とくに品種改良されたグルテンの多い小麦は、食べるともっと食べたくなるという中毒性があることも指摘されています。
今から数年前、「グルテンは有害」とするこのようなニュースが流れてからというもの、欧米やオーストラリアでは、グルテンフリー食が大ブームになったそうです。
美味しいんだけどな、パン。
まあ、私の個人的な好みはとりあえず置いておいて、小麦や大麦やライ麦を含むパンが好ましくないとすると、では逆に、ほどほどに摂取した方が良い炭水化物、つまり、「グルテンが含まれていない炭水化物」とは、どのようなものなのでしょうか。
それは、米や、キビ・アワなどの雑穀、そば粉100%の蕎麦などだそうです。
ちなみに、米は、食物繊維の豊富な玄米がおすすめとのことですよ。
炭水化物抜きがダメな理由
最後に、なぜアンギャルさんが、炭水化物をまったく摂らないことをダメだとおっしゃるのか、まとめました。
その理由は3つあります。
- キレイにやせられない
炭水化物をまったく摂らない食生活を続けると、たしかに初めは体重がガクンと落ちる。でも、決して美しくやせることはできないそうです。
- 気分に悪い影響が及ぶ
炭水化物からつくられるグルコースは、脳にとってはガソリンのような存在。それが欠乏すると、集中力がなくなったり、イライラしたりするそうです。
- 間食が絶えなくなる
炭水化物が欠乏すると、血糖値がガタンと下がって、またすぐに食べたくなるとのこと。
アンギャルさんの糖質制限法は、パン好きの私にとっては、なかなか厳しいものです。
でも、今日からパン食をちょっと控えてみようかな。これを機に、グルテンフリーのパン作りにチャレンジするのも面白いかもしれませんね。